Puccini: La Bohème
Performance Dates 15 Fri. 16 Sat. 17 Sun. 18 Mon. 20 Wed. 21 Thu. 23 Sat. 24 Sun. July 2022
Hyogo Performing Arts Center Grand Hall, KOBELCO
Nishinomiya / Hyogo. Japan
Mimi
Francesca MANZO
Rodolfo
Riccardo
DELLA SCIUCCA
Musetta
Ewa TRACZ
Marcello
Gustavo CASTILLO
Schaunard
Paolo INGRASCIOTTA
Colline
Eugenio DI LIETO
Stage Director: Dante Ferretti
Yutaka SADO, conductor
***
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2022
プッチーニ「ラ・ボエーム」
マンツォ&デッラ・シュッカ組
☆鑑賞日…2022年7月20日(水)
兵庫県立芸術文化センター(西宮)
ミミ
フランチェスカ・マンツォ
ロドルフォ
リッカルド・デッラ・シュッカ
ムゼッタ
エヴァ・トラーチュ
マルチェッロ
グスターボ・カスティーリョ
ショナール
パオロ・イングラショッタ
コッリーネ
エウゲニオ・ディ・リエート
べノア/アルチンドーロ
ロッコ・カヴァッルッツィ
パルピニョール
清原邦仁
合唱
ひょうごプロデュースオペラ合唱団
ひょうご「ラ・ボエーム」合唱団
ひょうごプロデュースオペラ児童合唱団
管弦楽
兵庫芸術文化センター管弦楽団
スタッフ
音楽
ジャコモ・プッチーニ
台本
ジュゼッペ・ジャコーザ/ルイジ・イッリカ
指揮
佐渡 裕
演出・舞台美術
衣裳デザイン
ダンテ・フェレッティ
演出補
マリーナ・ビアンキ
合唱指揮
シルヴィア・ロッシ
舞台美術
フランチェスカ・ロ・スキアーヴォ
照明
マルコ・フィリベック
衣裳デザイナー補
小栗菜代子
装置デザイナー助手
マッシモ・ラッジ
舞台監督
幸泉浩司
プロデューサー
小栗哲家
***
二幕で涙出ました。
何がすごいって
ダンテ・フェレッティの美術とセット!
美しいです。
全てが印象派の絵画のような
芸術作品
日本全国の劇場関係者は絶対見て勉強すべきです。
息を呑むとはこういうことで
あのMETのボエームのセットを超えた素晴らしさです。
歌手は
ミミ
ムゼッタ
マルチェッロがすばらしい!
ミミはリリコスピントで美声 表現力 すばらしい。
ムゼッタがまた輪をかけてパワフルですごくムゼッタらしく弾けている。
マルチェッロは大声量でよく響く低音 演技も超達者で大変気に入りました。
ロドルフォはイタリア人の背の高いテノールで
薄いリリコスピント。
最高音HighC
エスペランサは張らないにしてもきちんと掠めて
オプショナルのHighC Amorは
アモー‼︎と胸声でがんばってくれました。
歌手は全員若手のスカラアカデミー出身なので
バランスよく抜けがない
皆美声で私好み
まさに嘘のない青春群像が展開される。
ショナールはハイバリトンで美声 芸達者
コッリーネもすごく若いのだが
それまで一番目立たなかったのに外套のアリアは抜群の美しさ。
アルチンドロとベノワ二役も若い人だけど美声かつ本当に演技が上手い
合唱のパワーも半端なくて瞠目だった。
佐渡裕さんはオケ痛快に鳴らしまくるのですが
歌手にきちんとすごくゆっくり歌わせるさすがのオペラ指揮者ぶり!
やはり違う Pucciniを振れる世界的指揮者ってこういうことかと目から鱗!
もう感謝でいっぱいです。