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カテゴリ:OPERA
Photo Album Photo: ©Shevaibra, courtesy of the Tokyo Metropolitan Theatre ※カーテンコール撮影及びSNS公開OK #ラ・ボエーム 2024年度 全国共同制作オペラ 東京芸術劇場シアターオペラvol.18 ジャコモ・プッチーニ/歌劇『ラ・ボエーム』 (全4幕/イタリア語上演/日本語・英語字幕付き/新制作) 2024年9月21日(土)14:00開演 東京芸術劇場コンサートホール(池袋) 指揮[Conductor]井上道義Michiyoshi Inoue 演出・振付・美術・衣裳[Stage Director, Choreographer, Designer]森山開次Kaiji Moriyama ミミ[Mimì]ルザン・マンタシャンRuzan Mantashyan ロドルフォ[Rodolfo]工藤和真Kazuma Kudo ムゼッタ[Musetta イローナ・レヴォルスカヤIlona Revolskaya マルチェッロ[Marcello]池内 響Hibiki Ikeuchi コッリーネ[Colline]スタニスラフ・ヴォロビョフStanislav Vorobyov ショナール[Schaunard]高橋洋介Yosuke Takahashi ベノア/カフェモミュスのバーテンダー[Benoit]晴 雅彦Masahiko Hare アルチンドロ[Alcindoro]仲田尋一Hirohito Nakata パルピニョール[Parpignol]谷口耕平Kohei Taniguchi ダンサー[Dancers] 梶田留以Rui Kajita 水島晃太郎Kotaro Mizushima 南 帆乃佳Honoka Minami 小川莉伯Riku Ogawa 読売日本交響楽団Yomiuri Nippon Symphony Orchestra バンダ・ペル・ラ・ボエーム 合唱:ザ・オペラ・クワイア 世田谷ジュニア合唱団 【主催】東京都、公財東京都歴史文化財団 東京芸術劇場 *** 今回井上道義さんの引退オペラということでか? さしずめミッチー祭の様相 ホールの隣のスペースでは井上道義写真展も開催されていた。 初日ということで関係者も多数詰めかけていた。 お祭りムードはさておき このようなどでかいコンサートホールでオペラを上演するというのはやはりやや無理がある。 巨大な空間の反響で声はぼんやりしてしまうし 剥き出しになったオケが鳴らしすぎると声が消えてしまう。 マエストロは特に全編非常にゆっくり振ったのはこのホールの残響を消すためだろうか? まだ初日だから仕方ないがマエストロのゆっくりテンポに合わせられず脱落する歌手も多かった。 特にムゼッタのアリアではほぼ歌手とオケがずれていた。 美術はとても美しく、やや暗過ぎてよく見えないものの、雰囲気があった。 演出・振付・美術・衣裳とマルチな才能を発揮したダンサー/振付家の森山開次さん。彼の美的センスはすばらしい。 演出は伝統版ベースで、付け加えられたのがダンサー4人 このダンサーはこの部屋の精霊のような存在だが、歌の邪魔にはならないので良かった。 そしてマルチェッロが日本人画家に設定されていた。 池内響さん おかっぱで丸メガネ、カトちゃんのようなチョビ髭。 絵の具で汚れたドテラ 画家というより漫画家の風貌だった。 日本人画家が留学して見たパリの出来事だったのだろうか? 歌手は皆すばらしいのだが、 特にミミとコッリーネがすばらしい ミミのルザン・マンタシャンはリリコ/リリコ・スピントでパワフルかつ美声 ミミに必要な歌心もある。 コッリーネのスタニスラフ・ヴォロビョフは大変美声のリリックバスで、外套のアリアもすばらしかった。 池内響さんのカヴァリエバリトンの美声 洋介さんのドラマチックバリトンのパワー それらとともに主役を支え、アンサンブルもすばらしかった。 ロドルフォ工藤さんはリリコ・スピントの美声を聴かせた。 ムゼッタはアニメ声のような声のスーブレット? Pucciniには声は弱いがとびきりのかわい子ちゃん。 *** La Bohème Composer : Giacomo Puccini FACH Mimi : soprano Fach : lyric soprano Arias : Mi chiamano Mimi, Donde lieta usci Rodolfo : tenor Fach : lyric tenor/Spinto Tenor Arias : Che gelida manina Marcello : baritone Fach : lyric baritone/ Kavalierbariton / baritono cantabile / cavalier baritone Musetta : soprano Fach : lyric soprano / Soubrette / Deutsche Soubrette / Charaktersopran Arias : Quando m'en vo' Colline : bass Fach : lyric bass Arias : Vecchia zimarra Schaunard : baritone Fach : lyric baritone Parpignol : tenor Fach : buffo tenor Benoît bass Fach : buffo bass Alcindoro : bass Fach : buffo bass *** 1幕 マルチェッロはしもて側にいる ストーブの前に陣取るロドルフォ カルチェラタンに先に向かう3人 ミミが部屋に入ってくる 気分が悪くなる 戸口で鍵がないのに気づき戻ってくるミミ 灯りが消えて真っ暗になる あっ Che gelida manina Ma il furto non m'accora, poiché vi ha preso stanza la dolce speranza! 最高音すばらしい Mi chiamano Mimì 仲間が下から声をかける 三人: Momus, Momus, Momus, il poeta trovò la poesia. ロドルフォ: O soave fanciulla あなたがたとご一緒したいわ 外は寒いのに? あなたにくっついているわ 外に出て Amor! 最後の音、ロドルフォはそででHigh C。 第2幕 QUADRO SECONDO カフェモミュス そのまま演じられるので場面転換のあいだ、音楽がない中、一生懸命客席とコンタクトするパルピニョールの谷口さん。拍手をもらおうとがんばりました。しかし強敵現る。 看板を持って登場したバーテンダーはあれ?、晴さん。早着替えでバーテンダーに変身。彼の演技が本当にすごかった。 谷口さんを出し抜き客席の笑いを取る。 音楽が始まる。 ショナールがホルンを買っている ロドルフォはミミを仲間に紹介する ロドルフォ: Dal mio cervel sbocciano i canti 仲間は承認の儀式。 パルピニョールのおもちゃ屋がしもてがわから来る。 クリスマスツリーをバックに背負ったすごい電飾男! 子ども: Vo' la tromba, il cavallin! その間に注文しているミミ達。 ムゼッタがしもてから現れる。 ムゼッタの服装は下品なデザインと派手な赤色でいかにもそういう女というイメージを植え付ける。 マルチェッロ: Il suo nome è Musetta; cognome: Tentazione! ムゼッタはすでに客が座っていたテーブルに陣取る。無理やり客を追い出す。その追い払われる客のひとりが福間章子さんだった。 ムゼッタはわざと皿を割る。 ショナール: La commedia è stupenda! コッリーネ: そうだな。 ロドルフォ: あんなことしたら僕は絶対許さないからね。 ムゼッタ: Quando men vo ムゼッタ: きゃああ 痛い! どこが? ムゼッタ: 足よ! ムゼッタは大胆におみ足を披露 群がる男たち マルチェッロは上手側で仁王立ち マルチェッロ: Gioventù mia, tu non sei morta マルチェッロとムゼッタは抱き合う すぐにウェイター(晴さん)が勘定書きを持って来る しもてから鼓笛隊がやってきてかみての階段を降りてくる 本当に演奏しているバンダ。大迫力。 鼓笛隊はカフェの前を通り過ぎていく 第2幕了 第3幕 QUADRO TERZO アンフェール門 このシーンだけは原設定と異なりました。雪の情景は、雪を被った木のように見える白い衣装をすっぽりかぶった合唱の人々で表し、雪原や税関や酒場の表現はありません。 マルチェッロはかみての壁に絵を描いている。 ミミが来て酒場を探す マルチェッロを呼び出す ミミ: Rodolfo m'ama どうしたらいい? マルチェッロ: Quando s'è come voi non si vive in compagnia そいつはもう無理かもしれないね ミミ: そうよね マルチェッロ: あいつが起きたようだ。頼むよ、もう帰ってくれ。 ミミは隠れる ロドルフォが出てくる。 ロドルフォ: ここにいたのか マルチェッロはロドルフォを罵倒する ロドルフォもミミへの不満をぶちまける。 