[我、学生なり] カテゴリの記事

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• give up

  嫌な事があったら寝る。これが私の鉄則。と言うわけで、寝てしまえ～。明日になったらきっと笑えるでしょう。

  May 10, 2003

• 久々な理由など

  久しぶりの日記。「ハンドクリーム様様」なんていう間抜けな題の中途半端な日記で一週間以上もとまっていたなんて全く嫌になってしまうけど、まぁ仕方ない、かな。なんで日記の更新が滞っていたのかと言うと、１、３連休には家にいなかった。２、悩みすぎて書ききれなかった。３、お仕事も何気に忙しくて一日12時間働いたりもしていた。４、しかも仕事場まで片道一時間半以上かかる。５、最近、続けざまに良い出会いがあって、珍しくプライベートでも結構社交的だったりしている。と、上記のような理由によるのであります。毎日書くぞ～！と宣言するのは数度目になるけれど、今度こそ・・・「目標：一日一行以上！」掲示板の返事は遅れがちになることがあるかもしれません。そのときはごめんなさい。それから、掲示板をもう少し見やすいものもつくってみるので、ご利用ください☆更新されないHPを毎日のようにのぞきに来てくださった方、心配してくださっていた方、待っていてくださった方、いらっしゃったら、どうもありがとうございます。と、なんか続きを書きにくい感じになってしまったので、今日の分はこの辺にして、後で適当に前後の日に書き足すことにしようっと。

  May 9, 2003

• ふらふら、ふわふわ

  最近の私は朝晩ふらふらとしていて、日中はふわふわしている。そんなふうに言う人がいた。全くそのとおりだと思った。朝晩は考える事が多く、最高にぼーっとしながら、仕事場に向かい、そして、家に帰ってくる。ふと気づくと、ふら～っと右に左に蛇行しながら歩いている。朝は母親に車で駅まで送ってもらう事が多いが、車から降りるとき、母親がまどから顔を出し、「前見てね。怪我するわよ。」なんていう。我ながら、「心、此処にあらず」と言う感じだからなと思う。日中はそれなりに生き生きしているのではないかと思う。で、そういうときの私は「ふわふわ」している。よく話して、よく笑っている。「ふわふわ」していると言われるときの自分が多分、一番自分らしく、心地いいと思える自分だと思う。まるで大空を漂う雲のように、自由に、のびのびと、軽やかに。自分に余裕がなくなると、ふわふわしていられなくなってくる。余裕を奪うのは忙しさではない。充実感の欠如だと思う。充実していないと、ふわふわとしている自分がでてこない。ということで、充実しつつも、悩み多き日々と言う感じ。悩みといっても、別に何が悲しいとか、何が苦しいとかではなく、ネガティブなことばっかり考えているわけではない。ただいろいろと理屈っぽく分析してしまうのだ。考えすぎだと言われる。そうかもしれない。もっと素直に生きればいいのにと思ったりする。でも、まぁいいや。とりあえず、朝晩は事故にあわない程度に自分の世界に浸りつつ、ああでもない、こうでもないって、散々考えてみようと思う。ぼーっとしていると、人に圧倒されることもないし、1時間半の道のりもあっという間だし・・・

  May 8, 2003

• ハンドクリーム様様

  日記更新速度の最低記録を塗り替えてしまったかもしれない・・・。最近、どうも忙しい。そして、その割に頭の中ではいろいろ考えていてちょっとやそっとPCに向かったくらいでは、ぜったいに書ききれない感じだったので、敢えて向かっていないのかもしれない。自分の心移りやすさ、不安定さ、根気のなさ、自信のなさ、矛盾っぷり、いろいろとネガティブなほうばかりが自分の中でclose upされる今日この頃。日記を書かないと連動して掲示板へのお返事やメールへの返信までスローになってしまう・・・ごめんなさい。さてそれはおいておいて、ちょっと面白い技を発見してしまった。ロート製薬のさらさらハンドクリーム（メンソレータムと同じマークがついているやつ）をヘア・クリームのかわりに使ってみたら超がつく程いい感じなのである。そもそもなんでそんな試みがなされたのかというと、出先で髪がばっさばさだったためである。どうしようもなくて、仕方なく、ハンドクリームをちょっと落ちつくかな？？？とたいして期待しないでつけてみたらべたつかない！！つるっとさらっといい感じでまとまるではあ～りませんか。私はこれからもヘア・ケア剤として愛用してしまおうと思っているが、何か問題は起こるのだろうか？突然髪が変色したりしたら、やだな・・・・。でも、髪の毛をよくかきあげる私としては髪についているものがハンド・クリームなら心置きなく髪にさわれて嬉しい。しかも、朝もヘア・クリームでべたべたになった手を洗い流すことに神経を使わずにすむし！日本全国津々浦々、ハンド・クリームを髪につけている人なんているのかな。知りたい・・・

  May 1, 2003

• スタバ効果

  日本でスターバックス・コーヒーが一気に注目を集めあっという間に各地に広まったのはもう3年以上は前のことだろうか。最近、かなり遅れてスタバがマイ・ブームだ。高校を出たばかりの頃はもったいなくて、一杯のコーヒーに300円も払えない！と思っていた。毎日大量のコーヒーを飲んでいたけれど、味が好きだからというよりも体がカフェインを欲しているからだったと思う。眉間にしわを寄せながら、まずい缶コーヒーをよく飲んだ。アメリカに行ってから、キャンパス内のこーピーショップでよく時間をつぶすようになった。なにせ、ミールプランをただで与えられている身。毎日どこかで飲み物でも買って規則的にミールプランを消費していかないと損だと思った。そんなけち臭い考えから始まったこの習慣だったが、いつの間にか、私の貴重なリラックス方法として定着した。日本に帰ってきて、人ごみに疲れてふと入ったスターバックス。これだ～！と思った。ほっとした。最近は帰り道にちょっとスタバによってアイス・スターバックス・ラテを頼み、ちょっと本を読んで帰るのがお気にいり。一人でお店に入ると嫌でも近くの人たちの会話が耳に入ってきてしまってゆっくり出来ないものだ。そんな問題も、ウォークマンで音楽を聞くという技を身につけたため、見事解消。疲れ果てているとき、さっさと家に帰りたいとも思う。でも、一時間半の道のりをこのまましかめ面をしながら帰ることを想像してみると、自然と足はスタバに向かっている。しかめ面が本当になおるか分からないけれど、まぁ300円を投資してみてもいいか～と思いながらお店に足を踏み入れる。今までのところ、私にとってスタバ効果は300円のコストに見合っている。いつもつらくて仕方なかった帰り道なのに、スタバでちょっと時間を過ごしただけで、かる～く微笑みつつ、意気揚々と歩いている自分がいたりするから驚きだ。

  Apr 24, 2003

• 石原都知事

  先週、圧倒的な支持を得て再当選を果たした石原都知事が今日、選挙後初登庁したそうだ。選挙写真、演説風景、討論番組等々で普段お目にかかれるのは石原都知事の上半身のみだが、今日は都庁を歩き回る映像が流れていたので全身のお姿を拝見することができた。足が長くて、なかなかにスーツがお似合いだった。彼はますます大胆に政策を実行していくことを宣言しているが、なかでも気になるのは2年以内につくるつもりだという都立大学。なんと全寮制にしたいとのこと。若者が大いに議論してお互いを高めあう場をつくりたい、ということだ。いいですねぇ。でも、そんなに上手くいくものかどうか・・・少子化が進むなか、日本はとうとう大学全入時代に突入した。地方の新設校を中心にどんどん淘汰されていっている。そんな中で彼の理想は実現するのだろうか。この大学がどういう風にスタートし、発展していくものかどうか、かなり気になる。これが成功したら、各自治体がしのぎを削って大学運営に乗り出すなんてことが起きたりして？そうなれば、各大学の個性がより強調されるかな。教育分野で主導権を握るというのは自治体の自立の第一歩なのでは？と思うが、まぁそれは机上の空論にすぎず、実際はそんなに上手くはいかないんだろうなー。もうひとつ、元ネバダ州の住民として大いに関心をひかれるのはカジノ構想。宝くじとパチンコが好きな日本人のこと、カジノもきっとうけるだろう。私自身は賭け事の類には全く興味をそそられないけれど、カジノのある風景というのは嫌いではない。パチンコやさんがそこら中にあるよりはちょっと高級な感じのホテル兼カジノがいくつか並んでいるほうがいいなぁ。ショーも開いて、美味しいレストランも入れて、華やかな場所にしてもらいたい。ラスベガスなんかよりずっとずっとちゃっちいリノのカジノだけれど、初めて足を踏み入れたとき、「わ～、ディズニーランドみたいだ』と思った。その非日常性に共通点を見出したのかもしれない。夜が好きな私は眠ることのないカジノがあるということになぜか安心する。しかし、カジノには問題もある。賭け事で身を滅ぼす人もいるだろうし、酒に溺れてしまう人もいるだろう。カジノフロアではお酒をただで配ってまわっているということもあり、ネバダ州のアルコール中毒者はダントツらしい。ただ私はカジノが与える悪い影響というものを実際に目撃していないために、現実感がもてていない。誰か身近にカジノの犠牲になった人がいたら、カジノを忌み嫌っているかもしれない。ネバダ州はカジノのお陰で財政が潤っているという話しで、実際のところはどうなんだろうか。道路はきれいだと思うけれど、まぁ砂漠ばっかりだからカリフォルニアみたいにたくさん道路を作らなくていいしなぁ・・・カジノって言うのはそんなに儲かるものなのだろうか。ラスベガスに言ったとき、ラスベガスのホテル産業はアメリカ全体の景気に左右されることがないという話は聞いた。さて、どうなることやら。この辺は派手で一般の人にも何が起こっているのかとっても分かりやすい政策。そういうものと、外形標準課税の導入など、知識がないとよくわからないような政策を織り交ぜてやっているところが上手いなーと思う。実は私はいわゆる石原節が傲慢すぎる感じがしてあまり好きではなかったけれどリーダーたるもの、そのくらいでないと人を引っ張っていけないのかもしれない。がんばってほしい。日本の中心都市でがんばってほしい。

