明日の水戸戦で今年のベルマーレのシーズンは終了ですが、今年は特別な意味を持つ最終戦に。明日でいよいよJ1昇格(復帰)が決まるかもしれない試合に。1年前は、昇格の可能性は残しながらも、他力本願の状況でした。今年は自分達が勝てば昇格できる権利があるので、昨年より実現性は高い状況で最終戦を迎えることができました。振り返れば、中田ヒデがイタリアへ巣立った少し後にフジタが撤退を匂わせ(翌年正式に撤退)、存続の危機に。それに伴い、予算を半分に縮小せざるを得なくなり、レギュラーの大半を放出。結局市が中心に受け皿になり、チームは存続したのですが、年間4/30しか勝てず、J2降格。この瞬間は、浦和の駒場の出島で見届けましたが、うなだれて挨拶に来る選手達を見て、「顔上げろ!」コールで迎えましたが、切なさで一杯になりましたよ…(翌週、同じ場所で浦和が一緒に降格するとは思いませんでした)。この年は、神宮外苑で、ベルマーレサポーターが試合告知のビラを配っているのを、神宮球場に行くであろう黄色いはっぴを着た人達に破かれると
ころまで見てしまいましたし、元日本代表主将の「闘将」は、そんなベルマーレに対し、「金のないチームは落ちろ。」という酷いことまで言われました(ちなみにこの人は監督として2チームを降格させ、自身の古巣も今年、存続危機に)。降格してからはたくさんの選手、監督が入れ代わり立ち代わり出入りし、足元が定まらず、当然昇格争いにも絡めない、さらには後発チームにどんどんJ1昇格され追い抜かれ淋しいシーズンばかり。しかし、2007年シーズンから徐々に昇格の可能性が見えはじめてJ1が近くなり、そして今年。もうJ1が手の届くところまできました。いろんな事が思い出されました。大半はいいことではなく、苦労の連続でしたが、それらは明日の為にあったのか。いよいよ明日、新しい歴史を創ることができるか?
でも、ベルマーレは昔から勝負弱いチームなので、ずっこけないか、やはり心配なんですよね…。このへんは10年間で染み付いてしまったものでしょうけど。でも、明日開ける扉は、大きく重いものですが、それだけに、価値の大きなもの。しかも、その向こう側には、かつていたのですから。
全ては、明日12:30からの90分で、決まります。
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最終更新日
2009年12月04日 22時19分00秒
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