サンソフトが好き過ぎて・・・

ある友人が久しぶりに連絡をよこした。
曰く「近くまで来たから、暇だったら良い物を見せてやる」と。
こちらもちょうど自宅に潜んでいたので、来てもらう事にした。

そいつは、数少ない「サンソフとも」（いま思いついたフレーズ）で、
関連物の所有に関しては私も一目置いている人物なのだが、
いかんせん年代と趣味が似通っているため、お互いに補完し合えないのは残念な所だ。

しかし、そいつが持っていて私が持っていない物の中で、この上なく羨ましい物がある。

サン電子株式会社の株式だ。

そいつはサンソフト好きが高じて、サン電子（株）の株主になっているのだ。
だから、時期的に察しがついたのだが、案の定、私の前に現れたそいつは言った。

「株主総会に行ってきたんだぜ！」

私は羨望の感情が面に出ないように、口の端を引き上げて、ひとこと「へー」とだけ応えた。


・・・というような回りくどい導入ですが、要するに、株主総会の話です。情報提供者の「サンソフとも」の某氏が、特定されないなら書いても良いと言うので、記事にさせてもらいました。まあ、株とか決算とかお互いによくわかっていませんし、経営とか展望の話は私たちがネタにするようなものでもないと思いますので、「物」を見せていこうと思います。

まず、株主に送られる招集の通知（冊子）と、懇親会のお知らせ（左の青い紙）、そして、実際に受付で渡された出席票です。通知の冊子が二つあるのは、ひとつは現地でもらったからとの事。本当はハガキもあったのですが、受付で出席票と交換するのだそうです。一応出席票の番号は隠しました。

総会は、ほとんどこの冊子の内容について、簡素な説明のもと流れていくのだそうです。ただ、吉田社長を真ん中に、両脇に役員がずらっと並んでいて、「物見胡散で来てゴメンナサイ！」という気持ちになったそうです。

いくつかあった議案は滞りなく承認され、実質1時間程度で終わったそうです。最後に、社長が今後の展望について説明してくれたそうで、某氏はその内容を目を輝かせて話してくれたのですが、説明が下手でよくわかりませんでした。「挑戦し続ける」「真面目な」「期待できる」「良い会社だ！」ばかり言っていました。そんな事は私も知っています！


総会の後は、そのままの場所で懇親会という名のフリータイムになり、お茶とジュースと、焼き菓子と麩饅頭がふるまわれたそうです。「麩饅頭ってなんだよ？」と思ったら、本社の地元に美味しいお菓子屋さんがあって、そこの名物らしく、毎年出ているとのこと。焼き菓子も近くの店の物のようです。これは私にお土産に持って来てくれたのだそうです。


何か、どなたかと話したのかと聞くと「入口の所に製品が展示してあって、ソフトの担当の方とちょっと話したよ。グリーで展開しているＲＰＧっぽいのと、新しいＢＬゲーが好調らしいから、『グリー通さずに出してください』って言ったんだけど、困らせてしまったかも。ひょっとしてあの人はツイッターの公式の人だったのかなぁ。」と、ストーカー丸出しな事を言っていました。「でも去年は社長に話しかけて、名刺もらったんだぜ！」やめろよストーカー！迷惑だけはかけないでくださいよ。「分かってますよ！」


「それで、すごいものをもらったんだぜ！」と、もったいつけて出してきたのがこれです。これ！公式ブログにも出てきた、創業40周年記念誌じゃないですか！当然のごとく書店コードなんてない「売ってない」本です。見せてもらおうとしたら「手を洗ってこい」とのこと。いやいや、その通りです。

中身は40周年記念サイトからダウンロードできる、中部経済新聞で連載されていた記事を再構成したものみたいです。ああ・・・これは物凄く羨ましい！中も写真を撮りたいと言ったら、「広げると本が痛むからダメ！」と拒否されました。いやいや、その通りですね。くそう・・・。


そして「昨日届いた」というのが、この冊子と、配当金の振り込み連絡票です。


今年は40周年の記念配当があったそうで、その発表があった直後に株価が跳ね上がったらしいです。某氏の口座にも当然配当があったわけで、おごってくれるかと思いきやこんな事を言って帰って行きました。


「株主総会って、これ以上ないイベントで、聖地巡礼じゃん。それに配当まで付くんだぜ。もしも万が一の時は溶けてなくなっちゃうんだけど、それでも良い！って思ったから、そう思えるだけ株式取得したんだよ。株主総会に行きたかったんだよ！・・・これが、情報やコンテンツを発信するスキルがなくてもできる大人のファン活動だと思ってさ。」


結局、こいつは話のわかる奴（＝私）に自慢したかったのと、拗らしている部分を共感してほしかったんだな。でも、その気持ちはよくわかります。

・・・それよりも何よりも、そんな素敵なオミヤゲをいただけるのなら、私も喜んで株主になりますとも。いや、でも、ストーカーがもう一人増えるのは、迷惑だろうなぁ・・・。