  Apr 23, 2003

• 英語と自己主張

  「優」という字がある。「優しい」と読む。「優れている」とも読む。優れた人は優しい人なのだ。私には優しさが足りない気がする。最近どうも人に厳しくなってしまう。自分には甘いままなのに・・・。それはおいておいて・・・最近どうも自分がintendするよりも言葉やしゃべり方が、強くなってしまうと感じる。それがどうもしっくりこない。ずいぶん前のことだが、私は英語と日本語とで、話し方が違って、まるで2つの人格がいるように感じる事があると言うようなことを書いた気がする。そうなのだ。英語で話すときには自然と一段高いトーンで多少アグレッシブな感じになる。英語の調子と日本語の調子と、自分では使い分けていると思っていた。が、どうも英語スタイルが日本語にも影響を及ぼしている気がする。言葉やトーンだけではない。会話の振り方とか、自己主張の仕方とか、いろいろな面で総合的に強くなってしまう。自分の中ではどうもすっきりしない。歯切れが良くはきはきした気持ちのよい人間になったというより、傲慢になった感じだ。アメリカでは気の効いたことをいって笑わせるなり、賢い発言をしておっと思わせるなり、面白いキャラクターを演じるなりして、とにかく自己主張していればよかった。自己主張して、attentionを集めて、マスコット的存在として扱われることに快感を覚えた。いつもkeenでいようとした。そしてそれが楽しかった。言葉のハンデもあり、必死に自己主張してしすぎるという事がなかった。それどころか、RAをしているときのスーパーバイザーに「もっともっと自分の意見をはっきりといっていいんだよ」といわれて、そんなものかと思ったことがある。ところが日本では同じようにはいかない。同じ勢いでやっていると、飛び出しすぎてしまって居心地の悪さを感じる。常に自分の立場と言うものをわきまえていないと、社会では叩かれてしまうだろう。もっと長いこと海外にいて、そこでその社会に馴染んでしまったら日本社会って言うのはもっと手ごわくなりそうだ。う～む。帰国して2ヵ月半たち、英語の日常会話能力がどんどん衰えていくのを感じる。言葉がぽんぽんと出てこない。ところが、今になって、私の中のもっと深い部分で受けた影響と言うのがしっかり根をはっているのに気づいた。

  Apr 22, 2003

• 英語の文庫本を見直す。

  今日は雨あがりのしっとりした空気にぴりっとした肌寒さの組み合わせがとっても気持ちよかった。私が一番好きな気候だ。サンフランシスコ辺りではよくこんな気候に遭遇するのだろう。坂も好きだし、シーフードもおいしいし、夜景も綺麗だし、いつかサンフランシスコに住んでみたいなぁ。ところで私は英語の文庫本というものにあまり納得がいっていなかった。文庫本って言うのかな？つまりはリッパなほうではなく普及版のほうである。紙はがさがさしているし、インクの匂いは臭いし、使い捨てみたいな雰囲気が漂っているのに、けっこう値がはる。しかも、開いたままでは安定しないし。いいとこなし！と思っていた。でも、最近、この英語の文庫本が私の中でかなり見直されている。まず、紙。確かに一見すると質が悪いが、拍子抜けするくらい軽くて、しかも一枚一枚がしっかりと厚みをもっているのでページをめくりやすい。満員電車の中でも軽々と片手に持って、片手でページをめくることができる。インクの匂いも、なかなか癖になる。面白い本だと、その本を再び開いたときにインクの匂いとともに興奮がよみがえってくる。あの大きさと厚みが意外に手にフィットすることもわかった。高さがあって、横幅が細いので、かばんにも意外にスマートに収まってくれる。ものは経験ですな。

  Apr 21, 2003

• 中途半端

  今週末は新しいHPを作ろうと思って張り切っていたが、さきほど心変わりした。HPのメンテナンスに情熱を注ぐよりも読みたいと思って山積みにしてある本を片っ端から読んでいきたいことに気づいた。そうなのだ。いろいろと他にも優先すべき事がある。メールの返信が滞っている・・・部屋を整理したほうがいい。小切手もさっさとお金に換えたほうがいい。保険はさっさと解約すべきだ。よく考えるとどうも怠惰になっている。自分よ、今日やれることは今日やることっ！日記の更新も滞っている。私の場合、日記は毎日、半強制的に書くようにしたほうがいいみたい。そうでないと、思うところがあっても文章にする事が面倒になってしまう。ということで、頑張ります。毎日書きます。その変わり、きっととるにたらないことも書きます。

  Apr 20, 2003

• トロン

  プロジェクトXをみた。久々に大興奮している私。「技術立国、日本」の再生の鍵を握っているのはトロン、らしい。ん？トロンとは何ぞや？決して有毒ガスの一種ではアリマセン。コンピューターのベースになるソフト、OSである。OSと言って、真っ先に思い浮かぶのはマイクロソフト社のWindows。圧倒的な力を誇っている。そしてまぁ、マック、リナックス。これらにも根強い支持者がいるのは知っている。が、トロンなんて聞いたこともなかった。でも実はこのトロン、今、大活躍していると言うではないか。トロンは約20年前、日本人研究者、坂村健の手によって生まれた。その頃から日本は、コンピューター開発に、特にソフト開発において、アメリカに大きく遅れをとっていたという。しかし、それがトロンの誕生によって変わろうとしていた。トロンは誰もが無償で手に入れることができ、使いやすいカタチにして使用できるという夢のOSだった。期待を胸に多くの大企業が名のりをあげて、トロン・プロジェクトなるものも発足した。が、プロジェクトの成功はアメリカ政府によって阻まれてしまう。貿易の不均衡を是正すると言う名目でスーパー301条が可決され、トロンはその槍玉にあげられた。全く、いわれのないことだった。トロンは無償のOSであり、アメリカの企業も自由に使用する事ができるのだ。コンピューター分野において、将来にわた圧倒的優位を保つための、アメリカの策略だった。この結果、次々と企業がプロジェクトから撤退し、トロンは行き場を失ってしまう。しかし、十数年後、再び技術者達が坂村の元に集まってきた。中にはトヨタの技術者もいた。数年後、トヨタはトロンをつかった高度なエンジン制御システムの開発に成功した。それが新聞の記事になり、トロンへの注目度・信頼度は一気に高まった。さらに数年後、トロンで動くiモードが誕生し、携帯電話でもインターネットができるようになった。iモードは2年で2千万台も増えた。現在でもトロンの名はあまり一般には知られていないが、既に日本では大いに普及している。トロンで動く携帯電話を新しく購入する人の方がWindowsで動くPCを購入する人よりもずっと多い。さらに、自動車や携帯電話にとどまらず、デジカメ、人工衛星、通信カラオケ、そしてあらゆる家電製品にトロンが使われるようになった。ニュー・トロン・プロジェクトには世界100社以上が参加していると言う。坂村氏は番組の中で言っていた。「コンピューターがさりげなく人を助ける、これが理想だ。」マイクロソフト社のやり方とは全く対照的なやり方である。巨万の富を得たビル・ゲイツがアメリカン・ドリームを象徴するヒーローならば、自己の利益にとらわれず、広く普及させることに情熱を注いだ坂村健は日本人の美徳を象徴するヒーローだと思った。父は「仏教思想的だよな」とつぶやいていた。坂村氏も各企業で製品化に尽力した技術者達もかっこいいなぁと思った。私もそうありたい。ひたすら自分の情熱を傾けられるものを見つけて、没頭して、そしてその結果が社会に還元されればいいなぁ。「コンピューターに飽きることはありませんねぇ。まだまだこれからも開発を続けます。」最後にそう語っていた坂村氏の目はキラキラに輝いていた。いいなぁ。いいなぁ。

  Apr 15, 2003

• 痴漢

  今日、初めて痴漢が捕まる瞬間を目撃してしまった。朝、すこしラッシュからは遅れた時間だったが、まだまだ混んでいた。私はいつものように周りの様子には無関心で、本を読んでいたら、突然背後から「ここに痴漢がいま～す。」と言う男の人の声が聞こえた。ちょうど電車がホームに差し掛かったときだった。すぐさま「どいつが痴漢ですか？」と言う声がどこからかあがる。「こいつが痴漢です。」と最初の声の主。と、そのとき電車のドアが開く。どどどっと降りる人の波にのまれ、私もいったん電車をおりた。すると、後方から羽交い絞めにされた男の人が降りてくる。あ、このひとが痴漢なのかと思った。悲鳴も何もなく、男の人が羽交い絞めにされて降りてくる以外におかしいところは何もない朝の風景。いったんホームに降りた乗客も再び電車に乗り込んで、そのまま直ぐに電車は発車した。就職活動中風の女の人と、羽交い絞めにしていた男の人と、羽交い絞めにされていた人と、もうひとりか二人の男の人がホームに残っていた。痴漢行為を働いたらしい男の人は周りを人に囲まれ、電車のほうをみて立っていた。ちょっと笑っているように見えた。どうしていいのかわからないときの日本人独特の表情だ。彼はこの先どうなるんだろう。痴漢をする人なんて世の中人沢山いる。彼はその山ほどいるほどのひとの言ってみれば不運な一人だ。もちろん彼の行為を正当化することはできないけれど、かわいそうだなぁと思った私。中学・高校と、行きも帰りも混雑した電車に乗って都心の学校に通っていたが、毎日毎日痴漢の被害にあっていた。ほとんどは軽いもので、うまく体を交わせば逃げられるものだったが、被害にあわない日なんてなかった。面倒なことに巻き込まれたくなかったし、余りにも日常茶飯事だから、嫌な想いをしながらも無視し続けた。まわりも何もしてくれなかったけれど、中高6年間で一度だけ、「嫌がっているじゃないか、やめなさい。」と言ってくれた人がいたのを覚えている。あのときは感動したっけなぁ。あ、そういえば、女の人が「こっちにいらっしゃい」と言ってかばってくれたこともあった。高校を卒業し、制服を着なくなった途端にがくんと数が減ったから、あれは制服効果だったのだろう。うむ。話がずれたが、とにかく、痴漢なんて星の数ほどいるわけだ。そのほとんどが何も罰を受けない中で今日、彼は捕まってしまった。まぁ悪いことをするから捕まるわけだけど、ね。でもカワイソウな人。

