オペラ「紫苑物語」平太役 ダブルキャストへの変更のお知らせ
2019年2月 8日
2018/2019シーズンオペラ「紫苑物語」におきまして、芸術上の理由により、平太役につきましてはダブルキャスト(2キャストによる日替わり出演)へ変更することとなりました。
平太役に出演を予定していた大沼徹が2月17日(日)、24日(日)に、平太役カヴァーを予定していた松平敬が2月20日(水)、23日(土)に出演いたします。
新国立劇場オペラ公演「紫苑物語」平太役について
作曲者 西村朗さんとの共同作業を通じて、平太という役柄の持つ音楽的・演劇的な内容を私たちの中で発展させ、これまでその役のイメージを膨らませてまいりました。今回の創作委嘱作品「紫苑物語」の世界初演に向けて稽古を進めていく過程で、本役の大沼徹さん、カヴァーの松平敬さん、お二人の異なる平太像に接した結果、お二人ともに本公演で歌っていただくことにより、それぞれの平太像をお客様にご覧いただきたいとの判断に至りました。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
新国立劇場オペラ芸術監督 大野和士
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クラシカジャパンで放送された大野監督と作曲家のトークを見た。
なかなか楽しい…大野さんのトークがおもしろすぎる。
大野氏が企画した上演だということがわかる内容だ。
作曲家や演出家や台本作家は
大野の読んだ原作本(石川淳)をもとに
大野の要請でこういうふうに書けといわれて書いたようだ。
日本のオペラでは重唱がないので
大野はプッチーニやヴェルディのような5人6人の重唱を書けと言ったらしい。
それも不協和音の重唱らしい4人の。
大野に言わせると今回の試みは「革命」だそうだ。
東の大野
西の沼尻
彼らのオペラ業界に起こしていく「革命」が非常に楽しみだ。
大野は本格路線
沼尻は大衆を広くあまねく取り込む路線。
なかなか対照的でおもしろい。
ダブルキャストになった
松平敬さんは音源を聴いたところハイバリトンのようである。
高い声も得意なようだ。
もちろんこういう創作作品であればどんどん変わっていくのは当たり前で
声の色合いとか
あるだろうし
高田兄の声とコントラストを出したかったのかもしれないが
解せない。この答えがわかるのは公演当日なのだろう。