|
カテゴリ:60代からの生き方
正月2日、きょうは実家に帰って、1年ぶりに母に会ってきました。
母は2年半前に風呂場で転んで大腿骨を骨折してから、ころがるように身体がいうことをきかなくなり、まだ寝た切りではないのですが、いつ寝たきりになってもおかしくない状態まで進んでいます。 義姉が毎日スパルタ介護をしてくれています。 なんでもこちらで手助けしてやってしまうと、何もできなくなるからと、できるだけなんでも自分でするようしむけています。時には喧嘩にもなるそうです(笑) でも喧嘩するほどの元気はもう母にはありません。 1年前から母には表情が無くなっていることに気が付きました。 写真を撮っても笑っていません。 ぼそぼそっと小さな声を出すだけです。 昔、亡くなった父が教えてくれたことがあります。 「親というものはな、人が老いるということがどういうことかを教えてくれるものなんだ」 母はまさに今それを教えてくれています。 毎年、実家に帰るたびに老いてゆく両親を見ると切なさを感じたものでした。 毎日見ていたらそれほど感じはしないでしょうが、半年ぶりに見る姿は驚くほど老けてゆくのです。 そんな母の介護をする義姉も大変です。 仕事をしつつの介護ですからなおさらです。 ストレスもかなり溜まってきていることでしょう。 きょうはそんな思いをいろいろ聞くつもりで出かけました。 言葉はきつくて乱暴でも、彼女は彼女なりに頑張って母を介護してくれているのがわかります。 感謝です。 私自身も還暦を迎え、自分がすこしずつ老いていってるのがわかります。 悲しいけど、残念だけど、くやしいけど、人は老いてゆくのですね。 そんな老いる自分と向き合いながら生きていかなければなりません。 私は私の子供たちや孫たちに、人が老いるということがどういうことかを教えながら、これから生きていくのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月02日 22時13分38秒
コメント(0) | コメントを書く
[60代からの生き方] カテゴリの最新記事
|