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カテゴリ:Classical Music
写真左から、田中 泰 伊藤達人 木下志寿子 塩崎めぐみ 江口 玲 江沢茂敏(文中敬称略) Photo: ©Shevaibra, courtesy of the artist It was officially permitted to take a photo in the curtain call The World of 150 Years Ago II - Wagner and "Der Ring" Celebrating the 150th Anniversary of Ueno Park April 14 [Fri.], 2023 at 19:00 Tokyo Bunka Kaikan, Recital Hall Tenor:Tatsundo Ito Mezzo-soprano:Megumi Shiozaki Piano:Akira Eguchi, Shigetoshi Ezawa, Shizuko Kinoshita Navigator:Yasushi Tanaka Program Wagner(arr. by Liszt):’Walhall’(”Das Rheingold”) Wagner: ’Weiche, Wotan, weiche!’(”Das Rheingold”) ’Winterstürme wichen dem Wonnemond’(”Die Walküre”) ’Notung! Neidliches Schwert!’(”Siegfried”) ’Brünnhilde! Heilige Braut!’(”Götterdämmerung”) Wagner(arr. by Busoni):’Siegfried’s Funeral March’(”Götterdämmerung”) Fauré-Messager:Souvenirs de Bayreuth Wagner(arr. by Liszt):’To the Evening star’(”Tannhäuser”) Bruckner(arr. by Mahler):Symphony No.3 – 1st mov. 150年前の世界 II〜ワーグナーと《指環》 上野公園 開園150年に寄せて 2023年4月14日 [金] 19:00開演 東京文化会館 小ホール テノール:伊藤達人 メゾ・ソプラノ:塩崎めぐみ ピアノ: 江口 玲 江沢茂敏 木下志寿子 ナビゲーター:田中 泰 ワーグナー(リスト編):楽劇《ラインの黄金》より「ヴァルハラ」 ワーグナー: 楽劇《ラインの黄金》より「起きなさいヴォータン」 楽劇《ワルキューレ》 より 「冬の嵐は過ぎ去り」 楽劇《ジークフリート》 より 「ノートゥング、宿命の剣」 楽劇《神々の黄昏》より「ブリュンヒルデよ、聖なる花嫁よ」 ワーグナー(ブゾーニ編): 楽劇《神々の黄昏》より「ジークフリートの葬送行進曲」 フォーレ=メサジェ:バイロイトの思い出 ワーグナー(リスト編):歌劇《タンホイザー》より「夕星の歌」 ブルックナー(マーラー編):交響曲 第3番《ワーグナー》より 第1楽章 ※当初予定しておりました曲目より変更となりました。 *** あのすばらしいテノール伊藤達人さんがなんとジークムントとジークフリートを歌う⁉︎ これは聴き逃せません。 春祭恒例のレクチャーコンサートでのビックリ企画。 ワーグナー(リスト編):楽劇《ラインの黄金》より「ヴァルハラ) ピアノ:江口 玲 ※パラフレーズ 壮大な物語が始まった感…! ナビゲーター:田中 泰さんの解説で進行する。今回のテーマは「ニーべルングの指環」とのこと。超大作「ニーべルングの指環」を30分の抜粋で。 ワーグナー:「ニーべルングの指環」 Der Ring des Nibelungen 楽劇《ラインの黄金》より「起きなさいヴォータン」 ’Weiche, Wotan, weiche!’(”Das Rheingold”) エルダ:塩崎めぐみ(メゾ・ソプラノ) スケールの大きいワグネリアン・メゾ。アルトの声を持っています!パワフルでまさにエルダの声だった! 