ミスター味っ子 最終回「ごちそうさま!ミスター味っ子」
他所んちの小母さんと小父さんが結婚するしないで小学生が重体か!車が悪かったとも言えない(小さい子がいきなり飛び出してしゃがみ込んだ)し、ああ……もう……。旅行中の両親はまだ戻れない。タクシーで着替えをもってきた陽一、ただ目覚めを待つばかりのみつ子。陽一は回収した切符を母に突っ返した。「オレやだよ、こんなの持ってるの。母さんが持っててよ。そうだよ。母さんがもってれば良かったんだよ!」味将軍、アルバムを持って兄を訪ねてくる。よく残ってたなこんなの。空襲で皆焼けたのかと思ってた。病院には居たたまれない、店に戻る気にもなれない陽一を拾ってくれたのは甲山のおっちゃんの奥さんだった。「すっごい美人」うん、同感だ。意識の戻ったしげる、卵焼きを食べたいという。陽一は自分で作るつもりだったが、みつ子が志願。無論陽一のようにうまくつくれるわけがないが、しげるは喜んで食べた。「母さん、イタリア行きのこと好きにしていいよ!」みつ子の料理に結論を出した陽一、全てを吹っ切った。でもその理屈なら味将軍が味噌汁でも作れば万事解決のような気がする。というか一馬が同じ穴のむじなみたいにいうんじゃねーよおっさん!そして結論……この世でもっとも尊い料理は金を出して食べるものじゃないって琴ですか!いいのかな。