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上生的幻想

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2005/06/26
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カテゴリ:その他 赤
 
 ちょっと親戚の家におよばれ、ということで。ビールか泡盛か焼酎か日本酒か、ワインか、なににする?
 と聞かれて、当然ワイン。もらい物のワインが3本ほどあるので、勝手に選んで、ということで・・・・見せてもらうけど、どうも、見たことないラベルばかり。
 そのなかで、目にとまったのがこれ。ROVERT MONDAVIといえば、僕はほとんど、というかまったく飲まないが、カリフォルニアワインの大御所みたいな作り手だったような・・・。どうもこのワインは、そのモンダヴィとローズマウント・エステートというオーストラリアのワイナリーのコラボものらしい。しかも、品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン。実は、昨日、シャンパンを一本開けて、妙に赤が飲みたい、ボルドーのカベルネが飲みたい、シャスの2000でも開けようか、と思っていた矢先。あとの二本は、一本は日本の白、もう一本は南仏か何かのよう。っていうか、もう、このキララに決めて、ろくに確かめもしなかったってわけ。
 食事は、よかわの刺身、なすの煮浸し、カリカリじゃこがけ冷や奴、エビの天ぷら、ゆでずわい、ジャンボ(?)ナメコのオリーブオイル炒め、サラダ、赤飯、みつまめ・・・という、和風系。
 和食に赤・・・しかも、カベルネ。でも、まあ、新大陸のだから大丈夫、と、オーストラリアの赤なんて飲んだことないのに、結構余裕綽々。
 コルクは・・・合成樹脂。ちょっと、ひいちゃったけど、まあ、1850円くらいのワインなんだろう、と勝手に推測(調べてみると、楽天では、2050~2500円くらいだった)。
 さて、これが和食になかなか合う。
 色は、濃いというより、黒い。スパイシーでフルーティーなアロマ。スワリングすると、クリーミー、軽やかというより、軽い匂い。やや、アルコールっぽい刺激。なんと、14.2%。自然発酵のほとんど限界のアルコール度数。煮詰めたベリー系のジャム、白い花とまではいかないが、それに近い酸味系の匂い。
 風味は、軽い。厚いが、軽い。中盤から、匂いどおりの果実、いきいきとした酸味、フレッシュなブドウ、スパイスなどが口の中でふくらむ。
 印象的な、カカオの余韻。スパイス、果実味。
 これらの風味もさることながら、この素直さ。チリのように粗野でワイルドなところもない代わりに、ボルドーのような、どこか勿体ぶった感じや、気むずかしさもない。複雑なキャラクターが感じられない。この素直さが、和食によくあう。こういう素直さは、ボルドーにはできない芸当。ボルドーのような苦節もなく、チリのような過剰さもなく、何不自由なくすくすくと育ったブドウなんだろうね、きっと。すらりとしたスタイルで、平均的に育ちもよくて、悩みもなくて・・・そんな思春期のお子さまですか、これは。
 
 残ったワインをもらってきて、今度はいつものリーデルの若いボルドー用グラスで、また飲み直してるけど、まったく印象は同じ。
 素直に、おいしい。でも、買ってまでは・・・。
 あ、そういえば、以前、やっぱりもらい物で飲んだ(モデルハウスを見学にいったら、もらえた(^_^;)、マルキ・ド・シャス。それに似てる気がする。ただ、マルキ・ド・シャスはやっぱりフランス生まれ、こう素直じゃなかった。それなりに苦労しているせいだろう、どこか、ひと癖あったような・・・・^^
 
 「キララ」とは、むろん、キキ・ララではなく、アボリジニの言葉で「星」を意味するとか(日本語とアボリジニの言葉って、何か関係があるのかな? 「お星様、キラキラ・・・」)。
 ということはいいとして、ワインをプレゼントするとき、生まれ年のとか、いろいろあるけど、このワインは、この「キララ」という名前が縁で、プレゼントに選ばれた、ワインだったのでした。(2005/6/26)
 
 
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Last updated  2005/06/27 12:12:44 AM
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