全て
| カテゴリ未分類
| Football
| OPERA
| BALLET
| Musical Theatre
| Classical Music
| Cinema
| Mystery
| International
| Competition
| これからの公演のお知らせ
| ATPテニス
| アクセス
| ARTS
カテゴリ:OPERA
Best Opera 2022
Outstanding Performance of this year -Stage Director for the Opera- ※順不同 文中敬称略 <work in progress> マリウシュ・トレリンスキ Mariusz Treliński 新国立劇場「ボリス・ゴドゥノフ」2022年11月15日「トレリンスキの新演出ボリス すごかったです!今までにない読み替えが斬新すぎて驚愕ですが、それが物語の根幹をなしてます。」「演出上の改変は、設定の変更のみならず、役が重ねられているというだけでなく、自分の役ではない部分を兼ねて歌ったりしています。トレリンスキの世界に「脱構築」するためにすべてが一度分解されてバラバラになってからまた音楽に合わせて構成されているようです。そのへんも驚きと興奮と共に拝見しました。」 ローラン・ペリ Laurent PELLY 新国立劇場 ヘンデル「ジュリオ・チェーザレ」2022年10月2日「ローラン・ペリやっぱりすばらしいです。美的センスが素晴らしく飽きさせない。ローマの時代をリスペクトしていることが伝わってきます。」 Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist 太田麻衣子(写真は2014年5月に撮影) オペラdeミルフィーユ オペラ《シン・ジョヴァンニ》 YNO New Opera Series Vol.8オペラ《仮面の男》〜三銃士Ⅲ ムジカルダ「こうもり」@熊谷「シン・ジョヴァンニ抱腹絶倒でした。大山大輔台本 太田麻衣子演出で、いつもの大山大輔の不条理でシュールな笑いをもたらす独特の言葉遊びに磨きがかかって、ジョヴァンニとレポレッロのやりとりは落語か漫才のようでした。」「このプロダクションはパッケージにして全国各所で年末恒例で上演してほしいです!オール日本語のすっきりわかりやすい台本 めっちゃ笑えるギャグのオンパレード さすが太田麻衣子演出でした。もちろん昨今の風潮であるポリティカルコレクトネス、コンプライアンス的なチェック、インティマシー・コーディネートも効いた台本です。「こうもり」の、昔だったらお笑いの種だったが現在は差別的とみられる表現をそのまま上演しないというところはさすがです。今後はこれが主流となっていくことでしょう。」 ダンテ・フェレッティ Dante Ferretti 2022年7月21日 佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ プッチーニ「ラ・ボエーム」兵庫県立芸術文化センター「何がすごいって ダンテ・フェレッティの美術とセット!美しいです。全てが印象派の絵画のような芸術作品 日本全国の劇場関係者は絶対見て勉強すべきです。息を呑むとはこういうことであのMETのボエームのセットを超えた素晴らしさです。」 Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist 木澤 譲(写真左端) アーリドラーテ歌劇団 第8回公演《オテロ》「演出の木澤譲さんの芸術的なほどの美的センスにあふれたブラック&ホワイトのミニマル演出」「ヴェネツィアからの使者ロドヴィーコが登場するシーンの視覚的効果が圧巻ですごかったです!」 Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist 三浦 安浩(写真左) 渡辺俊幸作曲オペラ「禅」~ZEN~世界初演 高崎公演2022年2月6日高崎芸術劇場「アンコウさんの創り出す世界は美しく象徴的でとてもわかりやすく敷居が低かったです。難しい世界を覚悟していたので、安心しました。」 Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist 三浦奈綾 Gruppo Nori Opera vol.2プッチーニ作曲オペラ«外套»&«ジャンニ・スキッキ» オペラカッフェマッキアート58『不思議の国のアリス』(舞台監督)「そして演出!演出が瞠目でした。三浦奈綾さん、才能あります。また外套で使ったセットをジャンニスキッキにもうまく使いまわししている手腕もおもしろかったです。」「今回は暗い照明の中セットは船着き場の光景なのだろうが写実的なセットはなく、斜めに伸びる木製の「坂道」が船着き場の荷物の積み込みの坂道を表現しているが、天国へ続く道でもあるのかと思う。もう一つセットが坂道の背後にあってそれはイントレ様のもの。坂道より高い位置にあってステージ上に3つの高さを表現できていることが実に立体的な効果をもたらしていた。坂道を重い荷物を背負って運んでいく人々は、まさに苦難の人生を生きてなんとか先の天国にたどり着こうとしている人たちのように見える。犍陀多のクモの糸のように。人生の歩みは止まらず苦しみしかない。