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テーマ:家を建てたい!(9923)
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例えば3タイプの床があるとする。木の床、ビニールの床、コンクリートの床。
どれも空調が効いていて、同じ温度です。 そこへそれぞれ寝転んでみる。 あなたはどれが気持ちよいと思いますか? 個人差はあるでしょうけど、僕は木がいいな。 コンクリートは体温が吸われる感じがするし、ビニールは汗かきそうだ。 そこへいくと木は汗を吸い、乾燥しているときには湿気を出してくれる。適度な柔らかさで感触も良い。 これは壁にも言えることです。 では木の壁がベスト?かも知れませんが、床壁天井に木材を使うと 狭く感じます。圧迫感と言ってもいいでしょう。 それに、少しは遊び心があってもいいですね。変化が欲しい。 もちろん全部が木だと結構な金額です そこで、塗り壁が登場するのですね。 最近では珪藻土が人気です。 珪藻と呼ばれる植物プランクトンの死骸の化石からできた土のこと。 顕微鏡で見ると無数の細かい孔が見えます。スポンジか軽石ににています。同じように吸水性があります。 吸水性がないということは結露などが起きやすく、そこにたまったホコリなどを栄養分にしてカビが発生します。 ビニールの床を想像してくださいね(^^ゞ 珪藻土は余分な水分を吸収してくれるので、カビやダニが発生しにくい性質を持っています。アレルギーやアトピーの方には安心できる素材です。 調湿性といいますが、余分な湿気を吸い、乾燥したときには吐き出してくれる性能があります。呼吸してくれるのは木材と同じですね。 また、吸着性というのもあります。説明しにくいけど、揮発性のガスなどを吸い込む性能があります。 ホルムアルデヒドなど、シックハウス症候群を押える役目をしてくれます。 実は珪藻土は七輪の原料でもあります。燃えません。 この点では木の壁より優れていますね。 火災が起きた時に死亡するのは、高温にやられる以前に、有毒ガスで逃げ遅れるのです。 ビニール系が燃える時のガスです。 珪藻土は燃えないので、有害なガスは出ません。新建材は…。言うまでもありませんね。(^^ゞ もともと土ですから、捨てても自然に帰るので環境にも優しい。 (コンクリートと混ぜてあるものもあるので注意) また、細かい気泡があるので断熱効果も高いです。モルタルの10倍くらいあります。 □□□ そして忘れがちなのが音です。 細かく仕切らないで、大きな空間を作ることが住宅の人気となっているのですが、音が反響することを忘れがちです。 固めのフローリングに、隙間なくクロスが貼られるの密閉空間です。そこに、外部からの音をシャットダウンさせるペアガラスの密閉性の良いサッシ。 じっとしていればシンと静まり返っていますが、家の内部で発生する音は逃げ場がなく反響するのです。1階のテレビ音が3階まで聞こえることはよくあります。 2×4工法は密閉性がいいのと、工法の特徴として音が伝わりやすいので注意が必要です。 ところがこの珪藻土を塗ると、細かな気泡がここでも役に立ってくれます。吸音性もあるんです。 □□□ 仕上げもしっとりと落ち着いた感じがGOOD!です。光をむやみに反射しないので、柔らかい空間ができます。 コテあとを付けると南欧風になり、若い人には人気がありますし、 藁を叩いて細かくしたものを混ぜ、ぴたっと塗ってもらうと障子に合います。 個人的には明るめの和風が好きです。 字数が足りなくなりそう…。 明日は気になる珪藻土にかかるコストのお話です。こんな最高の材料をいかにして安く押えるか!?フフフ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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