鶴
マナヅルねんりんピックの剣道大会と俳句会も終わった。俳句の発表は音楽ホールで行われたが,俳句を詠むところは武家屋敷と鶴観察センター周辺が当てられた。市の商工観光課や観光協会は鶴観察センターをメインとしたかったが,例年だったら数百羽の鶴さんがやってくる時期なのに,今年は60羽足らずだった。鶴さんたちには鶴さんたちなりの都合があるから,人間の都合では飛んできてくれなかった。ところが句会が終わった昨日,100羽近くがやって来て羽を休めているらしい。昨日の朝の冷え込みと北西の風に乗って飛んできたものだ。鶴は非常に臆病な鳥で,飛来するとまず200~300m離れた場所で1,2週間静養してから徐々に人間のいる方向へ近づき始める。それでも,エサをついばんでいる間は見張りの鳥が周囲を警戒しているから,絶対に近づけない。11月の中ごろになると数千羽に膨れ上がるだろう。11月にやってきた鶴たちは12月中旬になると,観察センターの目の前で見られるようになるかもしれない。