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世の中、いくらか景気は上向きなのかもしれないけど、ジュエリー業界は、いまだ全然だめ。
ジュエリーを製作するにはいくつかの工程があって、それぞれを専門の工房が分担して請け負っていることが多いのだけど、それらは小さな家内工業のようなところが多いわけです。 うちもその一つで、もともとは石留めが専門。 主人が石留めの職人なわけで、私はそれを手伝いながら、ちょっとしたシルバージュエリーやIDタグなどを作ってネットで販売している。 昨日、仕事仲間のメッキ屋さんと、長く話し込んでしまった。 メッキっていうと「え?メッキ物??」って、ちょっと安物のイメージを持つ方も多いかと思うけど、プラチナジュエリーや18金ジュエリーは、よりきれいに仕上げるために最終工程に同じ金種のメッキをかけることが多いんです。 なので、そのメッキ屋さんも、正真正銘、ジュエリーの上物までを扱うれっきとした業界人。 その道50年のその職人さん、昨日は私のようなおばさんに、こぼす、こぼす・・。 バブルはじけてからの十数年はもうずっと下り坂だけど、去年にも増して今年は仕事がないとか・・。 おまけにここのところの地金の高騰。 うちも、相当ダメージを受けて、どうしようもなく価格改定をさせていただいたけど、何しろここ5~6年で2~3倍に地金相場が上がっている。 うちは仕入れは銀がメインなのでまだいいんだけど、P金の品物を作っているメーカーなんかはホントにたいへん。 メッキ屋さんも、先に書いたとおり、プラチナ(ロジウム)や金のメッキをかけるわけで、メッキ液が3倍以上の値上げだとか。 地金は高いわ、仕事はないわで、ホントに生き抜くのがたいへん。 (仕事は海外にもってかれているものも、やっぱり多い。) いろいろ話して、 「こんな時こそチャンスと思って、お互いに、より、いい仕事するように頑張りましょう!」 って言って別れたけど・・。 冬の時代が、まだ続いているなぁ、うちの業界。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月05日 00時32分47秒
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