DON GIOVANNI
Dramma giocoso in due atti
Libretto di Lorenzo Da Ponte
Musica di Wolfgang Amadeus Mozart
Don Giovanni Simon Keenlyside
Il Commendatore:Matti Salminen
Donna Anna Carmela Remigio
Don Ottavio Bruno Lazzaretti
Donna Elvira Anna Caterina Antonacci
Leporello Bryn Terfel
Masetto Ildebrando D'Arcangelo
Zerlina Patrizia Pace
Maestro concertatore e direttore
Claudio Abbado
Chamber Orchestra of Europe
Maestro al cembalo Ronald Schneider
Violoncello Richard Lester
Mandolino Segio Zigiotti
Coro Ferrara Musica
Maestro del coro Giordano Tunioli
Regia Lorenzo Mariani
フェラーラの「ドン・ジョヴァンニ」。
サイモン・キーンリーサイド、映画スターのようにかっこいいです。
97年だから、8年前で37歳。
レポレッロのブリン・ターフェルがいい!うまいし演技も最高。
MVPですね。
それに彼はでかすぎ。185センチぐらいあるんじゃない?
豪華なプロダクションで、指揮がクラウディオ・アッバード、
騎士長がマッティ・サルミネン、
ドンナ・エルヴィラがアントナッチ。
舞台のカラーは白と青と黒しか使われていない。
ドン・ジョヴァンニは「黒」。邪悪の象徴。
騎士長は「白」。聖なるもの。霊なるもの。
そして世俗の方々は青。
だから水彩画のような舞台である。
やはり一番最高なのはレポレッロとドン・ジョヴァンニのやりとり。
もうブリン、うますぎ~
演技もうますぎ~
すっかり魅せられました。
何もかもうまい!
サイモンとのコンビネーションが際立っている。
キーンリーサイドは若い!のでやっぱり若さが際立っている。
モネ劇場の時のような複雑さ、狂気はこの時の彼には感じられない。
ひたすら若さと富と権力を謳歌している美しい貴族である。
細かい演技、身軽な演技は、この時からやはり炸裂している。
彼は突っ立って歌う、ということがない。
壁に寄りかかったり、何かしていたり。
セレナーデの美しさが耳に残った。
モネの時とは明らかに、違った。
髪の毛は衣装に合わせて黒くしているのか。
すごく男前で、髪を貴族ヘアーで後ろで留めている。長い髪をコートを着たときに外に出したりするのが見てて、あぁ貴族ね。