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Adrian Eroed
New National Theatre, Tokyo Johann Strauss II : Die Fledermaus 1 4 7 9 11 Dec. 2011 Conductor : Dan Ettinger Production : Heinz Zednik Scenery and Costume Design : Olaf Zombeck Choreographer : Maria Luise Jaska Lighting Design : Tatsuta Yuji CAST Gabriel von Eisenstein : Adrian Eroed Rosalinde : Anna Gabler Frank : Rupert Bergmann Prinz Orlofsky : Edna Prochnik Alfred : Otsuki Takashi Dr. Falke : Peter Edelmann Adele : Hashimoto Aki Dr. Blind : Okubo Mitsuya Frosch : Franz Suhrada Ida : Hirai Kaori Chorus : New National Theatre Chorus Ballet : Tokyo City Ballet Orchestra : Tokyo Philharmonic Orchestra Agnes Baltsa who was scheduled to perform the role of Prinz Orlofsky and G?nter Missenhardt who was scheduled to perform the role of Frank for Die Fledermaus in December 2011 will be replaced by Edna Prochnik and Rupert Bergmann, respectively. (announced by NNT 16 Nov. 2011) 新国立劇場「こうもり」 ヨハン・シュトラウス2世 2011年12月11日(最終公演) 【指揮】ダン・エッティンガー 【演出】ハインツ・ツェドニク 【美術・衣裳】オラフ・ツォンベック 【振付】マリア・ルイーズ・ヤスカ 【照明】立田雄士 キャスト 【ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン】アドリアン・エレート 【ロザリンデ】アンナ・ガブラー 【フランク】ルッペルト・ベルクマン 【オルロフスキー公爵】エドナ・プロホニク 【アルフレード】大槻孝志 【ファルケ博士】ペーター・エーデルマン 【アデーレ】橋本明希 【ブリント博士】大久保光哉 【フロッシュ】フランツ・スラーダ 【イーダ】平井香織 【合 唱】新国立劇場合唱団 【バレエ】東京シティ・バレエ団 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 楽しかった~! アドリアン・エレートのアイゼンシュタインを堪能! 普通アイゼンシュタインってほんとに男そのもので浮気で短気でどうしようもない脳天気な男なんだけど、エレートが演じるとどこかシニカルな感じが漂う。 彼はまさにエレート流のアイゼンシュタインだったかな。 歌は本当にすばらしく、とにかく美声なので、もっともっと聴きたかった。 細いので燕尾服の似合うことといったら! ファルケ博士のペーター・エーデルマンは背が高くてハンサムで、歌は百人並だったけどかっこよかった~毒のない迫力のないファルケでお人柄が出ているのかな。普通ファルケの方がひと癖ある性格でアイゼンシュタインが脳天気なんだけど、今回は逆で、アイゼンシュタインが哲学的でファルケはさらっとした人のいい感じ。 フロッシュはすごく芸達者で笑わせてくれた。 驚いたことに今まで見てきたシェンク演出版とかツェドニク演出版とギャグがほとんど同じで、わかっていても笑ってしまう、そういう感じだった。 アラベラを見たときにも思ったけど、こうもりとかアラベラを日本のオペラ劇場がやるのはどうしても無理がある。この作品に必要なのは、退廃、退屈、酩酊、酔っ払い、放蕩、酒、そしてダンス そういった基本的地がないので無理なんである。