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カテゴリ:OPERA
Bocca al Lupo!! Vol.1 〜冬の夜に贈るテノールの調べ〜 2020年12月11日(金) 18時開演(17時開場) 横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール 金山京介(テノール) 澤原行正(テノール) 濱松孝行(テノール) 石野真穂(ピアノ) [主催・チケット申し込み・問い合わせ] Bocca al Lupo!! 実行委員会 boccaallupo.2020@gmail.com [後援] 公益財団法人東京二期会 東京藝術大学音楽学部同声会 [助成]神奈川県文化芸術活動再開加速化事業助成金 *** テノールが3人揃うと… めっちゃ楽しかったです。 なかなか負けん気の強い3人 で高音合戦もすごかったです。 3人三様の声なのでレパートリーも広がります。 けっこうガッツリのプログラミングでそれぞれのコーナーに工夫があって楽しめました。 ぜひ第二回も開催して欲しいです。 今回は金山京介さんと同期の濱松さんと後輩の澤原さんとの共演ということで金山京介さんが思いっきり羽根を伸ばしているなあと感じました。演奏もすばらしく、まさに東京二期会のトップテノールの力量と華と魅力全開でした。甘く美しい高音に酔いました。 濱松さんはヒロイックでパワフルな声のリリコで迫力満点でした。3月にイタリアに留学するそうです。 澤原さんはやはりリリコですが高音が大得意で、B以上の高音を決めていました。またトークもお得意でまるで音楽評論家のように深い知識を滔々と披露していました。 カナックホールはすばらしいホールです。 声楽のリサイタルに最適な大きさと反響です。 背後の木製の反響用の壁がとても仕事してました。 声のキラキラ度が増していました。 かなっくホール 300席 ピアノ ヤマハ NEW CFIIIS 残響時間 音響反射板設置時 約1.4秒、音響反射板なし 約1秒 前半 ▼イタリア古典歌曲 陽はすでにガンジス川から Giu il sole dal Gange 濱松 私の偶像のそばに Antonio Cesti (1623-1669) :Orontea, Act II Intorno all'idol mio 金山京介 甘く軽い美声の輝き。お声がこの曲にピッタリ! オンブラマイフ 澤原行正 以下はメモをもとに記述。 澤原「自己紹介してもらいましょう。では一人だけスーツの色が違う金山さんから。」 自己紹介 澤原:3人の出会いは、10 年前で、東京藝大で同じクラスだった。イタリア古典歌曲は学生が一番最初に勉強するものだ。 曲解説 濱松さん「ああ、ガンジス川から登ったんだなあって」www 金山京介:僕が歌ったのはバロックオペラ「オロンテア」の女性が歌う曲。 澤原:僕の歌ったのはセルセの最初に歌う曲で… ウンチクを長々と披露する澤原に感心しきりの二人。w 続いてのパート 日本歌曲を流暢に解説する澤原。まるで学者か評論家のようだ。 ▼日本歌曲 この道 濱松 待ちぼうけ 澤原 すばらしい。ユーモアにあふれ芝居がかった熱演。 鐘がなります 金山京介 すばらしい表現力。高音も美しい。 ▼各国語のオペラアリア 次の各国語のオペラアリアのパートの解説は金山京介さんが担当だったが… 金山京介「電波の入りが悪くて調べられなかったw」 と華麗にごまかすw 「10年の思い出を語れって言われたんですが、テノールってそもそも共演がないから、会わなかった…」 「…きれいにまとまった!」と自画自賛。 真珠とり ♪耳に残るは君の歌声 Je crois entendre encore 澤原行正 有名曲。高音のHやAが頻発し、高音のレガートが求められる難曲。フランス語すばらしい。ファルセットも使う。最高音はなんとHigh C(アルフレード・クラウスで確認) WAモーツァルト「魔笛」より ♪なんと美しい絵姿 金山京介 もちろんドイツ語。音域が終始高く非常に難しい名アリア。さすがタミーノ、金山京介さんすばらしい! チャイコフスキー「エフゲニーオネーギン」から ♪クーダークーダー さらば我が青春の日々よ 濱松 ロシア語 パワフルですばらしかった。 後半 ▼カンツォーネ・メドレー これが超面白かったです。抱腹絶倒でした。 またやってほしいです。 O sole mio 次々と現れるテノールたちに爆笑。センターの奪い合い。 Non ti scordar di me 金山(リード) Mattinata 濱松(リード) Musica Prohibita 澤原(リード) "Vorrei baciare i toui capelli neri, で他の2人が「キスだよ、キス」という仕草。 Core 'ngrato 金山(リード) O sole mio オーソレミオ ピアノの間奏部分になるとなぜか、ジョギングのようにステージを回りだす金山さん。ほかの2人にも強制する。場内爆笑。 最後の、オーソレミオの重唱最後で澤原さんBに上げた。 ▼トスティ歌曲集 濱松孝行さんがトスティのコーナーの紹介担当。 濱松「まじめな性格なんで(さきほどのようなことは?)恥ずかしい…」 セレナータ 濱松孝行 さすがすばらしい! 夕べ A Sera 金山京介 最後は胸声の高音。A (Joaquín Pixánで確認。)伸ばす。 星明り Starlight 澤原行正 最後はHの胸声(マッテウッツィで確認。)唐突にHにジャンプする難しい曲ですね。 澤原トーク「濱松さんはトスティコンクールで第1位だった…。」 ▼イタリアオペラアリアコーナー 次はいよいよイタリアオペラアリアコーナー 澤原さんの曲目解説はとても詳しい!(そもそも濱松さんと金山さんは「解説」しようとする意識が皆無だった…w さすがテノールww)きっとこの進行台本は澤原さんが書いたのでしょうね! Puccini : La Bohemeから ♪冷たき手を Che gelida manina 澤原行正 なんとも魅力的なロドルフォ。とても演技が入っている。表情も素敵です。High C もがんばりました。 ウンベルト・ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」 から "Come un bel dì di maggio", Act IV aus der Oper 'Andrea Chenier' von Umberto Giordano 濱松孝行 なんと重いものを持ってきました。ドラマチックテノールの曲です。中音域が充実している彼ならあり得る選曲か。Bあり(パヴァロッティなどで確認。)。 ドニゼッティ(1797-1848): 歌劇「アルバ公爵」より ♪「清らかで美しい天使よ」 DONIZETTI, G. (Il Duca d'Alba) "Angelo casto e bel" 金山京介 すばらしかった~魂が震えました。酔いました。この曲はヴィットリオ・グリゴーロが前回の来日時に東京オペラシティコンサートホールで歌った曲。甘い名曲で、丁寧に歌い上げます。 最後の高音はB(パヴァロッティ、アルベルト・クピードで確認。) 伸ばします。 澤原トーク「プログラムには僕らの10年の写真集もついています。これ僕が作ったんです、と自慢ww」 アンコール 1 フランク作曲 Panis Angelicus「天使のパン」 これすごく良かったです。3人がフーガで歌う宗教曲。これまた聴きたいです! 2 グラナダ 今回は最後の高音Bの締めは金山さんでした。 お疲れ様でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年12月12日 18時46分44秒
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