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カテゴリ:演劇
2007/10/6-10/21
東京芸術劇場 某日に行ってきました。年がバレるから言いたくないですが、SETは実に25年ぶりくらいに見ました(^^;;;;;;。SETはミュージカル・アクション・コメディを標榜し、笑いと感動の演劇集団です。団長は三宅裕司。団員の有名どころでは小倉久寛。「ポチたま」の声の人(笑)。過去に岸谷五朗、寺脇康文も在籍していました。 SET公式サイト「週刊!!いんたねっとでSET」 WikipediaによるSET解説 SETは過去にはYMOの「サーヴィス」に参加しています。これはYMOが「増殖」に続いて音楽とギャグの融合した作品を狙ったからですね。スネークマンショーとは笑いの方向性はだいぶ違いますが。SETは高橋幸宏の「オールナイトニッポン」にも出演していて、トークの本職でない幸宏さんを三宅さん達がフォローしていました。なにぶんあまりに昔のことなので時系列がはっきりしないのですが、放送開始後に「サーヴィス」が発売されたのかな。いずれせよ当時は熱狂的YMOファンで、その縁でSETも好きになり、ブレイク直前のSETを新宿の飲み屋みたいな会場で見たことがあります。会場の真ん中に柱があって、舞台がよく見えない(笑)。過去のSETのことは資料を探し出し、今後振り返ってみます。 というわけで、今回の公演「昭和クエスト」について。タイトルは時代としての「昭和」とテレビゲーム「ドラゴンクエスト」のもじり。無気力な落ちこぼれの生徒に、貧しくて物はなくても心は豊かだった昭和の時代をバーチャルリアリティで体験させ、感動溢れる素晴らしい人間に再生させようというもの。「ALWAYS」や「地下鉄(メトロ)に乗って」など、一連の昭和回顧ブームに乗った感じですね(笑)。 見てからそろそろ二週間が経ちますが、詳細は忘れました。そういう劇団なんです(笑)。見た時はそこそこの説得力があったのですが、脚本にやや不明な部分が否めず、今になって覚えているのは三宅さんと小倉さんの掛け合い漫才、絶校長、ヘルプのロボ子、あと昭和の女の子一人。そんな感じです。その時は大爆笑でしたので問題ないですが。それから「昭和」が私の感じる昭和より年代的に古かったです。たぶん三宅さん達の昭和なのでしょう。私はベンチャーズとかに青春を感じませんから(笑)。 とはいえ、アドリブも含めてギャグはキレてますし、歌や踊りも派手(手拍子で手が痛くなるフラメンコ好き(笑))、あまり広くない舞台を大きく使って迫力満点でした。本編ストーリーに絡めたラストの生バンド演奏もSETファンにしてみたらたまらないものでしょう。サービス精神満点の舞台で大変楽しめました。 しかし…三宅、小倉、永田、野添と、創立メンバーか創立間もないメンバーばかり目立ってますねぇ… 確かにこの人たちは演技が達者でアドリブも効くし、存在感も際立っているんですけど、いつまでもこれじゃ困りますねぇ。長身のイケメン俳優もいるので、うまく世代交替していければ良いのですが。 今回は「ぴあ」のメールで公演を知って久しぶりに見たわけですが、懐かしさもあって楽しかったです。お客さんも私同様若い頃から見ていた方が多く、平均年齢は結構高いですね。安心しました(笑)。たぶん次回公演も見に行くことでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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