たばちゃん♪の いいもん見っけ！

きのう立ち寄った スーパーで、私は、ある１人の男性の後ろ姿・・
いや、横向きの姿？に、目を奪われました。

その男性は、手に持ったカゴの中に、お豆腐を いくつも
入れているところでした。

短髪で、背は さほど高くもないが、筋肉質的な カラダつき。
服装は、ジャージの冬バージョンみたいな感じ。
足元は・・・露出度の低い 黒の革サンダル？


私が 彼に 惹かれたのは、オトコとして魅力的だったから、
ではなくて。

なんかね、そのひと。
ある種のオーラを 漂わせていたんですよ。

「このひとのつくる料理、絶対に 美味しいぞ～」っていう！！(笑)


なにが どう、というのではないけれど、
なんか、全体の雰囲気から、そんなふうに 感じたんです。
ものすごく。

お豆腐を たくさん 買っている、ということは、
どこか 近くで、お店を やっているのかしら？

厳選された純米酒を置いていそうな、
シンプルだけれども だからこそ、という料理を 出しそうな、
いくつかのテーブル席とカウンターだけの、小さな お店。

カウンターの内側で 腕を振るう、大将？

きっとね、目配り気配りだけは 忘れないけれど、
おひとりさまだからって やたらと 話しかけたりはしないで
放っておいてくれる系。

話し相手をするよりも、料理に専念する系。

なんだか その姿が 目に浮かぶようです。


「あのぉ、なにか お店をやっていらっしゃるんですか？」

私は、思わず 彼に近寄り、声をかけ・・・そうになりました。


が、いくら 美味しいもののためとはいえ、
私だって、そこまで 無鉄砲ではありません。

それでも どうにも あきらめきれず、
横目だけで 彼を尾行していますと、あら？ なにかしら？
彼は、冷凍食品コーナーを 物色し始めました。

んんん・・・？
なんか 様子が 違うぞ？？


よく見ましたら、彼のそばには カートが 置いてあって、
カップ焼きそばやら、お菓子やらが、たくさん 入っています。

あれれ。
もしかして、このひと・・・

単なる、子だくさん家庭の、お父さん？


ああ、きっと、そうだ。
そうなんだ。

彼の放ち続ける ‘このひとのつくる料理は絶対美味しいぞ’オーラは
相変わらずでしたが、
一般人では、手の出しようがありません。

あ、いやいや、「手を出す」って、
そういう意味じゃなくて。（どういう意味だ？）

このひとのお料理を食べられるチャンスは消え去った、
という意味でございます。

私は、すごすごと、レジへと 向かいました。


でも、一世一代の勇気を ふりしぼって 声を掛けたりなんかしないで、
本当に、よかった。

相手が料理人でないならば、単なるナンパになっちゃうもん（恥）


私のオーラ視も、たいしたことないな。
（そもそも そんな能力、ないけどね。）

ある意味、幻覚・・・？
ただ おなかが空いていただけだったのでしょうね。


ありがとうございます。