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カテゴリ:Classical Music
Music Program TOKYO
シャイニング・シリーズVol.13 東京文化会館チェンバーオーケストラ 2024年1月14日(日)15:00開演(14:30開場) 東京文化会館 小ホール 指揮 野平一郎 コンサートマスター:依田真宣 *第4回東京音楽コンクール弦楽部門第2位 ソプラノ:澤江衣里 *第11回声楽部門第2位〈最高位〉 テノール:村上敏明 *第3回声楽部門第3位 バリトン:井出壮志朗 *第17回声楽部門第3位 ヴァイオリン: 石亀協子 *第3回弦楽部門第3位 石原悠企 *第13回弦楽部門入選 鍵冨弦太郎 城戸かれん 篠原悠那 *第11回弦楽部門第2位 武田桃子 福田麻子 *第19回弦楽部門第1位 福田悠一郎 前田妃奈 *第18回弦楽部門第1位及び聴衆賞 矢部咲紀子 吉江美桜 *第12回弦楽部門第3位 ヴィオラ: 青木篤子 *第2回弦楽部門第1位 小峰航一 鈴村大樹 *第9回弦楽部門第3位 田原綾子 *第11回弦楽部門第1位及び聴衆賞 チェロ: 大宮理人 加藤文枝 *第7・8回弦楽部門第2位 加藤陽子 門脇大樹 コントラバス: 石川浩之 白井菜々子 *第13回弦楽部門第3位 永田由貴 方壁さをり フルート: 上野由恵 *第2回木管部門第1位 多久和怜子 *第11回木管部門第2位 オーボエ: 篠原拓也 *第9回木管部門第2位 副田真之介 *第13回木管部門第2位及び聴衆賞 クラリネット: コハーン・イシュトヴァーン *第11回木管部門第1位及び聴衆賞 アレッサンドロ・ベヴェラリ *第15回木管部門第1位 ファゴット: 柿沼麻美 *第13回木管部門第3位 鈴木一成 *第13回木管部門第1位 ホルン: 濵地宗 *第8回金管部門第2位 栁谷信 *第18回金管部門第3位及び聴衆賞 トランペット:多田将太郎 *第8回金管部門第1位及び聴衆賞 トロンボーン:府川雪野 *第1回金管部門第1位 *** 才能にあふれた若き演奏家たちが集結 目先の変わった3作品の組み合わせで魅了しました。 作曲家野平氏が自身の作品も指揮して披露 それにモーツァルト、ストラヴィンスキーという驚きの組み合わせでとても新鮮でした。 野平氏の考えつく企画は大胆ですね。 彼にぜひオペラを作曲してもらいたいですね。 *** モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K364 ヴァイオリン:前田妃奈 ヴィオラ:田原綾子 モーツァルトの音楽がまろやかに私たちに届く。文化会館小ホールの響きはやっぱり神レベル。そしてやっぱり妃奈ちゃんすごい才能。も~うっとり。二人のミュースが春を届けているよう。 転換のため、野平氏がトーク。要旨(以下はメモを元に記載) 野平一郎「3作品ともソリストを含んだオケで聴いてもらう(企画)自分の作品についてはプログラムノートに書いたが、静岡のホールで音楽監督をやっていて、それで関係ができて3年がかりでオーケストラ(作品の)委嘱をいただいた。これは珍しいことでしかもN響と組んでやる委嘱。今日はその2作目を聴いていただく。 静岡は高い山があるが、駿河湾の海溝も相当深い。相当の落差がある土地。(私は第一楽章富士山とか、そういう具体的なイメージで書くことは到底できないので、時間と空間、この山を創り出した年月が(描かれている)抽象的ですが。静岡に関係するものとしては、鳥の鳴き声を演奏する。ピヨピヨと鳴く。県鳥のサンコウチョウの鳴き声を真似して作った。 5人のソリストと室内オーケストラで聴いていただく。 文化会館の音楽監督になってこの作品を選んだ。5人のソリストが必要なのでそういうことならと。 先ほど演奏したモーツァルトはほんとに名曲。個人的にも愛している。天才モーツァルトといえどもすべてがインスピレーションから作曲しているとは思わないが、この曲は見事に最初の一音から最後までインスピレーションで書かれたと思う。 休憩後は「プルチネッラ」の全曲。