特に2幕のダンスシーンはやはり今まで見た本場のものには到底かなわないし、一番盛り上がるところで醒めちゃうんだよね~ アラベラにも必要な腐り切った貴族階級の奢りと悲壮な馬鹿馬鹿しさ、そういうものがないんだよね。初めてみる人には面白いかもしれないけど。と文句を言いつつ、今年最後のオペラ(オペレッタ)、少し早いクリスマスプレゼントを思いっきり堪能したマチネだった。 ※内容にふれますのでご注意ください。 ダン・エッティンガー。序曲すばらしかった! 幕が開くとガブリエル・フォン・アイゼンシュタインの邸宅の中庭。 テノールの歌でアデーレが出てくる。 アデーレはいとこからの手紙を読んでいる。 奥様に気がある? ロザリンデのガブラーは背が高くて美人。歌もやや低めの声で申し分のないすばらしさ。 アデーレはおばを病気にしてお暇をもらおうとするが許されない。 ぷんぷん怒って出ていく。 ロザリンデが一人でいるとテノール歌手のアルフレートがやってくる。 リゴレットのマントヴァ公の歌を歌っている マッダレーナに歌う歌だ。 ♪ Bella figlia dell'amore -- 彼がいなくなったら来ると言って彼は出ていく。 アイゼンシュタインが弁護士と出てくる。 弁護士の吃音はそのままやっている。 細身のエレート、男前。 拘留期間が5日から8日になってしまったので怒っている。 ロザリンデが慰めると、妻の胸に頭をすりすりしてうれしそうな表情。 嘘泣きでアデーレが現われると 「どうしたの僕がいなくなるのが淋しいの?」 アイゼンシュタインはアデーレに出前を頼む 「デマエ!?」 すしにしゃぶしゃぶ、すき焼き、そして神戸牛だ!(以上日本語)客席大爆笑。 特にすしは早くね! ロザリンデに一番ぼろい服を出すように言う。 友達のファルケ博士がやってくる。 なぐさめてあげて! ロザリンデは家に入る。 ファルケはオルロフスキーの晩さん会に誘う。 オペラ座のバレリーナ「ねずみちゃん」たちが来ると聞いて、途端に行く気になるアイゼンシュタイン(笑) 二人で踊っているとロザリンデが出てきていぶかしがる。 慌てて椅子を持ち上げてスクワットするアイゼンシュタイン(笑)。 ファルケはロザリンデの持ってきたぼろい服を見て言う。 その衣装じゃだめだ! だって彼のご所望よ! アイゼンシュタインはやっぱり燕尾服にシルクハットを着ると言って家に入る。 おかしいわ!男の人って留置場も楽しいのかしら。 アデーレが寿司を持ってくる。 「俺の靴はどこ?」 アデーレとロザリンデ同時に、「あたしのベッドの下よ!」(笑) 一方、ロザリンデは急にアデーレに暇を出す気になった。アルフレートとの密会のためである。 アイゼンシュタインが燕尾服姿で戻ってくる。シルクハットに、白のストール、細身ですごく似合っている。 3人は別れを悲しむ(ふりをする)が、足は踊り出してしまう。 ここは楽しいシーン!音楽がどんどん早くなって踊り出すのが最高。アイゼンシュタインはアデーレと腕を組んでぐるぐる回っている。 さようなら! アイゼンシュタインはさっさと行ってしまう。 アルフレートがやってきてアイゼンシュタインのナイトガウンと帽子をかぶる。 何してるのよ! ずうずうしく酒を飲みだすアルフレート フランクが来る。 フランクはアルフレートをアイゼンシュタインだと勘違いし、連れて行こうとする。 浮気相手と悟られたくないロザリンデはこんなに遅く一緒にいるのが夫でないはずないじゃないと熱唱する。アルフレートはしょうがなくフランクと行くことになる。 「お別れのキスをして…」 「お別れのキス!?」異口同音に喜ぶロザリンデとアルフレート。 いつまでもいちゃいちゃしているのでフランクがきれる。 「私のとこはいろんな鳥がやってくる鳥かご!」の歌を早口で歌う。 まあ歌唱は今一つかなあ。 皆がいなくなると郵便配達人がロザリンデに(ファルケからの)手紙を渡す。そこで幕。 カーテンコールあり Part2に続く。 Related Links ウィーンフォルクスオーパー「こうもり」 2008年5月27日 小澤征爾音楽塾「こうもり」 2008年7月30日 新国立劇場「こうもり」 2009年01月27日 フランクフルト・オペラ「こうもり」 2011年3月6日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月24日 10時32分56秒
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