ミケーレは数年前に失った子供のことが忘れられない。ミケーレは幻影を見る。」 Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist 舘 亜里沙 かっぱ橋歌劇団「ポントの王ミトリダーテ」 ジーラソーレミュージック「アラベッラ」「演出の舘亜里沙さんは、いつも独特の舘亜里沙ワールドを現出させますが、今回も期待通りでした。この作品を書いた頃の、14歳のモーツァルトを舞台上に出現させたのです。14歳のモーツァルトが悩み苦しみ介入し、呻吟しながら作品が作られていくさまが表現されこの14歳のモーツァルトがコロナ禍の交通整理の役割も担っており、さすが!と思いました。」 Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist 塙 翔平 えほんミュージック「ジョヴァンニと銀河の旅」(脚本・演出) オペラカッフェマッキアート58『不思議の国のアリス』(舞台構成)「オリジナルの音楽とプロジェクションマッピングとオペラ歌手の生歌が融合した全く新しいジャンルのシアターイベント!時代の先端を行っていました。感動!台本と演出の塙さんは常に新しいものを模索しています。」 Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist 岩田達宗(写真は2020年10月に撮影) 藤沢市民オペラ「ナブッコ」「歌唱だけでも難役揃いなのに綿密な演技も要求され、感情を吐露することが要求される熱い舞台!さすが岩田さん。これは旧約聖書のバビロン捕囚(BC597)に基づく内容だが(もちろんすべて史実ではない)、ロシアのウクライナ侵攻がそっくりそのままストーリーにかぶっているので、とても平常心で見ることはできず、気持ち的につらかった。ヴェルディがこの作品「ナブッコ」を書いた時(1842)のイタリアの状況(イタリア統一運動。オーストリア・ハプスブルク帝国に対するイタリア統一戦争へとつながる。)を考えるとどうしてもこの作品は現ウクライナとロシアの状況に結び付かざるを得ない。」 中村敬一 奏楽会「ニーノ・ロータのオペラ」 2022年10月15日国立音楽大学大学院オペラ2022《ドン・ジョヴァンニ》 ケイティ・ミッチェル Katie MITCHELL 新国立劇場「ペレアスとメリザンド」「ケイティ・ミッチェルの完全読替版ペレアス。本年度最高傑作!すばらしいです。ただし18禁wエッチシーン満載です。久々にがっつり大人向けの世界まさにDebussyのトリスタンとイゾルデ!ということで意見が一致 演出がまたすごいです。すでにテレビで放送されたプロダクションですので見ていたのですが、やっぱり生舞台は濃かったです。」 宮本亞門 東京二期会「パルジファル」「めっちゃ面白かったです。さすが亞門さん。内容は一言で言えば「ナイト ミュージアム」w キリスト教ほぼ関係ありません。聖骸布は出てきますけど。きもはErloserを救う ダブル ダブルだったのは登場人物だけではない Wagnerの人生 父親との関係 母親との関係 母親への嫌悪 台本の読み替えも多数」 粟國 淳 藤原歌劇団公演「イル・トロヴァトーレ」「粟國 淳さんの新演出は昨年の彼の演出作品、日生劇場の「カプレーティとモンテッキ」とのシリーズ?作品かと思わせる共通点がありました。分断です。いらくさ?の鉄条網が分断されている。カプレーティとモンテッキでもそのような分断が壁の分断で表現され今回もそのメタファーが象徴的に使われていました。今回のトロヴァトーレでは傾いた十字架(信仰の意味がなくなっているという表現)があり、それがカプレーティとモンテッキでは剣(暴力、戦い)で象徴的に表現されていました。美しい舞台でした。」 吉野良祐 Novanta Quattro《ジャンニ・スキッキ》とプロローグ「1幕もののジャンニ・スキッキに オリジナルのプロローゴを創作し2幕ものに仕立てた実験的意欲作。フランクフルト歌劇場の「ただ憧れを知る者だけが」という創作オペラでも歌を繋げてお芝居をつける仕立てのものがありましたがそれに近い。さすがの発想!」 飯塚励生 東京二期会コンチェルタンテ「エドガール」(舞台構成)「演出(舞台構成)の飯塚励生さんは世界情勢に踏み込んだ演出。戦死したという設定の主人公の棺にウクライナ国旗を被せた。国旗のたたみ方が軍隊式。また背景に、明らかに爆撃されたウクライナの市街のイメージを加工して紛れ込ませた。」 Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist 奥村啓吾(写真左から三番目) 270°プロジェクションマッピングで描くオペラ《リゴレット》「今回の公演では合唱が存在せず、ナレーター(役者)と黙役の助演2名(女性)が芝居部分を補助した。合唱部分で歌われたのは1か所のみ、リゴレットのララ…ララ…のところ。そこはマルッロ役とボルサ役の2名のみが歌った。演出はセットがいっさいなく、プロジェクションマッピングと照明で劇的な効果を狙っていました。悪くないと思います。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年01月05日 12時25分09秒
[OPERA] カテゴリの最新記事
|
|