カテゴリ:カテゴリ未分類
『イタリアと英国が麻薬取引や売春といった“地下経済活動”を国家の経済力を示すGDP統計に加算することを決め、波紋が広がっている。欧州連合(EU)が、加盟国のGDPの算出基準を今年9月から均一化するのに伴う措置で、すでに一部合法の売春を統計に加えているオランダなどとの不公平をなくすのが狙いだ。EU統計局のユーロスタットによると、均一化でEU全体のGDPは2.4%もかさ上げされるという。日本も含め先進国の地下経済は巨大で、われもわれもと加算の動きが広がれば、GDPランキングが大きく変動するとの指摘もある。』
『先月末にイタリアに追随した英国の国家統計局(ONS)の推計によると、麻薬取引や売春から生み出された違法マネーは、2009年で約100億ポンド(約1兆7200億円)に上り、GDPの0.7%分に相当する。売春婦を約6万人、大麻使用者は約220万人と見積もった。警察が押収した証拠品や犯罪データを基に算出し、GDPに加算するという。 欧州ではオランダのほか、オーストリア、フィンランド、ノルウェーなどがすでに地下経済を加算しており、ユーロスタットの試算では、フィンランドとスウェーデンで4~5%、オランダ、オーストリアで3~4%の押し上げ効果があるという。今後も追随の動きが続くとみられており、非営利目的の活動などの加算を含めた算出基準の均一化で、EU全体のGDPは2.4%押し上げられると推計されている。』 『ドイツの研究機関、労働の未来研究所(IZA)の調査によると、OECD(経済協力開発機構)加盟39カ国の地下経済規模は、2010年でGDPの平均18.3%に達するとしている。 国別ではトルコがGDP比29%、韓国は25%、ハンガリーも23%と、2割を超えている。“やくざ経済”が世界的に知られている日本も11%あると推計されている。』 国内総生産というから何かを生産したものを合計するのかと思っていたが、実際には国内で生み出された付加価値の合計になる。財が取引されたり、サービスが提供され対価を生んだりしたらカウントされるのだ。違法でもサービスはサービスなのだ。 そんなもん推計して金額まで出せるなら何で取締らないんだとも思うが、そこはそれ大人の国が集まったヨーロッパでは、そんなもん人間がやるんやからなくなるわけないやろぉ。となる。 かくして公平性を重んじてみんなで足してしまいましょうということになる。 Gross Underground Product GUPと呼ぶかどうかは知らない。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.10 10:29:05
コメント(0) | コメントを書く |