組曲を室内オケで演奏することはよくあるが、イタリア組曲とか。バレエ(音楽)の歌付きはあまりない。(拍手)」 野平先生超貴重なお話、ありがとうございます。 野平一郎:静岡トリロジーII 「終わりなき旅」 ヴァイオリン:篠原悠那 チェロ:加藤文枝 フルート:上野由恵 クラリネット:コハーン・イシュトヴァーン ホルン:濵地宗 無調と不協和音の世界。 太古の時代、富士山が大噴火と共に爆誕した頃のイメージ?そして恐竜が出現し、鳥類に進化する。 ストラヴィンスキー:バレエ音楽『プルチネッラ』 ソプラノ:澤江衣里 テノール:村上敏明 バリトン:井出壮志朗 ヴァイオリン:依田真宣、吉江美桜 ヴィオラ:青木篤子 チェロ:門脇大樹 コントラバス:白井菜々子 お目当てはこの曲だった。ストラヴィンスキーもすごい才能。コンメディア・デッラルテの時代にタイムスリップし、わざと古めかしいその時代の音楽をコミカルに再現してみせる。バレエ・リュスのための作品。バレエ音楽をバレエなしで聴くと曲のおもしろさ、斬新さが伝わってくる。 (ここから引用)『プルチネルラ』の素材となった楽曲はかつて全てがペルゴレージ作と考えられていたが、その後の音楽研究により、他の作曲家(具体的にはドメニコ・ガロ、ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール、カルロ・イニャツィオ・モンツァ、フォルトゥナート・ケッレリ、そして作曲当時未だ没後10年も経っていなかったアレッサンドロ・パリゾッティ)によるものも含まれていることが判明している。 ストラヴィンスキーはこれらの原曲を素材としながらも、リズムや和声は近代的なものを取り入れた独自のスタイルに作り替え、ディアギレフの意向は無視して、ハープ・打楽器はおろか、クラリネットさえ含まない合奏協奏曲風の小編成の作品とした。ストラヴィンスキーの「作曲」は、1920年4月にかけて、スイスのモルジュで行われた。 ディアギレフは完成した作品が要望通りでなかったために驚愕したがこれを了承し、大編成管弦楽を前提にしていたマシーンの振り付けは音楽に合わせたコンパクトなものに作りかえられた(以上from Wikipedia) ソプラノ:澤江衣里さんはBCJでも活躍している。ノーブルな美声のリリックソプラノ。 バリトン:井出壮志朗さんも逸材の超美声バリトン。素敵でした。 *** 1.序曲: Allegro moderato 2.セレナータ: Larghetto(テノール) 3.スケルツィーノ: Allegro - Poco più vivo 4.Allegro 5.Andantino 6.Allegro 7.Allegretto(ソプラノ) 8.Allegro assai 9.Allegro (alla breve)(バス) 井出壮志朗さん、演劇的にコミカルに歌う。morirò morirò 私は死んでしまうとユーモラスに繰り返す。 10. Largo(三重唱) 三重唱。まるでモーツァルトみたい。美しい。 - Allegro(ソプラノ・テノール) - Presto(テノール) 超早口。 11.Allegro alla breve 12. タランテラ: Allegro moderato 13. Andantino(ソプラノ) ソプラノが弱音で歌う。 14.トッカータ: Allegro 15. ガヴォットと2つの変奏曲 弦楽器が演奏しない(木管と金管だけ)の楽曲。 16. Vivo コントラバス主体の曲(低弦の弦楽器(チェロとコントラバス+トロンボーン)珍しいようだが、バレエ音楽あるある。 17. Tempo di Minuetto(三重唱) 18. 終曲: Allegro assai お疲れ様でした。 対訳がついていてありがたかったです。対訳がなかったら「ポカ~~ン」でした。勉強不足ですみません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年01月15日 09時28分29秒
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