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Photo: ©Shevaibra, courtesy of the artist
演奏家集団「石塚組」
~オペラガラコンサート~
「石塚組」演技ワークショップ成果発表
2022年11月29日(火) 15:00開演(14:30開場)
★出演者★
ソプラノ
生駒侑子 高橋愛梨 渡部史子 森朋子*
アルト
斉藤博子 友光曜子
テノール
大畠諄也
バリトン・バス
児玉興隆 平松直之 井出壮志朗* 星田裕治*
*ワークショップ賛助
企画構成・指揮・ナビゲーター:石塚幹信
ピアノ:清水 綾
♪W.A.モーツアルト 歌劇『フィガロの結婚』より
Cinque...Dieci...Venti / Non più Andrai / Hai già Vinta La Causa!
♪G.ビゼー 歌劇『カルメン』より ハバネラ / セキディーリャ / 仕事の五重唱
♪G.ドニゼッティ 歌劇『ドン・バスクアーレ』より Quel guardo il cavaliere / Pronta io son
♪G.プッチーニ 歌劇『ラ・ボエーム』より Che gelida manina
♪W.A.モーツアルト 歌劇『魔笛』より Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen 他
入場料:¥2,000 自由席
主催問合せ 石塚声楽研究会 090-1303-0451 z.musica.vocale@gmail.com
***
石塚組の午後の部に行って来ました。
コロナ禍でも頑張っている団体です。
メインは夜公演ですが、夜は行けないので午後の部に行って来ました。
破格の値段でフレッシュな声をいろいろ聴けて楽しかったです。
初聴きの歌手では特に
バスの平松直之さんがすばらしかったです。
まだ細くて若者なのですが
すばらしいバス声です。
美声です!
まだ22歳ということで今後が楽しみです。
東京藝術大学卒で
夜公演のフィガロのカバーということです。
まさにフィガロの結婚のフィガロにぴったりの声です♪
カルメンの友光さんもすばらしい声でした。
ドラマチックメゾでまさにカルメンというパンチと重みのあるお声です。
テノールの大畠諄也さんはリリックテノールで、長身、パワフルです。やはり今後の成長が期待されます。ロドルフォのアリアとドン・ホセの二重唱を歌いました。
***
ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」より
♪私は町の何でも屋
井出壮志朗
トップバッターは藤原の美声バリトン、井出壮志朗さん。驚くほど若いのに実力はトップクラス。すばらしかった。
石塚組主宰の石塚幹信さんが軽妙なトークで進行しました。彼は午後の部は指揮者も務めていて大忙しです。
※以下はメモをもとに記述。
今回夜公演でフィガロの結婚とカルメンのハイライトを上演するが、そのカバーキャストを務めた人たち中心にオペラのガラコンサートを組んだとのこと。
また月に2回、演技のワークショップも開いているので、今日はアリアは全て演技付きとなる。
フィガロの結婚より
Cinque dieci venti trenta
フィガロ:平松直之
スザンナ:生駒侑子
平松直之さん、めっちゃいい声。
生駒侑子さん 相変わらず細く可愛らしく美しい。お声は軽やかなスーブレット
Non più andrai farfallone amoroso
フィガロ:平松直之
低音も良く響いてすばらしい!
Hai già Vinta La Causa
コンテ:児玉興隆
児玉さんもすばらしいお声です。リリック・バリトンでしょうか。とてもノーブルです。コンテにぴったりの声です。
フィナーレ
Contessa perdono
全員
このアンサンブルがすばらしかったです!
特に低音パートが充実して美しかったです。
休憩
モーツァルト魔笛より
Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen
夜の女王:高橋愛梨
高橋愛梨さん、とても美しい人。
高橋愛梨「魔笛の夜の女王のアリアは一番高い音がHigh Fです。」
ドニゼッティ「ドン・パスクワーレ」より
♪Quel guardo il cavaliere
渡部史子
渡部史子さんはパワフルなリリック・ソプラノで上手いです。ソプラノの High D High Cなども出していたかと。
Pronta io son
渡部史子
星田裕治
パワフルなぶりっ子ノリーナ。マラテスタの星田氏はやはりパワフルなリリック・バリトンか。
プッチーニ 歌劇『ラ・ボエーム』より
Che gelida manina
大畠諄也
ロドルフォの大畠諄也さんはリリック・テノールでパワフル。これから伸びる逸材かと思います。
ビゼー 歌劇『カルメン』より
ハバネラ / セキディーリャ / 仕事の五重唱
カルメン:友光曜子
ホセ/レメンダード: 大畠諄也
フラスキータ:森朋子
メルセデス:斉藤博子
ダンカイロ:星田裕治
友光曜子さんのハバネラは聴き応えがありました。
セキディーリャの大畠諄也さん、とても良いです。
仕事の五重唱だけが都合で日本語での披露となったのですが、これがなかなかわかりやすくて面白かったです。日本語のパッケージを学校の巡回用に準備しているようです。さすがですね!
やはりソプラノの森朋子さんの声がよく聴こえてきました。
お疲れ様でした!