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萱葺きの屋根に咲く不思議なアイリスの花
5月の中頃、私は夫と二人でノルマンデイー地方・マレ・ヴェルニエ村を訪れた。 この村はセーヌ河が蛇行しながら大西洋に流れ込む河口の近くに位置する、ひっそりとした小さな村で人口も500人程度、周りにはりんごやリラ、藤の花や野花が咲き乱れなんともチャーミングな村であった。 ある日、新聞でこの辺り一帯に、萱葺きの屋根に咲くアイリスの家が散在していることを知った。特にマレ・ヴェルニエに多く見られるという。 私は我家の近くに植えられているアイリスの咲き具合を調べて5月中頃にいってみたがまだこちらは半咲きだった。今年はまだまだ寒くていろんなお花の咲き具合が遅れている。そういえばパリを飾るマロニエの白い花も2週間近く遅れて咲いた。 緑に囲まれた小さな村に沢山の萱葺きの家が残されている。ノルマンデイー独特な木組みの家である。ある、ある、あちこちに屋根に植えられたアイリスが見えてくる。 不思議だな!なぜ屋根の上にアイリスを植えるのだろう?何時頃から始まった習慣なんだろう?私はシャッターを押しながら首をかしげた。 丘の上に植えられたリンゴの木の下では乳牛であるホルシュタイン産やノルマン産の牛が寝そべり、のどかな田舎の風景をかもしだしていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.28 22:31:29
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