Wiener Philharmoniker-Woche in Japan
Datum: 2010-11-09, 19:00
Ort: Suntory Hall (Tokyo, Japan)
Dirigent: Franz Welser-M?st
Programm:
Richard Wagner: Vorspiel und Liebestod aus "Tristan und Isolde", WWV 90
Anton Bruckner: Symphonie Nr. 9, d-Moll, WAB 109
ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2010
Daiwa House 55th Anniversary Special
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2010年11月9日
出演を予定していました指揮者:エサ=ペッカ・サロネン氏が、やむを得ない事情により来日不可能となりました。
これにより指揮者および曲目が以下のとおり変更となります。
曲目
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』から「前奏曲と愛の死」(変更なし)
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
指揮 フランツ・ウェルザー=メスト
あまりにも悲劇的な展開をしているウィーンフィルの来日公演。
コントラバス奏者の悲劇の死。
指揮者が2度も変わったこと。
しかもサロネン氏のキャンセルの理由が明らかにされないことがいっそう暗い予感を募らせる。
クリーヴランドオケを率いて来週公演するヴェルザー=メストが早く来日してくれて一日だけでも振ってくれたことはその中でも朗報だった。
フランツィ
相変わらずスレンダーな知的な風貌。
彼の生演奏を聴くのは数年前のチューリヒ歌劇場来日公演以来。
ウィーンフィルは数年前のウィーン国立歌劇場来日公演以来。
キュッヒルさんがコンマス。
その右横にフォルクハルト・シュトイデ。
シュケルツェン・ドリさんもいらっしゃる
ホルンの首席奏者、
トーマス・イェプストル Thomas Joebstl / Horn
さんだと思うんですけど
めちゃ若くてハンサムでした。
ブルックナーの後に、ヴェルザーメストが一番先に立たせて誉めていました。
次にホルン
ペット
トロンボーン
木管
弦です。
トリスタン
コントラバスだけの部分がある
前奏曲から愛の死に切り替わるところ
暗い音
印象的なシーンだった
美しすぎる愛の死
私は生きていていいの
私は愛していいの
あなたに愛されていいの
あなたを感じていいの
打ち寄せる波に翻弄される
終わっても手を下ろさないヴェルザーメスト
余韻が楽しめる緊張感ありすぎの公演。
休憩
ブルックナー9番
第1楽章
第2楽章
ダダダンダンダンダンダン
ダダダンダンダンダンダン
スターウォーズ帝国の逆襲ですよ~
第3楽章
ホルンの後列、ワーグナーホルンに持ち替え何回も
終わってもヴェルザーメストはたっぷり10秒以上手を挙げたまま。
永遠に下ろさないんじゃないかと思った。
客はおとなしく待っている。
そして歓喜の大喝采。
アンコールはなし。
未完の大曲、
第3楽章で演奏を終わってしまうこの曲
図らずも今回の悲劇を象徴しているような気がした。
悲しすぎる
団員に笑顔はほとんど見られなかった。
+++
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団員ゲオルク・シュトラッカ氏への哀悼
Wiener Philharmoniker trauern um Georg Straka