  Apr 14, 2003

• 多磨霊園

  どうも一日抜けると調子が狂ってその後の日記が書きにくくなってしまう。楽しみにしてくださる方、気にかけてくださる方には申し訳ないなと思いつつ、そう思うと余計に日記が書きにくくなる。でも考えてみたところで、これまでの私は自分の気持ちを素直にこの場に書き記してきたにすぎないし、今もこれからもそれ以上のことはできそうにない。感動をそのままに、不安や心配も率直に、今までどおりに書き綴っていきたい。audienceを意識すると言葉が出てこなくなってしまうので、敢えて意識しないようにしているが、どうもなかなか。ばーっと書き綴ってから、ふと、気恥ずかしくなる。う～ん、このまま続けていいのか・・・・と悩みつつもとりあえずこのまま放ったらかしにしておくわけにも行かないので、今日の日記を書くことにした。今日はご先祖様のお墓参りに行った。お墓は多磨霊園にある。多磨霊園は日本に初めてできた庭園風の墓地だと言う。今日は盛りを過ぎた桜の花びらがちらちらと舞う美しい春の日だった。新緑が鮮やかで、青空は美しく、高く高く上に伸びる松を見上げて、爽やかな気分になった。この松はいつからここにたっているんだろう？いつから歴史を見つめているんだろう？とそんなことを思った。多磨霊園は大正12年にできたらしいが、あの松はもっとずっと古くからありそうな感じだった。最近、歴史には待っている私はそんなことを考えるだけで、胸が熱くなってしまう。それにしても、多磨霊園の広いこと、広いこと。しかも異常に凝った、わかりにくいつくりになっている。放射線状に路が伸びているのがいけない。○区○種○側という風に、住所のようなものがあるにはあるが、それでもひじょーに難しい。霊園内で路に迷っている人を何度見かけた事か。この広大な霊園に一体どれだけの人のお骨が眠っているんだろうとの疑問を持ったので、調べてみたところ、なんと約35万体だそうだ。著名人のお墓も数多くある。めちゃくちゃ地図を読むのが得意な人は著名人のお墓めぐりなんていかがですか？？こんなサイトを見つけました☆http://wwwamy.hi-ho.ne.jp/k-komatsu/

  Apr 13, 2003

• 変わりたい

  過去を振り返ってみるとたしかに私は現状に不満を感じるという事が多い気がする。でも、これは別にネガティブなことではないと思うのだ。現状に不満を覚えたら、不満を解消するためにはどうしたらいいのだろうと考える。そして解決策がみえてきたら、その実現に向けて準備を始めることができる。新たな一歩の土台を作るのは変えたい！　変わりたい！って思うとき。今まで築いてきたものを無駄に壊すようなことはしないし、基本的にはやりかけのことは終わりまでやり通そうとする。今の自分が今までの経験をもって、さて、どう変われるかということを考え、変わっていく努力をする。ほら、これを繰り返せばきっと向上するはず！！私ってなんてポジティブなのかしら☆

  Apr 9, 2003

• 実は腐る寸前・・・

  昨日の日記を読んでくれた友達が「日本に慣れていっているみたいだね」という感想とともにメールを送ってくれた。本音を言うと、全く慣れてなんていない。でもそういうことを感じる役割の神経を普段はshut offしている。今日はちょっと部分的にonにして日記に綴ってみようと思う。全部をonにしたら、しばらくベットの中から出られなくなりそうなので、それはやめておこう。日本が嫌いなわけじゃない。日本には素晴らしいところがいっぱいあると思う。今の生活は本当に便利だとも思う。周りの人たちには大切してもらっているとも思う。日本人に生まれてよかった。日本人であることに誇りを感じる。でも、だめ・・・「私の場所はここじゃない。」と強く感じる自分がいる。いろいろなところで拒絶反応が起こる。それをあの手この手で封じ込めようとしている。とにかく私は長いこと今の場所にいるべきではないだろう。でも、とりあえずいろいろと考え合わせて今は我慢の子でいる。少し前に「あなたはいつも『私の場所はここじゃない。』って言っているんじゃない？」と指摘された事がある。痛いところを突かれた。その通りだと思った。。それ以来、ちょっと不満とか弱音を吐くのはお休みしようと思うようになった。特に楽な生活を送っているはずの今。楽なんだからと思うと、自分の欠陥ばかりが目に付く。自分の中で、できていないことばかりが増えていく。私にとっては明らかに「楽な生活」＝「幸せな生活」ではない。自分の可能性を押し広げるように、ちょっと背伸びしながらちょっとムリして頑張っているときが私が自分自身を好きでいられるとき。一山乗り越えるたびに、心地よい満足感に包まれる。それこそが私にとって幸せ。とにかく、今は現状に不満な気持ちが渦巻いている。それをあまり吐き出していないし、というか何にそんなに不満を感じるのかもよく分からないし、現状を改善する方法もわからない。ただ、体中に毒素が溜っているような感じを覚える。チャレンジングな環境でひーひー言いながら弱音も泣き言もたっぷり言いながら、周りをひやひやさせつつ、助けてもらいながらそれでもなんとか乗り越えて行く。早くそんな場所に行かないと、このままでは私、腐りそう・・・。

  Apr 8, 2003

• マイ東京通勤術

  郊外に住み、東京の中心部に電車で通うという生活は中学生の頃からである。（留学していた2年半は別だが・・・。）今になって、私はようやく通勤（通学）が憂鬱にならない方法を確立しつつある。まず、人込みにもまれて歩くときは好きな音楽を聴きながら、10メートルくらい先の足元に視線を泳がせながら歩く。ふと気づくとこわ～い顔をしているので、そういう時はわらっていると気づかれない程度のかすかな微笑みを作ることに意識を集中する。電車の中では好きな本を読むか考えことをする。本は必ず何冊か持ち歩き、気分にあった本を読むようにする。疲れて気味のときはかる～く読み流せる本、ちょっとでも賢くなりたいという向上心に燃えているときは経済関係を中心とした本、英語が懐かしいときは英語の本。私のかばんの中には必ず少なくとも2冊の本が入っているので、いつも重くなってしまう。あともうひとつポイントはちょっと待ってでも、遠回りでも、座れるルートがあるのならそれを選ぶ。まだあった。乗換えが多くて、こまめに乗ったり降りたりするルートのほうが意外に疲れが少ない。長時間同じ電車の中でたっているほうがしんどかったりする。まとめると、とにかく人間観察なんてしていないで、自分の世界に没頭しようと努めるのが私流。本を読むか考えことをする瞬間以外は意識をぼやけさせ、目の焦点もあわせない。乗り換え等はロボットになったように行う。ただし、表情にはマイルドさを保つ。以上、いまだに人込みが苦手な私がお送りした「人込みから自分を守る方法」でした。

  Apr 7, 2003

• アイデンティティー

  最近、自分が自分じゃないような違和感を感じる事がある。話していて、なんかしっくりこないっていう感覚・・・そのとき、そのときで、私はころころと変わる。いろいろな顔を持っていると思う。みんな大なり小なりそういうところはあるのだろうと思うけれど、私は結構そういうところが激しいかも。これをよく言うと、奥が深い。悪く言うと、裏表がある。どちらでもない感じで言うと、フシギな人、つかみ所がない。そんなところだろうか。いつか友達の一人に「いくちんはいろいろな世界を持っていて、それぞれをきっちリ分けている気がする。」って、そう言われた事があったな。その通りかな。私はそれぞれの世界で、異なった自分を演じてしまう。自分の演じたい役ばかりじゃなく、自分でやっていて嫌になるようなのもある。もちろんどの演技にも台本や筋書きなんてないのだけど・・・自分自身に違和感を感じるときっていうのは自分に合ってない人や世界に接しているときなのかな。いや、それよりも自分が中途半端なことに原因がありそうな気が・・・私はまだまだアイデンティティーを確立できていないのかな。

  Apr 6, 2003

• 解き放つ

  あーーーーーーーーーーーーーーーーっ！！！うわぁーーーーーーーーーーーーーーっ！！！誰もいない広い広い原っぱに行って思いっきり叫びたいなぁ。自分を思いっきり解放してみたい。この中ぶらりんの今の時期にしかできないことがあるはずだと思うんだけど・・・。何をしようか。なんか思い切ったことをしたい。何もかもから自由に解き放たれてみたいなぁ。何がしたい？何ができる？？

  Apr 5, 2003

• 出会い＋持ちつ持たれつの関係

  前向きで明るくて行動的で優しくて根は真面目。基本的に私はそんな人が好きだなぁ。そんな人に出会えると、あー、生きていて良かった！って思う。大げさかしら？そんなことない。人っていうのはよく言われるようにやっぱり支えあって生きる生き物。「人」という字も左右のバランスの上になりたっているけれど、私は実際の人間関係にもそれと同じようなイメージをもっている。自分と相手と同じくらいの強さで持たれあうのがいい関係。持ちつ持たれつの関係は自分自身のことも相手のことも両方とも信頼できないと成り立たない。これからもいい出会いが沢山あって、持ちつ持たれつの関係をそこら中に築いていきたいなぁ。

  Apr 4, 2003

• 困ったときは・・・

  未だ肌荒れが治らない。業を煮やした私はメンソレータムをぬってみた。我が家では昔から、「困ったときにはメンソレータム。」と決まっている。しかし、ちょっとはやまった・・・・・顔のかなり広い面積にメンソレータムをぬってしまったため、めちゃくちゃスースーする。その威力たるや、フリスクの粒を5個いっぺんに口に入れ、それをさらに5回くらい繰り返したくらいはある。いや、もっとかも。これでは、眠りにつけないではないか！！うがー。どうしよう。すでに朝方なんですけど・・・。図らずも徹夜か？！こんなに強力そうなものを敏感になっているほっぺにぬってしまって、本当に大丈夫だろうか。しかも我が家のメンソレはかなり大きな容器に入っていて、少なくとも15年位前から存在している。塗りながら不安になったが、既にときは遅し。さて、わが命運いかに？-----------その後---------------------わがメンソレ信仰は健在です☆3時間半位で朝がやってきてしまったので、メンソレがほっぺに塗られていた時間もそれ位だったけれど、なかなか効いている感じ！べとべとするので、日中はつけられないけれど・・・でもやっぱりあんな刺激物を繊細になっているところに塗るなんて、かなり勇気がいる行動だわっ。

  Apr 3, 2003

• 生演奏を逃す

  普段、自分からすすんでクラッシック音楽を聴く機会はほとんどない私。でも、妹のバイオリンだけは別！単に妹が可愛いからか、同じ血が流れているために合い通じるものがあるからか、美しい音色が心に染みわたるような気がする。惚れ惚れする。今日、本当は生の演奏を聴くはずだったのにチャンスを逃した。仕事を早めに切り上げてむかった発表会の会場、着いたときには既に拍手が鳴り止んだ後だった・・・。ブル～だぁ～。後で家に帰ってテープを聴いた。素晴らしくよかった。同時に悔しさが募る。タイミングの悪さは私らしすぎ。

  Apr 2, 2003

• Yes， I can!

