シンケンジャー 「影武者」
いきなり現れた「本物の主君」に、膝が折れない流ノ介たち。爺に言われて渋々座る。だが、志葉の血統を守るためとはいえ、「実は殿は影武者でした」ってなあ……。はいそうですか、と納得できない。今更そんなこと言われても、と言われてしまった姫も内心辛かっただろう。修行を終えて実家にようやく戻ったのに「あんたなんかしらない」という目で見られて。当惑する侍たちの前で政権交代は着々と進み、折角入手した牛折神やインロウマルも持っていかれてしまう。皆の表情は取られた!盗まれた!という内心を隠せていない。おまけに姫の爺は、功労者である源太を部外者として叩き出してしまうのだった。半死半生で寝ていた殿、皆にこれまで嘘をついてきたことを謝り、殿職を辞任。身一つで屋敷を出て行く。「幼馴染」という接点をまだ持っている源太、凹んでいる殿に屋台を手伝わせようとするが、殿はちょっと目を離した隙に何処かにいってしまう。いきなり前提がひっくり返り、しかし立場上源太のように出て行くことも出来ない流ノ介たち、爺に言われて出陣。爺はもう指揮系統を外されたはずなのに、駄目じゃん姫。不言実行は殿も一緒だけど、殿のときと違って誰も好意的に見てみようなんて思ってないんだよ!殿や源太を思いやる発言をしていたら空気はかなり違ったろうに……。姫は強いが、明らかに非力なのを自力でなんとかしている。その戦いっぷりを目に留めるも、助けに行くつもりがなさそうな他メンバー。この調子で大丈夫なのか?殿でなくなった殿、「なにもない」と思わずにいられない。その前に現れる十臓。「何もないよりはいいか」いや駄目だろ。斬りあうだけが存在意義って、それは十臓と変わらない!