働きマン
働きマン(1)4巻まで読みました。絵柄は少女マンガっぽくて少しとっかかりにくい印象がありました。読み進めていくとはまっていきます。まさに僕にとってはゴルゴ13と同じく始めとっかかりにく後スイスイな漫画でした。ゴルゴと同義にするのは僕ぐらいのもんですが・・・。この漫画を読もうと思ったきっかけなんですが、数年前に友人がこの漫画は面白い面白いって四六時中話しているわけですよ。全くマンガを読まない友人でしたので、さぞ面白いんだろうなと思う一方で、あまのじゃくな僕はかたくなに読まないことを決め込んでたのです。うん、誰にでも反抗期ってあるじゃないですか。んで、肝心の内容なんですが20代後半の女性週刊誌編集者のお話です。正直週刊誌編集者ってのはあまりいいイメージがありません。煙草を吸いながらテキトーに仕事して、なんのポリシーもなく時々の旬の話に飛びつき、当事者の事情も考えず偉そうに土足で取材に踏み込み、んで時間もないからテキトーにネタ元も怪しいまま記事にして締切間に合った。ぷはぁ、ビールうめぇ。やっぱ俺っていい記事書くなあ。もっと部数買えよなぁ。「大将!がんも!!」。で、日が経てばそんなの関係ない。っていう無責任ってイメージが多々あった。ま、ただの偏見すわ。が、マンガを読みすすめていくにつれてそんなイメージもぶっとんでしまいます。編集者ならではの苦悩とやりがいを、おそらく実話を元に作られている。ってそんなの出版社なんだがらサンプルはそこらにゴロゴロ転がっとるわ!ってなもんですわ。信念を持った、迷える記者の成長を見ていくにつれて働くことの辛さと遣り甲斐を感じます。辛いことや、どうしようもない葛藤もあるけど目標と信念をもって仕事がんばろうって強く励まされる作品。編集者だけでなくすべての働く人にお薦めの作品です。エネルギーがもらえます。