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カテゴリ:経営計画と経営戦略
水戸周辺では先週、2カ所の大型複合店が開店しました。 市内中心部に京成百貨店を中心とした商業ビル 大洗にアウトレットモール いつもなら早々に視察に行っちゃう私ですが、ここ最近時間的な余裕がないせいもあって、あまり魅力に感じていません。 ということで、これら開店の余波でだいぶすいているイオン内原に行ったりしました。 ********************* 卸売業の経営計画を作成していると痛切に感じてしまうのですが、買入債務-売掛債権=サイト差資金(回転差資金)は大事です。 月商が1億円、原価率が80%とします。 売掛サイトが2ヶ月、買入サイトが3ヶ月だと、0.8×3-1×2=0.4。 つまり4千万円の資金が生まれていることになります。 このサイト差を利用して資金を捻出して戦略的な資金に充てるのは、経営のテクニックではあります。 ただし、リスクの高い資金ですので、資金使途には注意する必要があります。 リスクが高いというのは、この資金が毎月ある程度の範囲内で売上・仕入・回収・支払が繰り返されていることを前提としているからです。 何らかの理由(売り先の倒産、外的・内的な原因で売上が急落など)で売上もしくは回収が大幅に下がった場合に一気に資金プールが解消されてしまうリスクがあります。 サイト差資金を赤字補填に充てている状態が自転車操業です。 ですから、この資金は ・完全なストックとするか、 ・信用を補完する投資(土地等・いざというときに担保にして借り入れできる) ・もしくはコストを下げるための投資(損益構造をよくすればいざというときに借り入れできる) に充てるべきでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.22 02:02:54
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