  新しいスーツに身を包む新入社員風の若者を沢山見かけた。同級生達が社会人デビューを飾る中、バイト生活を送る自分。少し身を縮める。この生活がずっと続いたらどうしようと少し不安になる。自分が選ぼうとしている道が本当に正しいのだろうかと自問自答する。自分には本当に目標にむかって努力する力があるのだろうかと疑問を持つ。そんなとき、"Yes， I can!"と元気につぶやいてみる。この言葉はハリウッド女優のハル・ベリーの最も好きな言葉だと言う。昨日、偶然見ることになったNHKの新番組「英語で喋らナイト」の中で藤原紀香がハル・ベリーにインタビューすると言うコーナーがあり、その中で彼女が言っていたのだ。インタビューに現れた彼女は体中からオーラが出ている感じだった。綺麗！かっこいい！！彼女は昨年、第７４回アカデミー賞で黒人女性として初の主演女優賞を獲得している。黒人男性のデンゼル・ワシントンも主演男優賞に輝いており、主演賞W受賞が話題になった年だった。ハル・ベリーは“Yes， I can."という言葉について、こんなことを言っていた。「周りは無理だと言ったけれど、私はアカデミー賞をとったわ。７４年間、誰もできなかったことを私ができたのよ。どこにもできないことなんてないのよ。」"Yes， I can!"私にはできる。きっとできるはず。

  Apr 1, 2003

• 桜

  朝、電車に乗ってぼーっと窓の外を眺めていた。すると・・・あーーーーーーー桜が咲いている！！！！週末に一気に開花したのだろうか。すでに華やかに花が開いているではないか。桜をみて、春だなぁと感じる。そんな自分は日本人だなぁ。お昼は花園神社に出かけて、お弁当を広げた。ビルの谷間に広がる空間。東京って意外に緑が多い。帰り道、地元の駅の改札の手前で思わず立ち止まった。「東北の桜の名所を訪ねましょう」というＪＲ東日本のポスターの見事な桜の大木の写真達に目を奪われたのだった。駅を後にして自宅への道を急いでいるとき、ふと脇をみると、駐車場をはさんでひとつ向うの通りに面した公園のちょうちんの明かりが目に入った。そちらの方向をしっかり見て、思わず息を呑んだ。路地の奥にある、普段はちょっと薄暗い公園に、無数のちょうちんが吊り下げられ、桜の花が美しく浮かび上がっているではないか。幻想的な眺めだった。町内会の企画だろうか。なかなか粋なことをするなぁと関心した。アメリカに行って、イベントが多い国だなぁという印象をもった。ハローウィン、サンクス・ギビング、クリスマス、イースター、独立記念日と、イベントの度に、街の様子が様変わりする。でも、日本に帰ってきて気づいた。日本はアメリカ以上に一年が変化に富んでいる。人々が季節の移り変わりを感じながら生きている。地味なものも多いが、行事もたくさんある。ハウス栽培が普及したとはいえ、やっぱり旬のものが美味しい!人々がきる洋服も季節によって敏感に変化していく。去年、あんなに見たかったのに見られなかった桜。あれからもう一年。まだ一年。今年は指折り数えて4月になるのを数えることもなく、気づいたら桜が咲いていて、春がきたと実感した。四季を感じながら生きていくのって、いいなぁ。

  Mar 31, 2003

• 肌荒れ

  ここ２．３日、顔の肌が荒れ気味。ニキビのような湿疹のような・・・。なんなの、これは？！今まで、どんなに寝不足でも、どんなにチョコレートを食べても顔に何かできたり、極端に肌の調子が悪くなったりすることはなかった。それにどんなに助けられてきたことか・・・季節の変わり目や環境が変わったとき、体とか首筋とかによく湿疹ができる。それは慣れっこ。でも、顔だけっていうのは初めてで、非常に気になる。お風呂上りはつるんつるんの母親の顔。肌をきれいに保つ秘訣を聞いたら、「ビールよ！」と言っていた。確かによく飲んでいる。毎晩よく飲む。え～ん、でも私には真似できません・・・そろそろお肌の曲がり角なのかしらねぇ。そういえば最近お肌のつやもない。今までは完全に遺伝子の力に頼ってきたけれど、これからはもう少し気をつけよう。食生活もきちんとして、睡眠もしっかりとらないと。甘いものと油ものも多分良くない。反省します。肌荒れさん、治ってください。

  Mar 30, 2003

• 恋する気持ち

  モノでも人でも考え方でも、好きだなーと思うものに出会ったとき、そして、その気持ちをかみしめるとき、私は幸せを感じる。ただし、モノや考え方に対して、人との出会いは時に何倍も嬉しく、時に厄介である。相手にも気持ちがあるから。お互いに波長がぴったり合って、好きだなーという気持ちが双方向のときはとても満たされた気分になる。でも、お互いの気持ちがつりあっていないときっていうのは憂鬱・・・。まぁそれはともかく、これを書きながら、いつか親友が言っていたことを思い出した。「私はこれからも人とかモノとかに沢山の恋をしながら生きていきたい」って。（言った本人は覚えているかしら？？）もう3年位前かなぁ。手紙に書かれていたこの言葉を、ふと思い出した。その時にもなるほど、いいなって思っただけだったけれど、今の私は、私も同じだ！そんな生き方がしたい！！って思う。私も、好きなものを沢山探して、その気持ちを大切にしながら、生きていきたいなぁ。--------------------------------------------------と、ここまで書いたところで、過去にもらった手紙を読み返していたら、彼女の発言集にこんなバージョンもあった。「自分が大切にも思う部分を大切にしていける人生を送りたい。」これは22歳の誕生日にもらったカードに書かれていたもの。彼女は今春、就職。彼女なら、きっとどんな時にも恋する気持ちを忘れずに、前向きにその気持ちを語ってくれるだろう。彼女の目はいつもキラキラと輝いている。それは彼女が沢山の恋をしてきているから。つらいときも、苦しいときも、落ち込んでいるときも常に彼女のベクトルは前をむいているように思う。それはきっと彼女が大切なものを沢山持っているから。

  Mar 29, 2003

• 亜米利加物語

  永井荷風の亜米利加物語を読み始めた。思いもかけず、面白い！この作品は彼が明治三十六年に亜米利加に渡って、見聞きしたことを書き綴ったものである。まだ読み始めたばかりだが、いきなりはまっている。何が面白いって、ずいぶんと昔の人なのに、共感できてしまうところ。あぁ時代が変わっても同じだ！って思えるところが面白い。考え方とか、行動とか、今も昔も共通するところがある。それとは反対に、歴史を感じるところも面白い。うわっ、この人は、教科書に出てきたあの時代を生きているんだなぁって思うと、どきどきする。彼が現在進行形で書いている事が、私にとっては祖母も生まれていない大昔のことって言うのがフシギな感覚。時差ってフシギなもんだなーって思うような感覚で、フシギ。あと、漢字の使い方とか表現の仕方が面白い。アメリカが亜米利加と書かれているのを初めとして、シカゴは市俄古、セントルイスが聖路易、ニューヨークは紐育と表記されている。全ての漢字に振り仮名が振られているのだが、食卓をテーブルと読ませ、お交際はおつきあい、襟飾がネキタイ、長椅子はソフワーである。難しくて格調高い言葉が使われているかと思いきや、「ゾッとした」なんていう表現も出てくる。日本語の魅力に溢れている。そしてストーリーも面白く、興味深い。移民の悲惨な状況を知ったり、妻を置いて、単身アメリカに渡った勇気のある人に感心したり。とにかく、なかなか興味深い本だ。

  Mar 28, 2003

• いらいら

  なんだか色々思い通りに行かない。いらいらする。リズムがつかめない。満足していない。我慢の練習だと思って我慢しているつもりだったけれど、あまり意味がない気がする。我慢するポイントが間違っている気がする。