楽劇《ワルキューレ》 より 「冬の嵐は過ぎ去り」 ’Winterstürme wichen dem Wonnemond’(”Die Walküre”) ジークムント:伊藤達人(テノール) ピアノ:木下志寿子 伊藤達人さんのジークムント、ジークフリートのジークフリート、Götterdämmerungのジークフリートを聴くのはもちろん初。彼のヘルデンテノールとしての歌唱は、ローエングリン(一部)、ヴァルター・フォン・シュトゥルツィンク(一部)、パルジファル(全幕)を今まで聴いたことがあり、これらは全ていわゆるユーゲントリッヒャー・ヘルデンテノールの役だった。それが今回は最も重いヘルデンテノール役のジークフリートを含む役の初披露ということだった。 ご本人に確認させていただいたところ、 「はい、三曲とも今回初めて歌いました。いつか、ジークムントもジークフリートもロールとして歌ってみたいです。」 とコメントいただきました。いつもありがとうございます。 Winterstürme wichen dem Wonnemond は最もメロディアスで美しい部分。彼の強く、かつ美しい声で歌い上げるとまさに至福です。Bühnenauftrittが待たれますね。 楽劇《ジークフリート》 より 「ノートゥング、宿命の剣」(溶解の歌) ’Notung! Notung! Neidliches Schwert!’(”Siegfried”) (Schmelzlied) ジークフリート:伊藤達人(テノール) ピアノ:木下志寿子 Notung! Notung! Neidliches Schwert! Blase, Balg! Blase die Glut! ジークフリートのジークフリートは重い役ですがまだ少年が青年になりかかった時点なので、愛を知った後のGötterdämmerungのジークフリートとは歌唱の性質が異なります。明るく朗らかにノートゥンクを溶かすシーン(鍛冶の歌≪Schmiedelied≫の前の第一段階)溌剌かつパワフルですばらしいです。 楽劇《神々の黄昏》より「ブリュンヒルデよ、聖なる花嫁よ」 ’Brünnhilde! Heilige Braut!’(”Götterdämmerung”) ジークフリート:伊藤達人(テノール) ピアノ:木下志寿子 Götterdämmerungのジークフリートでジークフリートが絶命するシーンです。ここだけを抜き出して歌うのはとても難しかったと思います。息も絶え絶えで横になりながら歌うシーンです。死ぬ前に走馬灯のように記憶がよみがえる、ブリュンヒルデの姿を幻視しながら歌うのです。貴重なものを聴かせていただきました。ありがたいです。 Photo: ©Shevaibra, courtesy of the artist ワーグナー(ブゾーニ編): 楽劇《神々の黄昏》より「ジークフリートの葬送行進曲」 ピアノ:江口 玲 オーケストラ演奏だけでもよく抜粋で演奏される有名シーンです。 《休憩》 フォーレ=メサジェ:バイロイトの思い出 ピアノ:江口 玲、江沢茂敏(連弾) これが非常に楽しかったです。こういうのがマニアの通な選曲というヤツですかね。確かにリヒャルトが聴いたら「ヴァカにしてんのか、こらぁ」と激怒しそうだがすごいパロディでした。指輪を茶化しているようなユーモラスな作品です。 江沢茂敏さん、すばらしいです。音がスタッカートの速弾きでしゃきしゃき、生き生きしています。 ワーグナー(リスト編):歌劇《タンホイザー》より「夕星の歌」 ピアノ:江口 玲 ※トランスクリプション これは美しい! ブリンも先日歌っていました。 ブルックナー(マーラー編):交響曲 第3番《ワーグナー》より 第1楽章 ピアノ:江口 玲、江沢茂敏(連弾) ブルックナー+マーラー+ワーグナー という組み合わせで面白味を感じ、選曲したと思いますが、これはブルックナーですw リヒャルトじゃないです。ブルックナーは、ハイ、苦手です(きっぱり)www すみません。 しかし音圧の強いキラキラなブルックナーの感じがピアノ1台4手で表現されていてすごかったです。やっぱりスタインウェイはすごいピアノですね。繊細な高音の美しさから最大量の音まで見事です。 お疲れ様でした! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年04月15日 10時08分26秒
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