Tokyo Symphony Special Concert
Tue. 29th December 2020, 2:00p.m.
Suntory Hall
Conductor = Jonathan Nott
Soprano = Jacquelyn Wagner
Mezzo-soprano = Ikuko Nakajima
Tenor = Hiroaki Fueda
Bass-baritone = Liang Li
Chorus=New National Theatre Chorus
Program
L.v.Beethoven : Symphony No.9 in D minor, op.125 "Choral"
東京交響楽団「第九」2020
2020年12月29日(火) 14:00開演
サントリーホール (東京・赤坂)
指揮:ジョナサン・ノット
ソプラノ:ジャクリン・ワーグナー
メゾソプラノ:中島郁子
テノール:笛田博昭
バス・バリトン:リアン・リ
新国立劇場合唱団
東京交響楽団
曲目
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op. 125 「合唱付」
新型コロナウイルスの影響で海外からの渡航制限等の状況により、出演者が一部変更となりました。
東京交響楽団では、政府・各自治体およびホールの方針に基づき、最大限の感染予防と拡大防止のための対策を実施した上で、「12/28、29 第九」の開催に向けて準備を進めた。
出演を予定していたメゾソプラノのカトリオーナ・モリソン、テノールのクリスティアン・エルスナーは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い来日できなくなり、代わって中島 郁子(メゾソプラノ)、笛田 博昭(テノール)が出演。
また、指揮のジョナサン・ノット、ソプラノのジャクリン・ワーグナー、バスバリトンのリアン・リは、来日後の14日間の隔離措置後に、出演した。
***
並びは S B T Aだった。
合唱もソリストも。
さすがノットさん変化球。
コントラバスは下手側で読響の配置と逆。
しかしサントリーの聴衆、ノットさん好き過ぎるやろw
喝采が止まない。
おまけは蛍の光(日本語)でキャンドルや照明の演出まであって最高のおもてなしだった。
最後真っ暗になって、オケは暗闇の中で演奏。www
最後は暗譜だなw
さすがです。
ノットの第九
第一楽章 高速で強烈な力強い演奏
ノットさんがティンパニィ〜〜〜
とすごいキュー出すのが相変わらず面白い。
一昨日にヴァイグレの繊細な第九を聴いているので違いが際立つ。
サントリーは巨大で響くのでティンパニ鳴らし過ぎてうるさいぐらい。
雷鳴のようなトリルを入れるカデンツァ?まであった。
第二楽章にもあった。
ティンパニがうるさ過ぎるとよく響く巨大なホールでは音がボワワンと曖昧になる。各楽器の妙技が高速と大音量に埋もれる。
まあしかし第一楽章のドカーンという感じが第九を感じさせる。
第二楽章はデフォルトの高速
第三楽章の前にソリスト入場
立ち位置は一番手前で客席は前5列をつぶしていた。
第三楽章はデフォルトのゆっくりな緩徐楽章。
ヴァイオリン美しい。
第四楽章は1秒の間でアタッカで入る。
歓喜の歌の動機までは各楽章の振り返りで
コントラバスが、その度に、違う、違うと否定するのがユーモラス。
いよいよだ!
合唱がマスクを外し始め期待が高まる。
O Freunde
Nicht diese toene
ソリスト バスのリアン・リがすばらしい!
クワンチュル・ユンと並び、世界最高の第九ソリストではないか。
圧倒的な声量 美声 パワー 神の神々しい声だった。
対する雄 笛田さんもすごい!
パワーはリアン・リを凌駕する。
さすが日本最高のテノール。
しかしノットさんのマーチは速過ぎ。
めっちゃ駆け足やん。
ノットさんもっと第九勉強してほしい。
後半はジャクリーンもパワー放出。
強力なソリストでサントリーホールのような巨大なホールでもすばらしい第九になった。
合唱は女声20 人、男声20 人。
この人数だと各自の声の責任が重大。
女声はソプラノですばらしく美しい声の方がいらっしゃいました。
お疲れ様でした。