明るい山村
今日午前中は,春の恒例行事たけのこ掘りです。暖冬が続いて地上に出ているのもありますが,北受けの屋敷山は「こんにちは」と頭が出てくるのが遅いので,地面をしらみつぶしに踏みつけて,足裏に当るモッコリの感触で探します。探し当てると曲がり具合を見て,山鍬を入れて掘ります。先端の部分が ( に曲がっていると右側を掘りさげて根っこの小豆のようなツブツブが見えると思い切って鍬を振り下ろして地下茎から切り離します。慣れてくると,どれくらい掘ればいいかがわかります。掘った後は,根っこの硬い部分を包丁で切り落とし,皮被りのまま持ち帰ります。テレビの料理番組を見ると,たけのこの茹で方は先端を切り落とし,皮に切れ目を入れて米の研ぎ汁や米ぬか汁で湯がいていますが,これはガスで茹でるときの話。七輪かまどや金属のかまどがあれば,大きな鍋で大量の薪を使って高い火力で一気に炊き上げると研ぎ汁はいりませんし,エグミもでません。ガスで湯がくときはタカの爪を1,2本放り込んでおくと研ぎ汁の代わりになります,お試しください。それに掘ってから時間が経つとエグミが出やすくなります。