※内容にふれますのでご注意ください。
これからご覧になる予定の方は読まないでください。
第2幕
かみてに椅子1脚
物憂げなフォン・メック夫人。
チャイコフスキーの華麗な音楽(チャイコフスキー 弦楽セレナード 第2楽章)で踊っている上流の人々。
チャイコフスキーがやってくるが人々はいなくなる
チャイコフスキーはフォン・メック夫人の座っていた椅子に腰かける。
なぜかバレエのバー。
あの美しい青年、
王子を演じた青年のバーレッスン。
これが絶品です!!!
ノイマイヤーの「眠り」のサーシャのバーレッスンも相当鼻血ブーだっだけど、これもすごくセクシ~
目が吸い寄せられます。
これはナルシスとの青年を演じていて、髪をかきあげたりする。(鼻血ブー)
ギャグが古い…
分身のデュデクは恋している青年の目で彼を見ている。
抱きしめたい!
しかしそこに現われたのは可憐な少女(サレンコ)
これがまたツンデレの美少女ですごくいい~
ナルシスとのバレエダンサーはすっかり恋してしまう。
いくら分身が誘ってもだめ。
ここのトロワは絶品です!
2人は仲良く去っていき取り残された分身は悲しむ。
失恋の痛み。
チャイコフスキーは慰める。
フォンメック夫人は彼に金を与える。
金だ!
妻があの3人の男と情事を重ねている。
チャイコフスキーはフォン・メック夫人にもらった金を妻に与える。
妻のほしいものは金ではない。
2人はすれ違っている。
金=賭けごとに取りつかれた男、ゲルマンの悲惨な運命を描いた名作『スペードの女王』の世界へ移行する。
これがまた斬新!
テーブルが斜めに最初持ち上げられている。
これがカードゲームをするテーブル。
人々がいる。
トランプの精がいる。
ジョーカー。あの王子、ディーノが演じている。
彼は人々をあやつり破滅させる。
もちろん分身とチャイコフスキーはゲルマンの役。
フォンメック夫人は「伯爵夫人=ゲルマンに殺される」役で出てくる。
彼女の呪いでゲルマンは破滅する。
それがチャイコフスキーの人生と重なっていく。
人々がみんな脱ぎだしてハートのマークのスーツになるのに内心大爆笑!
めくるめく時間がすぎる。
「スペードの女王」が終わると、ついにチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の第4楽章が始まる。
一番ショッキングなシーンがやってくる。
妻との壮絶なパドドゥ。
サイダコーワすごすぎる!
このシーンはすごすぎる!
そしてチャイコフスキーの分身がついに力尽きる。
彼が倒れ、チャイコフスキーも死を迎える。
王子が分身を連れていく。
あまりにも印象的なラスト
涙
全幕了。
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