  Mar 27, 2003

• 長期化？泥沼？

  どうも戦争が長引きそうな気配が漂ってきている。戦争が一度始まってしまった以上、この戦争のマイナスを最小限に食いとめるために早く終わることを望むしかない。さっさと戦争が終わらないことには両陣営の死傷者は増える一方、戦費はかさむ一方である。戦争が長引けば米経済のもならず、世界経済にも深刻な影響を与えるだろうと言われている。さらに、戦争を避けて多くの支援者が非難してしまったために、これまで行われてきたイラク貧困層への救援がかなり滞っているらしい。戦争が長引いたら大変である。わかっている。しかし、私の心の中には反対の感情もある。このまま圧倒的な力を持って、米英がイラクを倒し、イラクでの復興活動が始まれば、今回の戦争はかなり正当化されるだろう。さっき、『勝てば官軍』というタイトルでかいた文章をなぜか3月15日のところにupdateしたが、そうなのだ。歴史は勝利者に優しい。反対に戦争が長引けば、世界の米英への非難はますます強くなり、米英国内でも戦争を非難する声が強まるだろう。どこかでそちらの方がいいのじゃないかと思う私。それにしても、「フセインを倒す」だけではなく、イラクを理想的民主国家に仕立て上げることを目標に掲げてしまったこの戦争。大変である。ＴＶ等を通して見る限り、かなりの数のイラク国民が熱心にフセイン大統領を支持しているような印象を受ける。この中のどれくらいが、弾圧に怯えるあまりに、仕方なく今の政権を擁護する発言をしているのだろう。心の奥底では不満を抱えている人がどれだけいるのだろうか。例えそれがマインドコントロールによるものであっても、国民の多くが狂信的にフセイン大統領を支持しているとしたら、米英にとってはかなり厄介なことである。民間人に銃を向ければ非難される。しかし、その民間人がいつ銃をむけてくるか分からない状況が生まれる。誰かがＴＶで言っていた。「女性や子供や老人が決死の覚悟で攻撃を仕掛けてきたとする。米英の兵士達は彼らの額を銃で撃ち抜こうとするだろう。戦闘が終わり、後に残るのは民間の女・子供・老人の死体の山だ。それをみた世界は非難の声をあげるだろう。」フセイン大統領には多少の抵抗を覚えるイラク人も、突然自分の国に進入してきて、破壊行為を繰り返す米英にはより強い反発を覚えるかもしれない。なんだかこの日記はかなりまとまりがなくなってきてしまったが、とにかく、長期化すると、色々と悲惨なことになり、米英にとってもイラクにとっても、まさに「泥沼」という状況になるだろう。しかし、米英があっさりと勝ち、彼らの立場が完全に正当化されることに私は抵抗を感じる。しかし、私がどう思おうと、そんなことに関係なく、米英が短期間で勝利してイラクの復興をすすめるというシナリオにはそれ自体にかなりムリがあるような気がする。あー、やっぱりそれは憂鬱・・・。

  Mar 26, 2003

• ウォークマン

  今新宿西口には大きな電気屋さんが３っつもある。サクラヤ、ヨドバシカメラ、そしてビックカメラ。その場所に行く度に私はなんだか興奮してしまう。日本ってすごい、現代文明ってすごいなー、って。何気に、かなりハイテク好きな私なのであります。電気屋さんでなら何時間も時間がつぶせてしまう。昨日は、ＣＤウォークマンを求め、夜の新宿西口付近をさまよった。今、日本ではＭＤウォークマンが主流で、ＣＤウォークマンは少し陰が薄い。しかし、事情があって、そんな時代の流れを逆流するようにＣＤウォークマンを買うことにした。というわけでＣＤウォークマン売り場へ向かった私。ＭＤウォークマン売り場ほどではないけれど、様々なブランドの様々なモデルが並んでいる。えんえんと悩む私…。実は、数日前に下見をしている。それでも、再び悩む。新しい型の製品が欲しい。デザインも魅力的だ。でも、たいして機能も違わないのに、新しい型であるというだけで、こんなに値段が違う…。どうしよう。悩んだ末に、結局一番高い最新作に手が伸びてしまうのが、いつもの私。ところが、昨日は違った。おおっと、こんなところに、安い上に機能も充実、デザインも優れているものが！ちょっと大きく見えるけれど、なんだ、表示を見たら、他のと比べて特別重いわけでもないじゃん！うわっ、何で今まで気付かなかったんだろう？何で悩んでたんだ？これにしよーっと。こうして、デザインが好きで、機能にも納得がいくものを、ＳＯＮＹの最新モデルの半額以下という安価で手に入れた私は、かなりご機嫌です☆うふっ。単純！！おまけウォークマンって今じゃ普通名詞化しているけれど、確かＳＯＮＹがネーミングしたのよね。ポータブルＣＤとか、ポータブルＭＤっていうのが一応正式名称なはず。と、そう思っていろいろな会社のHPを覗いてみたら、やっぱりウォークマンと呼んでいるのはSONYだけだった。それなのにこんなにもこの名称が浸透しているなんて、恐るべき、SONYの力！！

  Mar 25, 2003

• 現代メディアが伝える戦争

  戦争の技術とともに、メディアの技術も進化した。そんなことが言われている。生々しい戦闘の様子、民間への被害状況、民間人のインタビュー、リーダー達の会見、兵士たちのコメントetc...言葉だけでは分からない人々の表情をみることができたり、現在進行形で起こっていることを知ることが出来たり、映像の力は絶大だ。さまざまな規制がある。自由自在に好きな部分だけを流すことが出来てしまう。私達は報道の内容が偏ったものになっている可能性を常に頭にいれておく必要があるだろう。今、イラク側もアメリカ側も情報を有利にコントロールしようと必死だ。日本ではカタールの放送局が流したアメリカ人兵士の捕虜の映像が何度も繰り返しニュースで取り上げられている。彼らのおびえた表情が印象的だった。この映像、アメリカでは放送が自粛されるという。ショッキングな映像をすでに何度も目にしている。やはり戦争は最悪の手段だと思う。映像をみているうちに、米英の兵士も又、気の毒だということを思うようになった。指揮官たちは勇ましいコメントを繰り返しているが、下官の兵士たちのインタビューの中には素直な感情を読み取ることが出来るものが多くある。ナーバスな表情をしている人が多い。心の奥底では戦争なんてしたくないと思っている兵士もいるかもしれない。UNRで一緒にRAをしていたライアン。彼は大学で勉強をしながら、陸軍の訓練も積んでいた。そして去年の春に卒業。卒業直前に結婚式を挙げ、その後、すぐに陸軍の任務についた。日記にも書いたことがあるはずだが、（どこに書いたか見つけられない・・・）彼は「戦争なんて行きたくないんだ」と言っていた。「これからはそんな時代じゃない。自分は平和的貢献をするために軍隊に入った。」と。たった一年前のことである。今は一体どこで何を考えているのだろう。

  Mar 24, 2003

• 我侭

  最近、自分の我侭さに嫌気がさしてきた。我侭である自分を変えたいと思う。けれど、つきつめて考えると、我侭って一体なんだろう。shouldよりも wantを優先させることが我侭？？つまり、理性で欲求を抑えることの出来る人は我侭ではないと言うことか？いや、理性で欲求を抑えると言うことは人間に与えられた最高の我侭のように思える。う～ん、自意識過剰が我侭かもしれない。無私の精神を持っている人は我侭とは呼ばないはず。そうだ、私は自己中心的な自分の考え方を改めたいんだ。う～ん・・・でもなぁ・・・・こだわりをもつと言うことと我侭であると言うことはどうちがうのだろう？自分のやりたいことを通すことと、相手を思いやるということが対立してしまうときはどちらを優先すべきなのだろう？やりたいと思うことと、自分がするべきだと思うことと、どうやって優先順位をつけていけばいいのだろう。自分を磨くことに貪欲になることは我侭とは言わないのか？う～ん・・・・今のままじゃだめだ！っていうのは分かるんだけど・・・

  Mar 23, 2003

• 開戦

  戦争が始まった。お昼頃、開戦のニュースを友達づてに聞いた。爆撃におびえるイラクの人々の姿が頭に浮かんだ。もし、日本がイラクの立場だったら、と考えた。鳥肌が立った。泣きそうになった。仕事場にいるアメリカ人の女性が言った。“I’m sorry… ｓorry…..”長い沈黙。そして彼女は “I’m　sorry for my countrymen.”と言葉を続けた。思い通りにならない悔しさ。それを彼女の言葉の裏に感じた。私の気持ちは、彼女の気持ちはそして私や彼女のまわりの人の気持ちは直接、政府の行動には反映されない。民主主義は本来、大衆の意見が政府に反映されるものであってしかるべきだが、実際にはそれは難しい。例えば、アメリカでは組織票をうまくバックにつけると大統領になれる。そして、大多数の国民は｢大統領の言うことなら支持する。｣という姿勢を持つ。多くのアメリカ人にとって大統領はそれほど影響力の強い存在である。フセイン大統領を支持するイラク国民と、ブッシュ大統領を支持するアメリカ国民の姿が重なって見える。日本でも、ひとつひとつの政策にたいして、国民の意見を反映させることは難しい。今回のことが良い例だ。同盟国を大切にするのはよいが、誰よりも熱心に平和的解決法を探ろうとする姿勢を見せて欲しいと私は思っていた。日米安保の重要性を認識しつつも、第二次世界大戦の苦い経験から、似たような考え方を持っていた人は少なくないのではないか。独自の平和憲法をもつ国としてできることがあったのではないかと思う。しかし、そう思ったところで、どうしようもない。今、国のトップにいる人々の力で歴史が動いていく。多くのイラク国民が無力なのと同じように我々もまた無力だ。リーダーの責任は大きい。賢明で有能な人にリーダーであってもらいたい。もし、ブッシュ大統領が国のトップで無かったとしたら…フセインさえ亡命すれば…誰もが考えることだろう。でも、｢歴史にIFは存在しない。｣高校のとき、よく歴史の先生がおっしゃっていた言葉だ。もう戦争は始まってしまった。ＴＶでみたイラクの子供の笑顔がこころに痛い。

  Mar 20, 2003

• ミニ葛藤

  私の場合、まだ圧倒的に日本語能力が英語のそれに勝っている。英語の読解能力を上げたいと思う。意識して英語に触れるようにしている。が、同時に、出来る限り効率的に知識を吸収したいと思う。それなら日本語だ。英語の本を読むか、日本語の本を読むか。悩むところである。結局いつも英語と日本語と必ず2冊の本を持ち歩いている。バイリンガル教育って大変そうだな～。

