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これは今日の、とあるスポーツ紙の記事ですが、一部、プロが少なく、大半が社会人だから、というのは分かりますが、これ、なでしこの記者会見を例にとって、れいのようにJリーグをおとしめているだけですよ。 そもそも、どのスポーツでも、マスコミ側がそのスポーツに関して不勉強で、かつ質問が通り一遍、ワンパターンだから、答える方も、そうせざるを得ないわけでしょうし。しかも自分達で勝手な筋書きを作り、それに合わない選手は変人扱いしたり、叩いたり。できた記事は、ただ面白おかしくゴシップ的なものか、お涙ちょうだい的なものばかり。いまのなでしこ関係も、まさにそう。そして、ある時期からバッシングに変わるでしょうね。まして日本のマスコミは、男性社会の色が強いですから。
話は戻り、確かに彼女達は社会人も多いから、言葉がというのもわかりますが、これにかこつけてJリーグたたきをしているだけです。結びの言葉が、それを表しています。一部、マスコミ嫌いになるスポーツ選手もいますが、こういうのに嫌気がさしてしまうんでしょうね。 そして、スポーツメディアの大半の人が飯の種にしているプロ野球も、似たりよったりだと思います。いやむしろ、それがひな型になって他のスポーツにも、「応用」しているんでしょう。ただ、オールスターの時のダルビッシュのインタビューは、自分が何を考え、それによってなぜその変化球を投げたかを話してくれて面白かったですが、そのスポーツの魅力を引き出す、「なぜ?」「どうして?」。というファン、視聴者の疑問に答えてくれるTV、新聞は、ほとんどないのです。取り上げる方が勉強していないし、TVにはお笑いタレントが出てきて論評し(スポーツについて語りたかったら、お笑いタレントになれと言った方もいます)、元選手やスポーツライター、スポーツジャーナリストは隅に追いやられるだけ。Jリーグの選手のインタビューをこき下ろすよりも、そんな愛情もなく、とおりいっぺんで、ワンパターンな取り上げ方しかしようとしない自分たちのことを省みる方こそ、やるべきではないですか? 以下、引用です。 なでしこの凱旋(がいせん)会見が、Jリーガーの教材になる。W杯で優勝し帰国した直後に都内で開かれた記者会見で、優勝メンバー全21選手がそれぞれ、自分の言葉でしっかり自己主張。試合後一貫して「応援よろしくお願いします」と、特徴のないインタビューを繰り返すJリーガーには、これ以上ない手本だ。Jリーグは来季からの新人研修で、なでしこ会見ビデオを編集し、教材として採用することの検討に入った。 凱旋会見で、なでしこの面々がマイクを手に語った言葉は、ピッチ上以上に感動を与えた。GK山郷は「背番号1番、山郷のぞみです」としっかり自己アピールのあいさつをした後、ゆっくりと優勝の思いを語り、最年少FW岩渕は「私がここにいるのは、(自分が)生まれる前からの先輩の努力があったからです」と、それぞれが自分の思い、応援してくれた被災地の方々への感謝の気持ち、なでしこの現状をしっかり説明し、テレビの向こうのファンに語り掛けていた。 この会見は、日本中に感動を与えたのと同時に、J幹部の心にも染みた。Jリーグ佐々木一樹常務(59)は「日本女子の強さを感じた。なでしこはサッカー以外でも自分の仕事を持っていて、社会と触れる機会が多く、しっかり受け答えができている。それに比べてJリーガーは、プロとしてサッカーだけに集中できる環境ではあるが、情けないインタビューが多すぎる」と、Jの現状を嘆いた。 実際、試合後のヒーローインタビューで「頑張りますので、応援よろしくお願いします」と、どの会場にも特徴のないインタビューが繰り返される。佐々木常務は「なでしこからいいものは見習わないといけない。来年からの新人研修で帰国会見のビデオを流して、インタビューの受け方を教育することになると思う」と、教材として採用することを明かした。 今後、必要と判断した場合には、MF沢ら優勝メンバーを講師として招くことも検討する。マスコミ対応法の他にも世界一の帝王学も学べる、一石二鳥の効果が得られる。震災後、人気低迷のJリーグが、なでしこを見本に、人気回復を目指す。 以上ですが、ついでに、セルジオ越後氏が、「メディアはなでしこを骨までしゃぶりつくす気だ」 と。普段は「ちょっとな…。」と思うセルジオ氏ですが、これは激しく同意。気に入ったフレーズもありましたし。短期間であれやこれやとりあげるだけ取り上げて、建設的なことなどさらさら語らず、飽きたらポイ。その前にバッシングに転ずることも多いですよね。それを見事にずばりといいましたね、越後屋さんは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月30日 12時15分15秒
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