支援の手
今日は顔が痛くなるほどの冷え込みで、札幌は-9℃という厳しい寒さになりました。今日、明日は地下歩行空間で催事ですが、まだ地下の方が少し過ごしやすいです。とはいえ、ダウンコートを着ながらの催事になりますが・・・こんな寒さの中、とても気になる事があります。観光客や通勤で混雑する歩行空間で見かけるホームレスの人を今日は二人も見かけました。一人は何年も前から沢山の袋を抱えて歩いているのを見かけます。この方たちはどうやってこの寒さを凌いでいるのでしょう?市の福祉機関には生活保護というものもあるけれど、当人が申し出しない限り受けることは出来ないのだと言います。果たしてその手段や受けようとする意識はこの人達にあるのでしょうか?きっと人との交流を避け、人の手を借りず何とか自分で生きていこうとしてきた強さは、そんなに簡単に変えることは出来ないのでしょう。もしかすると、人に迷惑を掛けたくない人情の熱い人達なのかも知れない。そんな人達をもっと支援しなければならないのは国や市ではないのでしょうか?苦しんでいる市民を何とかしようとする支援は事務的な事だけでいいのでしょうか?見て見ぬふり・・・本人次第だから・・・こうして何年も過ごしているホームレスを見て、もっと手厚い支援・・・もっと温かい人の手をこの人たちに差し伸べるべきではないのかな?と思うばかりです。私もかつて支援団体にとてもお世話になったことがあります。人に迷惑を掛けずに頑張って生きていこうと思って苦しい時期を過ごしていましたが、心も体も限界になったときにNPOの支援団体に出会いお世話になりました。自分一人では思いつかなかった方法を指導していただき、優しい言葉に励まされ今があります。人に頼ることも大切で、自分をよく知る事に繋がっています。昔、過ごしていた北欧には今の日本の様な見捨てられているホームレスは居ませんでした。国の手厚い福祉がちゃんと生きているからです。寒さの厳しいこの土地なら、もっと温かい手を差し伸べて保護すべきじゃないのかな?と思いました。