  Mar 18, 2003

• 勝てば官軍

  一度消えてしまってから、何度も再び書きかけては挫折している。どうもこのＨＰ、私にとっては溜まっているものを吐き出すため場所、という意味合いが強いようで、一度吐き出してしまうと、すっきりしてしまって、なかなか再び出てこない事がある。。でも、既に書くと宣言してしまった。欲張りなため、有言不実行に陥りがちな私。これは有言実行の人への第１歩だ！というわけで、気合を入れなおして、頑張ってみます。---------------------------------------------------------------この間｢壬生義士伝｣を読んだばかりのところで再び新撰組の話を読んだ。司馬遼太郎の｢燃えよ剣｣である。幕末は歴史小説の題材にあふれている。多くの人が文字通り、必死に生きていた時代だからだろう。私はこれまで倒幕派の視点にたった話を多く読んできた。だから、幕府の存続を願った新撰組の人々の側の話はとても新鮮だった。彼らもまた信念をもち、生死をかかえて必死に闘っていたのだということを今更ながらに思い知った。倒幕派の軍隊が官軍と呼ばれるようになったのは大政奉還後、時勢が倒幕派にとって絶対的に有利と考えられる状況になってからである。｢勝てば官軍｣という言葉がある。この言葉の裏には勝者が正義になるという意味がこめられている。より力をもつものが正しいとされる。これは真理をついていると思う。分り易い例をあげれば、戦国時代の戦を思い浮かべるといい。自分の味方した側が勝てば功労者。--------------------------------------あれ？オリジナルの４分の1位しか書いていないのに、終わってしまいました。おかしいなぁ・・・・

  Mar 15, 2003

• ・・・

  また・・・消えた・・・・。が～ん、が～ん、が～ん。今日は突然I.E.が閉じてしまった。一瞬のことに、思わず口と目を見開いたまま５秒は止まったままだった私。どうしていつもこうアップする直前に、しかも熱を入れて書いたとき、しかも、バックアップをとっていないときに限って、消えるんですかね・・・。いつもは消えてしまうと二度と同じようなことを書く気にはなれない。でも、今回こそは、明日また書くぞーっっ！！！！！テーマは「勝てば官軍」。あーもーいやっ！！

  Mar 14, 2003

• 大量破壊兵器

  最近、News 23をよく見る私。http://www.tbs.co.jp/news23/index-j.html この前はＴＶを散々非難したけれど、それは映像と言うものがとてもパワフルだからだと思う。パワフルなものと言うのは正しい使い方をすればとても有益だし、使い方を間違えると大変だ。今日は筑紫キャスターが数日前に敢行したバクダット取材をまとめた特集をみた。特集の映像の中で、イラクの人たちは子供からお年寄りまで皆揃って、「フセイン大統領万歳！」と言っていた。特殊な教育や宣伝が行き届いているからこうなるのだろうが、“言わされている”という感じではなく、心からそう信じている、と言う印象を受けた。そして、なんというか、悲壮感とか、切迫した感じがあまり感じられなかった。北朝鮮とは、政治指導者が崇拝されているという点では似通っているのだが、どうも人々の雰囲気が違う。戦争前だというのに、イラクの人々には明るさがある気がした。イラクの人々は言っていた。「自分達は負けない。サダム・フセインには神がついている。不信心なアメリカに負けるわけがない。」うーむ、宗教って、力のあるものだなぁ。けれど、彼らはこうも言っていた。「戦争より平和であるに越したことはないけれど・・・」と。平和を望む気持ちには宗教の違いも、人種の違いも、文化の違いもない。アメリカは今日、フロリダ州で新たに開発された爆弾の実験をしたという。原子爆弾につぐ破壊力を持つと言うこの爆弾、映像には爆発の際のすざましい音と衝撃、そしてもくもくとあがるきのこ雲がおさめられていた。フロリダ州知事、すなわちブッシュ大統領の弟は言った。「あの音（爆発の音）は自由の音だ。」えー？！何をかもを一瞬で飛ばしてしまうんですよ？！あれは破壊の大きさをものがたる音。この爆弾は間違いなく大量破壊兵器だ。アメリカは新しいものをどんどん開発するけれどイラクはだめ！って、そんな理論が罷り通っている。あぁこの世の中はいろいろとおかしい。

  Mar 12, 2003

• 外交努力

  各国が、外交努力に必死である。通信技術が発達し、輸送能力が上がり、外交活動は日々めまぐるしく進展する。ＴＶがあるから、いろいろとよぉく伝わってくる。ＴＶをみていると、あまりにも分かりやすい反応の数々にあきれることしばしば。国同士のお付き合いはもう少し優雅で理性的であって欲しい。比喩をつかって言うとすれば、単純で理不尽な理由で喧嘩するのは子供だけであってほしい。一流の服に身を包んだいい年の大人が自分の損得だけを考え、なりふりかまわずに、ああだこうだと言うのは見苦しい。アメリカは、安保理の理事国の中でmiddle sixと呼ばれる6カ国に対して脅してみたり、おいしい話を持ちかけてみたりして、賛成側に引き込むのに必死だ。日本では、小泉総理が「アメリカかフランスかということではない。日本には日本独自の立場と言うものがあっていいはずだ。」というようなことを言っていたがいや、アメリカに完全に追従している印象をうける。小泉総理と川口外相が数日前から、決議案に賛成するようにと各国を説得してまわっているらしい。決議案は最後通告であるから、「戦争に踏み切ろう！」と訴えかえているようなものだ。あぁ、もう日本は『平和国家』とは言えない。かたやフランス。外務大臣がアフリカを歴訪して、決議案に反対の姿勢を示すよう訴たり、断固として戦争反対を貫いている。フランスに、「頑張れ！」とエールを送る私。株価はどんどん下がっていく。筑紫哲也がnews 23の「多事争論」で言っていた。「経済は既にこの戦争にNoと言っている。戦争に勝つ前に日本の経済は崩壊してしまうかもしれない。」なんでこんなことになっているんだろう。どうして戦争をやらないとならないんだろう。いくらフセイン大統領が悪者だとしても、武力でもってねじ伏せるやり方はやっぱりどう考えても間違っている。

  Mar 11, 2003

• 安保理と日本。

  皆さん、ご意見有難うございます！なかなか返事を書かない私ですが、じっくりと読ませていただいています。今日は国連の安保理についてもうちょっと詳しく。安保理とは安全保障理事会の略で、国際連合の基幹をなす組織である。国連には現在191カ国が加盟していて、その全加盟国が一堂に会する総会というものがあるが、なんでもかんでもここで話し合って決めようとしても埒が明かない。そこで、重要なことを手早く決めるために安保理が設置されている。安保理には15カ国分の議席があるが、そのうちの5カ国が常任理事国で、拒否権というものを持っている。拒否権とは5カ国のうちのどれかがこれを行使すると、審議が否決されるというものだ。なんともまぁ強力な権利だ。審議が可決されるためには、9カ国の賛成が必要で、かつ常任理事国の5カ国がその中に入ってなければならない。常任理事国を努めるのはアメリカ、フランス、中国、ロシア、イギリスの5カ国でこれは第二次世界大戦の戦勝国である。非常任理事国は地域ごとに選出され、2年が任期となっている。2003年度の非常任理事国は、ドイツ、ギニア、メキシコ、パキスタン、スペイン、シリア、アンゴラ、カメルーン、ブルガリア、チリの10カ国である。＜http://www.un.org/Docs/scinfo.htm #MEMBERS＞ちなみに日本は戦後50数年の間に8回選ばれている。さてさて、ここで国連資金の各国分担率(2003年）を調べてみた。＜http://www.unic.or.jp/know/listm.htm ＞まず、常任理事国。○アメリカ --- 22.000○フランス --- 6.466○イギリス ---　5.536○ロシア --- 1.200○中国 --- 1.5325カ国の分担金比率の合計を計算してみると　36.734。アメリカを抜かすと 14.734。さらに非常任理事国。○ドイツ --- 9.769○ギニア --- 0.003○メキシコ --- 1.086○パキスタン --- 0.061○スペイン --- 2.519○シリア --- 0.080○アンゴラ --- 0.002○カメルーン --- 0.009○ブルガリア --- 0.0013○チリ --- 0.212この10カ国の合計は合計は13.7423である。そして、日本はというと・・・19.51575 アメリカを除く常任理事国4カ国を足したよりも、非常任理事国10カ国を足したよりも多くの額を日本は負担しているのだ!確かにアメリカよりは少ない。でも、日本の人口はアメリカの約2分の１であることを考えると、国民一人当たりの負担は日本のほうが大きい！！しかも、去年とった国際政治学の授業で、ここ数年アメリカは真面目に分担金を払っていないという事実を教えられた。ちなみに日本は真面目に払っている。金を出す人の意見が全てであるべきとは思わない。かつ、身を削ってお金を出している日本が「お金は出すけど、口は出さない」という状況はいかがなものかと思う。戦勝5カ国が圧倒的な発言力を持つ状況も絶対おかしい。外務省は日本の常任理事国入りと安全保障理事会の理事国数を増やすことを訴えているが、前者は常任理事国に中国がいる限りは実現しない予感・・・

