ロイヤルバレエ日本公演2010
うたかたの恋
Day3
ルドルフ:エドワード・ワトソン
(オーストリア=ハンガリー帝国皇太子)
男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ:マーラ・ガレアッツィ
(ルドルフの愛人)
ステファニー王女:イオーナ・ルーツ
(ルドルフの妻)
オーストリア=ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ:ギャリー・エイヴィス
(ルドルフの父)
エリザベート皇后:タラ=ブリギット・バフナニ
(ルドルフの母)
伯爵夫人マリー・ラリッシュ:サラ・ラム
(皇后付きの女官、ルドルフの元愛人)
男爵夫人ヘレナ・ヴェッツェラ:エリザベス・マクゴリアン
(マリー・ヴェッツェラの母)
ブラットフィッシュ:ブライアン・マロニー
(ルドルフの個人付き御者、人気者の芸人)
ゾフィー大公妃:ウルスラ・ハジェリ
(フランツ・ヨーゼフの母)
ミッツィ・カスパー:ラウラ・モレーラ
(ルドルフの馴染みの高級娼婦)
ベイミードルトン大佐:平野亮一
(エリザベートの愛人)
四人のハンガリー高官:セルゲイ・ポルーニン、ヴァレリー・ヒリストフ、蔵健太、アンドレイ・ウスペンスキー、トーマス・ホワイトヘッド
(ルドルフの友人)
カタリーナ・シュラット:フィオナ・キム
(独唱)
アルフレート・グリュンフェルト:ポール・ストバート
(ピアノ独奏)
エドゥアルド・ターフェ伯爵:アラステア・マリオット
(オーストリア=ハンガリー帝国の首相)
ホイオス伯爵:ヨハネス・ステパネク
(ルドルフの友人)
ルイーズ公女:ロマニー・パジャク
(ステファニーの妹)
コーブルグ公フィリップ:デヴィッド・ピカリング
(ルイーズの夫、ルドルフの友人)
ギーゼラ公女:サイアン・マーフィー
(ルドルフの姉)
ヴァレリー公女:フランチェスカ・フィルピ
(ルドルフの妹)
ヴァレリー公女の子供時代:リャーン・コープ
マリー・ヴェッツェラの子供時代:マーラ・ガレアッツィ
ロシュック:ミハイル・ストイコ
(ルドルフの従者)
ラリッシュ伯爵:ベネット・ガートサイド
その他、来客、メイド、娼婦、紳士、使用人、侍女など:英国ロイヤル・バレエ団
この作品を見るのは2日目。
エドワード、さすがロイヤルの誇る役者だけある。
彼のルドルフの造型はさすがで
お話としてきょうは納得できるものでした。
しかし初日のあの鬼気迫るアコスタを見ているだけに
きょうのはいかにも踊りのテクニックという点では雲泥の違いがありました。
この作品はイレク・ムハメドフとかカルロス・アコスタとか、歴史に名を残すような名ダンサーでないと踊ってはいけない作品ではないかな~
まず技術的にあまりにも難しいし、体力も相当ないとこれはできないです。
エドワードはこの役には非力だったと思います。
しかしカーテンコールは初日以上の大喝采でした。
MBスワンレイクといっしょで、客はダンサーのテクニックを見て判断する人はほとんどいないようです。
確かに演技はすばらしかったですけど…
この作品はルドルフの一人称の物語で、彼をめぐる女たちの話なので、
ルドルフが踊れないと作品としての説得力はありません。
少なくとも私にとっては。
しかしきょう、私にとってはとてもうれしいことがありました。
ハンガリー将校にセルゲイ・ポルーニンがキャスティングされていたんです。
そう、あの眠りで鮮烈な印象を残した彼の姿をまた見られたのです。
しかも第一の将校役で、踊るところ満載です。
はっきりいって主役よりめっちゃうまかったし存在感があったし。
彼も主役より目立たないようになんてさらさら考えていませんでした。
超絶技巧まぶしてきました。
なんと間に何もはさまない連続のザンレールをかましてきた。しかも3回目も飛んだんですが、これはシングルになりました。
思わず度肝を抜く彼のスタンドプレー。
舞台を横切るグランジュテは矢のように一直線だわ、
空中で止まるような美しいグランジュテも健在。
見とれていました。
彼が出ているときは彼だけ見ていました。
体型も美しくお顔も美しく、野性味がある。
早く全幕の主役を見せてくれ!
次回の公演が楽しみ。
ロミジュリでは何を踊るのかがすごく気になります。
他はあんまり言うことない…
ギャリーはきょうはミドルトン大佐ではなく、皇帝でした。
はげの皇帝役でもめっちゃうまいよ~ギャリー。
目ですべてを語る演技。
さすがです。ギャリー。
彼はロミジュリで何の役かしら?
こちらも楽しみ。
期待してなかったセアラのラリシュ夫人はすごく良かったです!
彼女は超美人でしかも役者なのでやはりこういう役が似合います。
ルドルフ、マリーよりこっちでしょとアドバイスしたくなる美しさ。
彼女の舞台上でのプレゼンスはすごいです。
良かった~
ブラツフィッシュはブライアン・マロニー。
彼も老けたのか太ったのか、重そうだった。
振付も特異でキャラを要する役だが、彼のはブラツフィッシュじゃなかった。
セルヴェラの方が良かった。
オヨス伯爵のステパネクの演技がすばらしかった!
私は何を見ているのか、
この作品ではほとんどロイヤルの人の演技だけを見ていた。
それぐらいみんなうまいのよ~
役者なのよ~
アラスター・マリオットのターフェもうますぎる。
ルイーズ公女のロマニー・パジャクも可愛かった。
マーラ・ガレアッツィはうまいが、なんで主役なの?感を拭えなかった。
イタリアがんばれ!
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最終更新日
2010年06月24日 23時18分37秒