2005/06/26(日)02:07
カルサイト ブリュト・プルミエ NV ルイ・ロデレール 仏 シャンパーニュ
パンとフルーティなアロマ。泡の勢いはほどほど。余韻は、バターっぽく、クリーミー。
一口飲んで、たしかに、おいしい。けど、ヴィンテージの個性に欠ける。NVだから、当たり前といえば当たり前だけど、風味が、低い方に均されてる感じがして、物足りない。
特に、物足りなく思うのが、酸味。以前、モエのミレジム・ブラン96を飲んだとき、シャンパンとは、この強烈な酸味を堪能するものだ、と勝手に得心してしまった(もっとも、シャンパンに限らず、ワインって酸味を味わうものだと思ってる)。というより、あの素晴らしい酸味にガツンと魅せられて、シャンパンに萌えちゃったわけだけど・・・。で、このルイ・ロデにも、そういう酸味を期待していた。でも、・・・ちょっと当てがはずれた。
酸味は、穏やかで、雰囲気のいい酸味。それが、まったりクリーミーな雲に包まれて奥深くかすかにただよっていて、夏みかん系の苦みなんかも加わって、なかなかいいけど・・・・ね。
しかも、モエにはない、透明感。クリーミーだけど、透明感があって、なかなかいいはいいけど・・・。
なんか、不発弾。高揚させてくれるものもない。
おなじ透明な石は石でも、クリスタルに似てる、カルサイトって感じかな、これは。(2005/6/24)
※ 飲んだのは、2005/3/26
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