  Mar 8, 2003

• 傍若無人な米国

  ぐぁ～。物申したい事が多すぎてどうしましょう。手短にまとめるつもりで書き始めます。なんだかフシギな世の中だ。科学技術が驚くべき速さで発達したおかげで、世界中の人とコミュニケーションをとるのがずいぶんと容易になった。でも、国際会議で話し合っても、大多数の民衆が戦争反対と唱えていても、意に介さずに武力行使宣言をしてしまう国がある。一体何のためのコミュニケーションなんだろうと思ってしまう。ブッシュ大統領のスピーチはひどかった。宣教師風にゆっくりわかりやすく語りかけた、という話だが、証明問題の悪いお手本として出てきそうなスピーチに、思わず苦笑いである。え？なんでその仮定からその結論が導き出せるの???って。民主主義もへったくれもあったものではない。戦争をゲームのようにとらえているとしか思えない。さっき、国連安保理の会合が始まった。この結果がどうなろうと、ブッシュ大統領は戦争を強行する可能性が高くて、それならば、なんと虚しい国際会議なんだろうと思った。とんだ茶番である。議場に居る人々はそれぞれ頭のよさそーな顔をしたエリート風、それだけに彼らがまるで道化師のように思えた。ほろ酔い加減の母親は、映像を見ながらしきりに「ここに日本が居ないのはおかしいわっ。」というようなことをつぶやいていた。確かに。いくら、憲法で武力を持つことを認めていないとはいえ、アメリカの次に多額の資金を国連に供給している日本がなぜ安保理にいないのか。そもそも安保理って何？？っていうところに行き着く。第二次世界大戦の戦勝国5国が常任理事国として居座り続け、拒否権なんていうものまで持っちゃっていて、そんな組織を中心にまわる国連が公正な組織と言えるのだろうか。大体アメリカは、分担金は多くても、きちんと支払っていないらしいし、本当にやりたい放題ですな。都合のいいときだけ利用しようとしたって、そうは問屋が卸さないんじゃ～、と信じたい。少なくとも決議案は否決されることを願おう。アメリカ政府のブレーンを歴任してきたとかいう厳しい顔つきの人がニュースステーションで中継インタビューを受けていたが、その様子を聞きながら、やっぱり武力行使はおかしい！！と強く思った。久米さんは、「安保理で議案が否決された場合、その結果がアメリカの決断に与える影響というのはどのようなものなのでしょうか？」というような質問をした。それに対して、米政府のブレーンは「この決議案が可決される可能性は高くないでしょう。しかしそれ自体は対して重要なことではありません。私たちはどの国が賛成し、どの国が反対するかということを知る事が出来るのです。アメリカにとって、今後重要になってくるのはそこでしょう。」ぎょえ～、それって、脅迫じゃんっ！！！つまり彼は「別に反対したきゃ反対してもいいけど、後で覚えてろよ～」ってなことを堂々と言ってのけたのだ。こ、こんなのが現代でも『外交』として罷り通ってしまっていいの？20世紀に二つの大戦を経験した人類は賢くなったはずではないのか？？最後に久米さんはこんな質問をした。「人間の盾と称し、多くの人がイラク入りしていますが、アメリカは武力行使にあたり、彼らの存在を考慮するんですか？」それに対してそのお偉いさんは「今この時期にそういうことをする人が間違っている。」というような回答をした。イラクに住んでいる人の命も、人間の盾としてイラクにいっている人の命も９・１１の事件で失われた人の命と同じだけ尊いはずなのに・・・。あとひとつ、決定的に納得がいかない事がある。イラクが脅威っていうのなら、北朝鮮はどうなるの？？北朝鮮のほうがよっぽど何するか分からないと思うんですけど・・・。イラクは国際会議にもちゃんと出てくるし、いろんな国と国交もあるし、貿易もしているし、フセイン大統領はブッシュ大統領とＴＶ討論してもいいなんて言っていたし、石油があるから北朝鮮よりずっとお金持ちで、余裕もある。いや、ほんと北朝鮮のほうがキケンじゃありませんか？？まーねー、北朝鮮をつぶしたところで何にも出てこないからねぇ。イラクをたたいて石油を手に入れたほうがいいさね。あぁ信じられない身勝手さ。

  Mar 7, 2003

• 「壬生義士伝」

  話題になっている浅田次郎作の「壬生義士伝」を読んでみた。2日で一気に読んでしまった。典型的な成功物語ではなく、話の結末に歯がゆい思いはあるものの、爽やかな気持ちになるいい話だった。小説のところどころに、とってもいい言葉があって心を動かされた。読みながら、この感動を他の国の人に伝えるのって、難しいんだろうなぁって思った。やっぱり共通の文化の中で育っている人とのコミュニケーションは楽だと思う。日本人同士のカップルでも、同じ映画をみて、同じように泣くことはなかなか出来ないものかもしれない。それでもやっぱり同じ文化の中で育っていれば、言わなくても分かり合えてしまうところが沢山あるのだ。楽ちん楽ちん。でも、楽ちんが必ずしもいいとは言えない。言わなくちゃ分からないから考えたり言葉にしたりするというのが異文化コミュニケーションの魅力だったりするのかもしれない。話がそれた。「壬生義士伝」の主人公の吉村寛一郎という人は、ぱっと見の印象は冴えなかったらしい。けれども実は文武両道の努力家で、義を重んじ、徳があり、人として、武士として、大変よく出来た人だったということになっている。そういうヒーロー像を突きつけられ、私はとっても肩の力が抜けた。格好なんて気にしなくていいんだっていうことを理屈だけじゃなくて、心の底からすーっと受け入れられた気がする。

  Mar 6, 2003

• 無念。

  最近避けがちだった話題、対イラク戦争について書いた長い日記が最後にタイトルを入力しているときに消えてしまった・・・。な、なぜなんだ。う～。無念だ。久々に力を尽くして書いたのに！！！！書くのに一時間半くらいかかったのに。どうしてこういうときに限って消えるかなぁ。書くなって言うことかしら。

  Mar 5, 2003

• メディアと政治指導者に感じる不安

  ２００１年９月１１日、私はアメリカに居た。朝、父親からのメールで何かとんでもないことが起こっているのを知り、アメリカでは普段、縁がなかったＴＶのニュースをつけた。On timeの映像が目に飛び込んできた。。そこには２機目の飛行機がビルに突っ込む様子がしっかり映っていた。ビルが真っ黒な煙を上げている様子、逃げ延びてきた人のインタビュー、愛する人を失って悲しみにくれる人の姿と、どの映像も衝撃的だった。ＴＶというメディアの力を知った思いだった。しかし数日して、私はＴＶというものがほとほと嫌になった。連日、頭に血を上らせたアナウンサーやレポーターがわめきたてていた。公平な報道からは程遠かった。雑誌や新聞も似たようなものだったが・・・とにかく、私は日本のメディアの方がずっとましだ、と思ったものだった。ところが、だ。日本に帰ってきてみると、各メディアとも、ひどいひどい。言いたいことを言いたい放題に言っているだけではないか。雑誌や新聞もそうだが、特にＴＶの報道にはがっかりした。私がＴＶに公平性を期していたものだから、余計にがっかりなのかもしれないが、とにかく、ＴＶの報道が公平だなんてとんでもなかった。実はめちゃくちゃ偏っているっていうことにどうして今まで気づかなかったのだろう。アナウンサーも、キャスターも、評論家も訳知り顔で持論をわめきたてる。そして、ＴＶに映し出される政治家や国会議員、専門家に、警察etc...みんなめちゃくちゃだ。あほらしくて見ていられなくなる。ドキュメンタリーなんかではまだいいものに出会ったりすることもあるのだが・・・報道、どうにかならないものだろうか。いまさら公平性を期待するのは不可能だというのなら、せめて、頭のいい人だけに出ていただきたい。そして、わかりやす～く国民に語りかけて欲しい。何も分かっていない人が適当なことを物知り顔で言って、イノセントな人たちを洗脳するのだけはやめてもらいたい。アメリカの政治には呆れる思いでいた私だが、日本の政治指導者たちは輪をかけて悲惨な感じだ。国会での議員や大臣の質疑応答は映像を通してみると、本当にひどい・・・。もう、コメントの仕様がない。言葉を失ってしまう。日本はどうなってしまうのだろうと本気で心配になる。とりあえず今は、小泉首相と竹中大臣が権力を失ったら、本当に救いようがなさそうだと思う私。しかし、周りの政治家は欲の塊で、協力姿勢なしの人が多い。最近ではメディアもかなり小泉政権に批判的で、これまたてきとーなことを言っては足を引っ張っている。建設的な議論は大いになされるべきだが、無意味な批判ばかりが目に付く。そして、国民は洗脳されていくのだ。これでは上手く言うものも上手くいかない。あー、この国の行く末を考えると、本当に気持ちが塞いでくる・・・。

  Mar 3, 2003

• 浪人と受験勉強

  これから浪人することになりそうな子と長い時間話した。私は初めて浪人するということについてじっくり考えてみた。まず、入試に合格することを目標としている状態なので、周りの友達は友達であると同時にライバルである。絶対評価ではなく、相対評価の世界だから。なかなか大変そうだ。次に目標だが、これはこの上なくはっきりしていながらこの上なく頼りない。日本の場合、何を勉強したいのかもよくわからないのに、志望する学校を決めないとならないし、大学自体が“素晴らしい”学びの場として機能しているとはとてもいえない状態のように思う。全ての人にとって、苦労して達成する価値のある目標と言えるのだろうか？大学合格というのは短期的な目標に過ぎないと思っているような人は良いが・・・。そして、どこの機関にも属していない状態というのはなかなか不安な状態ではないかと思う。まるで学校のような雰囲気の予備校に通っているのならばまだしも、どこの機関にも属さず、自宅学習を基本とする浪人生も多いはず。あぁ、浪人生って大変そうだなぁ。その時期を乗り越えて、目標を手に入れ、充実した生活を送っている人は本当にスゴイ人だと思う。でも、浪人生を生み出すシステムの犠牲者になっている人も多いのではないだろうか？？？本当のところはどうなんだろう。私も日本の大学に行くつもりで真面目に受験勉強に取り組んでいた。膨大な量の問題集や参考書、そしてノートの類はいまだに部屋の片隅で眠っている。処分しようと何度も試みているのだが、未だ踏ん切りがつかずにいる。あのときの私のエネルギーの全てを注いでいたものだから・・・。あぁ、なんて無駄にエネルギーを消費していたんだろう。I shouldの気持ちだけで、あんなにも情熱を注げていた自分には、なんだか感慨深いものがある。だからこそ、参考書達を捨てられないのだと思う。高校３年になり、受験を強く意識するようになった頃の私は勉強すればするほど、考える力を失くしていった気がする。私は真面目で世間知らずの弱虫で、そして受験に振り回された。学歴社会が悪いとは思わない。というか、現代社会のの発展を考えると、ある程度必須といえると思う。が、日本の入試システムや、教育機関のあり方はかなり間違った方向に進んでしまっている気がする。