ロドルフォ: Amo Mimì sovra ogni cosa al mondo ma ho paura Mimì è tanto malata あいつはひどい病気なんだ ロドルフォは1幕と打って変わってスピント気味の歌唱となり、設定に合った歌唱に感動してしまう。さすがです。 ミミ: あたしは死ぬのね ロドルフォ: Mimì di serra è fiore. Povertà l'ha sfiorita 重唱 ミミが咳き込んで出てくる ロドルフォ: Che? Mimì! ムゼッタの笑い声でマルチェッロは居酒屋を見る マルチェッロは居酒屋にすごい勢いで飛び込む ミミ: D'onde lieta uscì Se... vuoi... serbarla a ricordo d'amor! もし、よかったら、二人の記念に持っていてください ロドルフォ: Dunque è proprio finita? 2人: Mentre a primavera c'è compagno il sol! ムゼッタが飛び出してきてしもてがわでマルチェッロとものすごい喧嘩をしている かみて側の二人はしっかり抱き合っている 春になったら別れましょう… ムゼッタ: Pittore da bottega! 看板絵描き! マルチェッロ: Vipera ! まむしめ! ムゼッタ: Rospo ! マルチェッロ: Strega ! (地声で怖く大声で怒鳴る!本当に怒っているマルチェッロ) しもてに走り去るムゼッタ ロドルフォとミミは抱き合ったまま。 また雪が降りだした。 第3幕了 第4幕 第1幕と同じ部屋 ロドルフォは奥の窓に張り付いている マルチェッロはしもてがわで床に座り込んで絵を描いている 二重唱 O Mimì tu più non torni マルチェッロ: Io non so come sia マルチェッロの描く絵は女性の顔。 ロドルフォ: poich'è morto amor ショナールとコッリーネが食材を仕入れて帰ってくる ギゾー(1787~1874) 存在感を放つショナール!すばらしい! 踊る4人。 ムゼッタが来る ロドルフォがミミを連れてくる ベッドを作るのは精霊たち ロドルフォ: Ah! mia Mimì, sempre, sempre ! ミミ: Buon giorno, Marcello, Schaunard, Colline ロドルフォ: Non parlar ムゼッタはマルチェッロに薬を買うように言う そしてマフを取りに行くという マルチェッロ: Sei buona, o mia Musetta コッリーネ: Vecchia zimarra, senti すばらしい!美声! コッリーネは自分のお気に入りのコートを売るべく決意する。 ショナールも一緒に出ていく しかしショナールは階段の踊り場あたりにとどまっている。 盛り上がる音楽 ボンネットを握りしめ泣いているロドルフォ 振り返るとミミが手を差し伸べている ミミ: Sei il mio amore e tutta la mia vita! 抱きしめあう二人 ロドルフォはミミの帽子を渡す ミミ: あなたはこう言った… Che gelida manina ミミは咳き込んで驚いて ショナールが様子を見に来る ムゼッタとマルチェッロも戻ってくる ムゼッタはミミの手にマフをはめる。 ミミは弱弱しくなっていてもう目がよく見えず これはあなたが?とロドルフォに聞く。 ムゼッタ: Sì ミミは眠りに落ちる しばらくしてこと切れる。 ムゼッタの祈り ロドルフォとムゼッタの会話 ショナールはミミの手を触って死んでいるのに気づく ショナールはミミの死をマルチェッロに伝える ロドルフォが奥の窓を開ける コッリーネが戻ってきてお金をムゼッタに渡す コッリーネはロドルフォに声をかける Come va? マルチェッロはムゼッタにミミの死を知らせる ムゼッタは声を抑えて慟哭する ロドルフォが自分の周りで凍り付いたように自分を凝視する友人たちに Che vuol dire quell'andare e venire quel guardarmi così 音楽ガーン Coraggio 気を確かに! マルチェッロの励ましは音楽で消されてました(これはいつものこと。Pucciniの通常運転だとこうなる) Mimì~~~~ 駆け寄るロドルフォ Mimì~~~~ ロドルフォはミミの傍らで泣き崩れる 全員凍り付いている 暗転 全幕了。 カーテンコールでのマエストロのパフォーマンスがお茶目。 お疲れ様でした。 詳細続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月26日 06時41分58秒
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