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カテゴリ:OPERA
New National Theatre Richard Wagner : Der fliegende Holl?nder 2011/2012 Season 2012 Mar.8 11 14 17 20 Day2 11 Mar.2012 Conductor : Tomas Netopil Production : Matthias von Stegmann Scenery Design : Horio Yukio Costume Design : Hibino Kodue Lighting Design : Isono Mutsumi CAST Daland : Diogenes Randes Senta : Jennifer Wilson Erik : Tomislav Muzek Mary : Takemoto Setsuko Steuermann : Mochizuki Tetsuya Holl?nder : Evgeny Nikitin Chorus : New National Theatre Chorus Orchestra : Tokyo Symphony Orchestra 新国立劇場 「さまよえるオランダ人」 Day2 2012 年3月11日 いろいろ言いたいことは皆さんあるかと思いますが… 私にとっては非常に歌手が良かったです! タイトルロールのエフゲニー・ニキーチン、立ち姿がほれぼれするほどかっこいいです! だいたい見かけとか雰囲気がまんまミステリアスで恐ろしげな剣呑なオランダ人にぴったりはまっているのでまさに適役と言えましょう。 そしてその声がですね~ここが問題なんですけど 美しい声なのですよ~やはり。彼の声を聴くといつも思うんですけどワーグナーのバスバリトンとは思えない美しさなのですわ。 だからここが議論が分かれるところだと思うのですけど、 絶対汚く歌わないのです。メリハリがないとか思う人もいるかもしれませんけど… 彼が歌い出すと、いっしゅ清澄な響きがあって、今までのオランダ人のイメージとか、彼の見かけのイメージとすごいGAPがあって。そこがまた魅力だと思うんですけど、どうなんでしょうか。 異論はあると思いますが。 ゼンタのジェニファー・ウィルソンやはりすごいヴァグネリアン・シンガーでしたね。 そのパワーのすさまじいこと Huge power を解き放った時、オケの音さえ凌駕し、劇場が震えました。まさにブリュンヒルデ! すごいです。 ゼンタの初々しさ、夢見る少女の可愛らしさ、といったものはまったくありませんが…。 …ちなみにですけど、ジェニファーはHamburg Staatsoper の Wagners Ring in zwei Stunden でブリュンヒルデを歌っております。あとはバレンシアリングでもブリュンヒルデでしたよね。 ダーラントのディオゲネス・ランデスは背が高くて、気のいいダーラントにぴったりの朗々とした歌唱。すごく若いダーラントで、お父さんというよりゼンタのお兄ちゃんみたい。 エリックのムツェックは非常にブラボー、拍手をもらっていました。まさに正統派のエリック、高い美しい声が出るし、パワーもある。良かったです。 そして望月さん!すばらしかったです。日本人でこんなに伸びやかで美しい響く声のテノールがいたのかと。とにかくソリストは全員すばらしく魅力的でした。 第1幕 序曲 ホルンで入る。 やっぱり生音はとろけそうです。快感です。 ノルウェー船の甲板がしもてから移動してくる。 船員と船長のダーラント、舵手が載っている。 ダーラントは舵手に見張りを命じて甲板から下がっていく。 寝転んだ舵手 ダーラントは甲板磨きのモップとバケツを舵手に渡す。 舵手のアリア。 美しい声が響き渡る。 舵手はモップを女性に見立てて贈り物のネックレスをかけてみたりしますが、そのうち寝入ってしまう。 不気味な船の舳先が現れます。 巨大な船の舳先には舵がついています。 その船底が徐々に開きます。 その扉に男がはりついていてそのままノルウェー船の甲板に下りてきます。 男は横たわっています。 そのままの姿勢で歌いだします。 Die Frist ist um 美しい声! ニキーチンは長いかつらをかぶり、 けさに掛けた太いベルト状の革ひもが特徴的な衣装。 濃い青色の衣装 手首に革バンドを巻き、赤い紐がぶら下がっている。 有名なオランダ人のアリアを歌う。 美しく歌う。 甲板を歩き回り艫綱を握り締め、絶望と苦悩を歌います。 ニキーチンを生で聴くのは、ランゴーニ、イブン・ハキア、テルラムント(2回)に続き5回目。 でも何かいつもふわっとしたイメージで、つかみどころがないのですよね。 多分本人的にこの役はタイトルロールでありお得意の役でもあるので気持ちの入り方は違うと思うんですけど。 Ew'ge Vernichtung, nimm mich auf! オランダ人がいなくなると甲板の扉が開きダーラントが出てきます。舵手は「異常ありません…」と寝ぼけています。舵手を起こします。 舵手は目を覚ますと慌てふためき Wer da! 返事無し。 ダーラントはかみての袖にいるオランダ人と会話します。 オランダ人が現われ、ダーラントの家に連れて行ってほしいと頼みます。 オランダ人は白い豪華なコートを着ています。 宝石箱を見せられ承諾するダーラント。 娘をやる約束までしてしまう。 ダーラントはオランダ人と握手しようとするがオランダ人は手を握らない。 ダーラントが歌うとふいと後ろを向いて歩いて行ったり、人間嫌いな様子。 宝石箱をダーラントに足で押しやります。 何もかにも絶望しているオランダ人は投げやりになっています。 7年ごとに陸に下りて娘を探しても、期待はいつも裏切られ、何百年もさまよってきた… ダーラントとオランダ人の二重唱 舵手:南風だ! ダーラント:今日中に娘に会えますな! ホーレーンダー:Gewiss (=Certainly,) もちろんだとも! 故郷の港を目指す船。 休憩 第2幕 ゼンタひとり。 水色の長いロングドレス。 しもてからまた移動してくる台の上に乗っている娘たちとマリー。 娘たちは糸を紡ぎながら歌う。 ゼンタは赤いショールを青いドレスの上にかけている。 マリーは嫌がるがゼンタの歌を歌わせる娘たち。 ゼンタはオランダ人の呪われた運命を語る。 すげえ迫力。怖い。 マリーは耳をふさいでいる。 娘たちも歌い、 ゼンタ:あの人を救うのは私なのかも… エリックが戸口で聴いている。 エリックは狩人なのだがゼンタの来ているのと同じような水色の服。 体格の良い髭面の熊のような男。まさにエリック。 ゼンタ! 親父さんの船が帰ってきたよ。 変な夢を見たんだ。 君が男と海へ去っていく… エリック去る。 ゼンタひとり。 壁にかかった絵を見つめながら歌う。 その絵が突如落下する。 あっ! 戸口に立っているオランダ人。 オランダ人は先ほども着ていた白い豪華なコートを着ている。 ダーラントが帰ってくる。 なんだパパにキスもハグもなしかい? あの方はどなたなの? オランダ人とゼンタは見つめ合う。 見つめ合うというより凍りついている感じ。 ダーラントが一人でしゃべっているが誰も聞いていない。 ダーラントは落ちている絵を拾い上げると椅子に載せる。 ダーラントが意味ありげに出ていく。 ゼンタは正面を向いて座っている。 オランダ人はコートを脱ぐ。 背後に立ったオランダ人はゆっくり歌いながら近づいていく。 この公演は非常にオランダ人がゆっくり歌う。 ゼンタに近づく。 二重唱。 お父さんに従って後悔はないのかい? ふれることのなかった2人が だんだん近づいて手を握ろうとした時、オランダ人が避ける。 ダーラントが入ってくる。 オランダ人は白いコートをゼンタに渡し、着せてもらう。 2幕了 Part 2 に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月22日 21時51分51秒
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