  Mar 2, 2003

• 『なんとなく』

  22才の自分は昔想像していたよりもずっと子供だ。今も昔もたいして変わらないことで悩んでいたりする。そんな自分にがっかりすることはよくあることだ。でもやっぱり、経験は着実に増えている。経験から学んだ自分に気づく瞬間がある。そんな自分を発見したときは嬉しい。今の私は、大学を卒業したのに、まだまだ甘えている。そんな自分に不安を覚える。でも反対に、大学を卒業したのだからいざというときにはどうにかなる！！という気持ちもある。甘えているのは分かっているから・・・。それは自分にはまだまだ余力があるなという気持ちの裏返し。大学院に進むことを考えた場合、父がもし倒れたら・・・とかいろいろと最悪なシナリオは頭に浮かぶのだが、それを考えていたら、前に進めない。やっぱりプラス思考で考えよう。自分に関することはなんでも自分に都合よく解釈しちゃえ。マイナス思考でいると、ひねくれた人間が出来上がってしまう気がするし。マニュアルに沿った生き方はもう通用しない。今の世は変わりつつある。どんどん自分らしさを磨いて、挑戦を続けていく人にしか成功のチャンスはないのではないかと思う。『なんとなく』では、失敗したら挫けてしまうだろう。今私が抱えているのは、ぬるま湯につかっている故への悩みだと思う。本来なら「どうやって食べていこうか」ということをそれこそ必死に考えているはずのところが、好きな道を選択していいという状況におかれている。甘えが許される状況である。でも、そんな状況だからこそ、『なんとなく』生きることは避けたい。悩んでいる自分はなんだかかっこ悪いと思うけれど、それでも、考えようと思う。今日は多くの進路に悩む高校生に触れる機会があった。４年前の自分を思い出した。４年前も進路に悩んでいた。あぁ今と同じだなぁと思った。留学をきめたあの頃、やりたい→できる→がんばろう!と迷いを振り切るだけの強い力が自分の中に湧いてきた。今は「やりたい」の部分から前に進めない。「できる」＝I canの部分にたどり着けない。自分よ、悩め、悩め！もっと悩むがいい！！後悔はしたくないから。

  Mar 1, 2003

• 変わらなきゃ

  やさしく、朗らかに、暖かに、清く、美しく、まっすぐに誠実に、素直に、我慢強く、賢明に、思慮深く、思いやりを忘れず、強く強く生きていきたい。今の私は全然だめだー！！わがままで、好き嫌いが激しくて、自己中心的で、独りよがりで、、そのくせ寂しがり家で、甘ったれで、優柔不断で、落ち着きがなくて、根性がなくて、我慢も出来なくて、言い訳ばっかりしていて、プライドが高くて、自信がなくて、他人の評価が気になって、頑固で、可愛げがない！！！！！あぁ本当に人間が小さい！自分を甘やかすのもいい加減にしよう。いい加減に変わらなきゃ。さぁ、きっと今が成長のとき！！自分よ、賢くなれっ！

  Feb 28, 2003

• わからん。

  「わからん。」が最近の口癖と化している。考えすぎてわけが分からなくなることが多くなることの多い今日この頃。今日も日記を書いていたら、今までの中でも最高にまとまりのない文章が出来上がってしまい、お蔵入りとなった。最近は日記の書きっぱなし具合が増していて、超スピードでタイプしては恥ずかしげもなくアップデートしている。そんな中で却下されるまとまりのなさ具合なのだから、とんでもないものだったということだ。今日の日記は「主体的に考えるとはどういうことか」というのがテーマになるはずだった。北朝鮮はミサイルを発射するし、今にもイラク攻撃は始まりそうだし、不穏さが増す日常の中では主体性を失うほうが楽だなーと思ってしまう。だって疑問を持ち出したらきりがないし、疑問を持っても何も解決していかないのだもの！本当はそのことに満足してちゃだめだと思うんだけど。周りには問題だらけ。それも個人の欲望、団体の利益、国家の都合、いろいろ絡んで、もう訳の分からなくなっている問題ばかり。日本人はよぉくよぉく考えようとする。だから結論が出なくて、いつのまにか余計に腐っちゃったりもする。それで、主体性がないとか言われちゃうのかもね。最初は主体的なんだけど、あらゆる要素やら可能性やらを考慮に入れているうちに主体性を失っているっていう感じ。ってことは、今の私って日本人気質を体現したようなもの？！って、書き直したはずなのに、やっぱり今日の日記もまとまりが全然ない。あー、ほんと頭の中がぐちゃぐちゃ～だ～。多分、directionが定まっていないせいだな。あっちにふらふら、こっちにふらふら、私は軸を失ったやじろべぇ～ぇぇ・・・

  Feb 25, 2003

• さーてさてさて・・・

  GMATを受験してきた。（GMATはビジネス系の大学院に行くのに必要な統一テスト。）コンピューター・ベースの試験なので試験終了後、すぐに結果がでる。んー、惨敗?!目標の点数からは程遠い結果に終わった。試験場からの帰り道、冷たい雨の中を歩きながら、ちょっぴり落ち込んだ。でも、すぐに回復。逆に元気が出てきた。目標とする点数があって、そして勉強の方法もある程度見当がつく。これって、意外に気持ちが楽。なんだか逆に張り合いが出来てよかった！！まぁ、受ける前に気づけって感じがしないでもないけど・・・。（GMATは受験料が2万円もする！！）これからがんばるもんっ。とはいえ、その他の目標は曖昧。将来に向かって伸びる道は、私の前でさらに分化のフクザツさを極めている気が・・・。目下、私にとっての最大の哲学テーマがある。（大げさだけど。）人間、大事を成す為には、得意とする分野を見極めたうえで努力するのと、自信の有無に関わらずコレだと思うものを直感的に探し当てたら必死で努力するのと、どっちの方がよりよいのだろう？自分を信じて頑張るということと手に入れたいと強く念じて頑張るということは同じようで微妙に違う気がするのだ。ふつうはこんなことを考えないのかもしれないけれど、私は、今、それを考える。直感的に好きなのと、直感的に義務感を感じるのと、直感的にん～、得意かも?って思うのと、直感的に嫌だなって思うのと、直感的に自分にとっての大義名分からは外れてしまうなぁって感じるのと、直感的に多分苦手、ダメ、って思うのと、いろいろとフクザツに絡まりあってしまっていて分からないのだ。Sunflowerpuuさんや島んちゅくんのおっしゃる通り、このHPはいつの間にいろいろな知り合いに知れ渡ってきていて、あまりにも格好の悪いことを現在進行形ではかけないし、書いたら人に迷惑がかかっちゃうかもっていうようなことも増えてきたかもしれない。その一方で、反対に、いつもいつもいい格好をしようとする自分を崩したかった気もする。もっと素直な部分をさらけ出してしまいたかったのかもしれない。「いろいろあるけど、私はなんとか進んでいくよ!!前を向いて頑張るよ！！」というのを見てもらいたかったのだという気もする。「落ち込むこともあるけれど、私は元気です。」という魔女の宅急便のキキの言葉が好きだと書いたことがあった。私はキキになりたかったのかもしれない。読んでいる人が、自分も頑張ろう！っていう気持ちになるような日記を書けたらいいなぁ。それを気づかせてくれた、まさきくん、Atsushiくん、メッセージをありがとう！！もうしばらく続けてみます。

  Feb 24, 2003

• 自分を好きでいたいけど。

  なんだか最近、自分の書く日記が好きになれない。何でだろうと考えてみた。それは自分を好きでないからかも。留学をきっかけに私はだんだんと自分を好きになることができていた。いろいろと情けないこともあって、ダメなところもいっぱいで、恥ずかしいことも一杯してきていて、それでもそんな自分を愛しく思うようになっていっていた。一番じゃなくていい。他の誰とも比較する必要はない。どんな私でも私は私で他の誰も代われない存在なんだから自分の個性を大切にしようと、いつのまにか自然にそう思えていた。でも、最近その流れを逆行中。あー、今日もなんだか後ろ向きな日記だなぁ。気持ちを素直に書きたいと思う。取り繕いたくない。それなのに最近、自分が抱えている気持ちと日記に綴られている気持ちがだんだんと離れていっているような気がする。自分を否定している気がする。何で何だー？日記の存在意味はあるのか？？？？うーむ。

  Feb 23, 2003

• 私が知っている日本とアメリカ

  私が知っているのは日本の中でも東京とその近郊だけ。他の土地にも行ったことはあるけれど、単なる旅行者として観察したに過ぎない。アメリカでも私が本当に知っているのはリノだけだ。日本とアメリカを比べるとき、私は無意識に東京とリノを比べてしまっている。そんなことにふと気づいた今日。仕方がないかな。

  Feb 22, 2003

• 対イラク戦にかかる費用

  戦争ってお金がかかるものなんだなーってことを再認識した。夜、ＴＢＳのニュースで知った事実。アメリカが対イラク戦に必要な戦費の２割負担を日本に要請した場合、日本国民一人当たりの負担は３万円に上るらしい。イラク戦に必要な戦費というのはどこだかの専門家の推測に基づいており、実際にはそれよりも多かったり、少なかったりするのだろうが、それにしても２割で３万円？！アメリカが全部戦費を負担するとしたら、アメリカ国民一人当たりの負担は８万円近く。破壊のためにそれだけのお金を割こうとしているなんて、信じられない・・・。アメリカが主張する通りにフセイン大統領が極悪非道の独裁者だとしても彼の居る場所、造りだしたものをすべて丸ごと破壊してしまえ～というのは乱暴すぎやしないか。戦争に抵抗を感じる人が多くても大規模な反対運動が起こらない日本。こんなに受身なのは国民性？アメリカに反対することはできないっていう思いを抱えているから？街頭インタビューされていた人の「みんな忙しいからねぇ。」っていうその一言に妙に納得してしまった私。それは私が東京という街しか知らないから?

  Feb 21, 2003

• マイナス思考。

  キケンです。かなりマイナス思考。それなのに人前ではふつーに元気。これは私にとって危険なサイン。いろいろと自分が嫌で、言葉でぐちゃぐちゃ考えちゃう自分が嫌で、でも考えない自分はもっと嫌で、矛盾だらけで、何をどうしていいのかよくわからん。私って基本的にはポジティブな人間で、まわりにも明るいキャラクターだと思われているのではないかと思う。でも、それはマイナスに対する耐久性が弱いってことの裏返しに過ぎない気が。マイナスな要因をそのままうけとめるってことができず保身へ保身へとまわってしまう。言い訳の多い私。

  Feb 19, 2003

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