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カテゴリ:負け犬の小さな遠吠え
今朝、会社に一本の電話が入った。 「Nの家内ですが、総務の方をお願いします」 ???、Nさんは奥さんの看病の為にここ数日休んでいた筈なのだがどうして奥さんが電話してきたんだろう…? 電話の内容はNさんが昨日亡くなった。と言うものだった。 心筋梗塞だったらしいが、詳しいことはわからない。 長く闘病生活を続けていていつ逝ってもおかしくないらしい、と言われていた奥さんではなく、病気の気配もなかったNさんの方が先に逝ってしまうなんて…人生ってホントにわからない。 彼は今年定年で、その後も契約社員として働き続ける予定だったけどもう働かなくていいんだね。 残された人たちは大変だろうし、悲しいだろう。 私は人の死を悲しめない人間なので悲しいとは思わない。 うーん、少し、違うな…亡くなった本人の事は可哀相とは思わない。だってもうあれこれ悩んだりしなくていいんだもの。正直、羨ましいと思う。 本当に可哀相なのは残された人達の方なんじゃないか? その人が居たからこそ成り立っていた世界。それが当たり前だった生活。それが突然失われるんだから…それによって湧いてくる不安や恐怖はどれほどのものだろう? 人はいつか死ぬんだよ。死は当たり前にそこらに転がっている。毎日、誰かが死んでいるのに自分には関係ないってみんな思ってる。で、それが自分に降りかかった時にショックを受けるわけだ。 そして、誰かが居なくなってからいろいろ後悔するんだよね、もっと優しくしてあげればよかった、とか、こうしてあげればよかった、とかさ。 思っててもなかなか出来ないけど、明日この人は居ないかもしれない、もう逢えないかもしれないって考えたら、考えることが出来るなら、もっと誰かにやさしく出来るかもしれないよね?って思う。 相手の態度に腹を立ててしまって、そんなことを考えたことさえついつい忘れてしまうので実行するのは難しいですけどね(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月04日 21時24分11秒
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