カテゴリ:読書日記
死刑囚の最後の瞬間
選挙に行ったあと、弟と少しおしゃべりをした。 「選挙って義務でしょ?」 「選挙権っていうぐらいだから、権利だよ。義務じゃないよ。」 「え、だって、義務教育って、義務であり権利でしょう?」 ・・・よくわからなくなってきました。 「ねえ、政経の教科書ってまだ持ってる?」 「持ってない。」 ことわられちゃった。うーん。勉強部屋の本棚をさぐりました。世界史用語集なんかはまだ持ってるのにな。山川出版社、とてもお気に入りだったのだ。 大学のときの「日本国憲法」のテキストが出てきました。これでいいや、と日本国憲法読み返し。そうだ、そうだ、私たちは幸福を追求する権利を持っているんだっけ。ちょっと感動しました。莫迦ですみません。 ひるがえって寝室・枕元の「いつでも本棚」から眠りの前にカドカワの文庫本を取り出しました。「死刑囚の最後の瞬間」大塚公子。 人を殺したために、法のもと、殺された人のドキュメント。 死刑制度には反対。生かしておいたら、また殺すから踏み潰せって、そんな乱暴な。 だけど、ほんとに、また殺したら?殺されたら? 今は、人一人殺しても、死刑にならない。天秤はどうやって釣り合っているのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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