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テーマ:ニュース(100209)
カテゴリ:スポーツ関連
ボクシングにそれほど興味はないし、亀田一家にもたいして興味はない。
今朝は、朝のワイドショー「とくダネ!」にジェームス・プラントが生出演すると聞いて、いつ出るのかと気になってずっとTVを見ていた。 生演奏で憧れのジェームス・プラントの美しい声にうっとしりていたら、その後すぐに亀田興毅の謝罪会見が始まった。。。。。。 画面に映ったのは神妙な面持ちの興毅選手。 一家を背負って謝罪会見に臨んだ20歳そこそこの若者に、まるで自分達が正義の味方であり社会の声を代表していると錯覚した偉そうな記者の質問が襲いかかってきた・・・・そんな印象だった。 はっきり言って、記者達の声にムカついた。 だから、逆に亀田一家には同情してしまった。 一言で言えばバッシングだ。 マスコミは、彼らをヒーロー扱いしてさんざんもてはやした挙句、一度でも不祥事があれば、まるで鬼の首を取ったかのように袋叩きだ。 朝青龍の件でも同じことを感じた。 バッシングされる本人達にも、もちろん非はある。 しかし、ここまで叩かなくても・・・・まるでイジメみたいだ。 そう思いながらTVを見ていたら、2階から娘が降りてきて「まるでイジメを見ているようだね」と言った。 本当にその通り。 マスコミは自分達がイジメを演じていることに気付かない・・・・そのくせ、イジメ事件が起きると、今度は学校をバッシングする。 自分達はいつも安全圏にいて、言いたい事を言うだけ。 そして言論の自由を利用して、他人のプライバシーを平気で踏みにじり、社会正義の仮面の下に人格攻撃を行う・・・・・・本当にマスコミは怖い。 しかし、マスコミがこうした行動をとる原因は、大衆が常に生贄を求めているからなのかもしれない。 人々は、日常のストレスを発散するために、誰かをバッシングしたいという潜在意識を募らせている。 犯罪に対する厳罰化の傾向も、その表れではないだろうか? 光市母子殺害事件・・・・。 被害者遺族の立場に立てば、死刑要求は当然だと思う。 娘が私に聞いた。 「お母さんは、もし私が殺されたら、犯人を死刑にして欲しいと思う?」 私は、「もちろん」と答えた。。。。。死刑というより、できるなら犯人を自分の手で殺したいと思うに違いないけどね。 被害者サイドに立てば、それは当然だと思う。 しかし、それと司法の判断は別だと思う。 裁判は、あくまで冷静に、法に則って行われるべきだ。 話が亀田バッシングの話題からそれてしまったが、要は今、日本の人々は常に誰かバッシングの相手を捜し求めており、それをマスコミが敏感に感じ取り、日々のワイドショーの中で、常に誰かをバッシングしている・・・・そういう構図が私には見えるのだ。 ほんとに、何か日本人の心が歪んできているんじゃないかと思う。 最後に、今日の亀田興毅君は、偉かったと思う。 父親に対する思いを語る部分では、思わず涙しそうになった。 こういう息子を持ちたいものだな・・・・なんて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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