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テーマ:猫のいる生活(138987)
カテゴリ:猫・ねこ・ネコ!
先日、久しぶりに 早く帰ってきたので、スーパーで ゆっくり
晩御飯のお買い物をしました。 ちゅぅちゃんのためにお魚を・・・と思ったのですが、 時間が早いために まだ値下げされておらず、お刺身のパックは 結構なお値段(笑) お刺身になっている鯵よりも 1尾まるごとの鯵の方が安かったので そっちを買ってきて、自分で おろすことにしました。 今の家に引っ越してくるとき、父が 小さな出刃包丁を プレゼントしてくれたのです。 ここ2、3年は 全然使っていなかったのですが、 久しぶりに 鯵を3枚におろしてみました。 実家の父は、海釣りが趣味でした。 あ・・・ 「趣味でした」っていうと過去形なんだけど、まだ元気です(笑) 趣味が 海釣り ⇒ ゴルフ へと変わってしまっただけ。 10年くらい前までは よく、鯵や鯖、イサキ、鰍、鯛などを 釣ってきてくれていました。 ちゅぅちゃんを 保護してきたとき、 私は ちょうど 2ヶ月だけ 実家に居候していた頃だったので、 ちゅぅちゃんは、赤ちゃん猫のときから 新鮮なお魚食べ放題♪ だったのです。 そんな環境で2ヶ月過ごしたため・・・ いざ 私との2人暮らしを始めてからの数年間は、 スーパーで買ってきた鯵が ご不満な ちゅぅちゃんでした。 ゼイタク猫め! だけど。 ほんとに久しぶりに 小出刃を使って 鯵をおろしてみると、 ちゅぅちゃん は「早く くれ~」と大騒ぎ(笑) おじーちゃんの釣ってきた鯵のお味は もう忘れてしまったようです。 私も、久しぶりとはいえ、手が やり方を覚えていたものの、 かなり 危なっかしい手つきでした ^^; 実は 私。 ちゅぅちゃんが お魚の骨をひっかけるのでは と、いつも心配しているのです。 みんなには「猫なんだから、そんなことあるわけないでしょう?」って 笑われるんだけど。 箱入り猫で、赤ちゃんの頃から 小さくほぐしたものしか 食べさせてこなかったので、なんか 心配なのです。 そこで、小骨の多い部分は、細かーく 叩くことにしました。 トントントントントントン・・・・ まな板の上で 叩く、その音。 トントントントントントン・・・・ むかーし、むかし。 私がまだ学生だった頃のこと。 父が 朝早く クーラーバッグと釣竿を持って出かけていく姿を、 我が家の猫たちは 期待に胸をふくらませて 見送っていました。 (私たち 実の娘は 見送りもせず 寝ていました・爆) 夕方、父が車で帰ってくると、お魚の匂いをかぎつけた猫たちは もう大騒ぎ。 にゃぁ にゃぁ にゃぁ と 道具の片付けをしている父のそばを 離れません。 なのに。 お魚の入ったクーラーバッグが 母の手に渡ると・・・ 猫たちは 薄情にも いとも簡単に 父を見捨て、 ぞろぞろと 母のあとをついて 台所へついていくのです(笑) 母は、お魚を3枚におろして ニンゲン用のお刺身をつくりながらも、 背骨や、小骨の多い部分を トントンと 包丁で叩いて細かくし、 足元で待ち構えている猫たちに ひとあし先に 与えていました。 だから・・・ トントントントン!! という 包丁の音がすると 猫たちは 大喜び!! 待ちくたびれて寝てしまったり、外に遊びに行ってしまったりと バラバラになっていても、その トントントン! という音と同時に ものすごい勢いで 台所に集まってくるのです。 そのうち、我が家の その習慣を知った ご近所の猫たちまでが 集まってきたりして。 母の足元に猫たちが群がる光景は、なかなかスゴいものでした。 たまに・・・ キャベツを千切りしたり、ネギを刻んだりして トントントン!と 音を立てているときにまで、区別のつかない猫たちが 集まってきちゃったりもして。 母が 謀らずも 猫たちを騙してしまったことに慌て、 急いで 別のものを用意したりしていたのも、楽しい思い出です。 トントントントントントン・・・・ 包丁で叩く音を聴きながら、そんなことを思い出していました。 トントントントントントン・・・・ だけど。 その音に集まってくる猫たちは、今は もういません。 そんなことは とうに忘れてしまったらしき ちゅぅちゃんが 「もっと ちょうだい~」と 私の足に 顔をこすりつけてくるだけでした。 癒しのコンサート、ご案内は こちらです。 司会は・・・あのひとが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.01 22:42:34
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