■PRIDE GP の喧騒とその後■
やっとPRIDE GPのやっと見ました。大会から4日後、地上波の放送から2日後という本日、やっと見ました。貧乏人の僕にはスカパーとかに加入するインセンティブはもちろん全く無く、地上波の放送時にはコンパでヨロシコって感じでしたものでビデオ君に録画していました。毎晩途中と言うか、大会の冒頭部に毎回寝落ちするという事態が発生しまして今日やっと完全に見ることに成功しました。はてさて、近年のK-1,PRIDEの大躍進はヤラセ無しの真剣勝負が見たいという視聴者の本物を見たいというニーズに見事マッチすることが興行を成功させている一因だと思います。しかし、いくらヤラセ無しの真剣勝負と言っても、そこにドラマが存在していることを見逃せません。今日は、PRIDE GPを経てこれからミドル級、ヘビー級がこの後どのようなドラマを展開していくかについてちょいと考察致しました。3極体制の崩壊 絶対王者誕生へまずは、ヘビー級。これまで、ずっとPRIDEでは無敗を誇っているヒョードルでしたが、ミルコという存在がいつか彼に敗北を与えるのではないかと思われていました。ヒョードルは勝っても勝っても、ミルコという存在がある為に絶対王者ではなかった。しかし、今回の試合で絶対王者の称号を手にした感があります。ヒョードルは遠くへ行ってしまいました。悲願のタイトルを目指すミルコに対して、完璧なまでの試合運びを披露。キックのレンジを終始避け、圧力をかけつつミルコとの距離を保ちました。それもこれもミルコという圧倒的なストライカーを相手にも互角に挑める立ち技を持つヒョードルならではの芸当です。頭一つ抜け出したヒョードル。誰も勝てる気がしません。安定感も抜群である為、取りこぼしも期待できず、長期政権になりそうです。やっぱり、ミルコに期待したい。今回、ミルコにとっては大きな経験になったと思います。今後2年以内に再戦、ミルコ勝利→引退で有終の美を飾っていただきたい。皆が期待してると思います。その試合にはテーマをBeauty of having end(有終の美)にしていただきたい。DSEさんよろしくお願いします。そのように考えるとミルコVSヒョードルの対戦が今回まで先延ばし先延ばしされたことが悔やまれてしかたない(現在、ミルコ 30歳、ヒョードル 28歳)。2年前に対戦して欲しかった、無いものねだりですが。ミルコの有終の美を期待しつつ、この後を見守っていきたいと思います。オス!政権交代 3極体制へ続いてミドル級。こちらでは、ヘビー級とは反対の流れが起こっています。ヘビー級とは逆に、シウバの長期政権が終わりを告げ、シウバ、アローナ、ショーグンの3極体制へと向かっています。オーフレイムはまだまだここには食い込めないと見ました。今大会はシウバとアローナが潰しあい、第一試合を短時間で消化したショーグンが漁夫の利を得た感があります。次に期待されるのは何と言っても「シウバVSショーグン」の同門対決です。まあ万人が期待することでしょうから多くは語りません。ここまで書いて一つ気づいたんですけど、PRIDEはどの階級でも次のような流れがあるのではないでしょうか。絶対王者の存在、長期単独政権 ↓3極体制 ↓絶対王者というループがあるのではないでしょうか。これをまずはヘビー級に当てはめて考えますと、創設期にはノゲイラの長期政権でした。その後、ヒョードル、ミルコといった対抗馬の台頭ありました。その後、ヒョードルの長期政権へと移行しました。ミドル級では少し遅れてシウバ絶対王者→3極体制との流れ。これから始まるウェルター級、ライト級GPはまずは絶対王者の成立するところからスタートするんでしょうか。ライトはすでに五味というエースが存在しますが。とにかく、これからのPRIDEが楽しみでしかたありません。また、HIRO'Sもクライマックスを迎えて見逃せません。参考リンク9/7 HIRO'S9/8 世界柔道9/25PRIDE.30