ご近所さんから栗を頂いた。
早速、栗ご飯を炊くことにした。
そこで早速、登場した物が『パール金属の便利小物 【栗くり坊主】 ソフトグリップ』
鬼皮と渋皮が一緒にきれいに剥けるし、グリップがソフトグリップになっているので、持ちやすく、滑りにくく、手に優しいということが嬉しい製品である。
欠点と言えば、使いやすくて栗の鬼皮と渋皮が簡単に剥けるので、ついつい、急ぎすぎて、手に傷を負いやすいことであろうか。
兎に角、使い始める時には、面倒なようでも毎回、使用方法をよく読みなおすことである。
そして、剥きやすいので、ゆっくり落ち着いて、手に傷を負わないようにすることである。
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栗といえば、子供の時に、毎朝、早く起きて近所の栗の木の下を歩きまわって、落ちている栗を拾って歩いたものだった。
あれっ!落ちてないな???と、思って辺りを見回すと、先客が拾って歩いた後だったりして、なかなか簡単には沢山は拾えないものだった。
当時は、よその栗の木であっても、落下した栗は、(子供であれば)誰が拾っても構わないことになっていた。
石を投げたり棒を振り回したりして、落として拾ってはいけない、という、不文律は必ず守らなければいけなかった。
守らなければ、泥棒であったのだ。
大風(台風を含めて強い風の事をそう呼んでいた。)が吹いた翌朝などは、空が白じんでかろうじて栗がみえるほどの早い時間に大きな袋を持って拾いに行ったものである。
拾った栗は、バケツのなかに、川原拾って来た湿った砂を入れてその中へ埋め込んで乾燥を防いで保存していた。
そして、ご飯を焚いた後の釜戸や風呂を焚いたあとの熱い灰の中に埋め込んで、。
焼き栗にして、よく食べたものであった。
こうして、所謂オヤツは、殆どタダで手に入れて喰っていたのであった。
今の時代は、せちがらくなって、なにかと、煩わしい事が多くなってしまっている事が、子供たちが気の毒に思える。
ま、あまり余計な心配をしなくても、今の子供たちは、今の時代に合わせて結構、それなりに楽しんでいることだろう・・・と考えてみると、そう心配することもなくなって、心が軽くなる。
そういえば、こうやって朝早く近所の家の栗の木の下で拾わなくても、ご近所さんから栗を頂くことが今の時代の栗拾いなのだ、と思うと、思わず微笑んでしまいそうである。
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ビタミン
カロテン:E:K:B1:B2:ナイアシン:B6:葉酸:パントテン酸:C
37μg; 0.3mg ;1μg; 0.21mg; 0.07mg; 1.0mg; 0.27mg ;74μg; 1.04mg ;33mg
無機質
ナトリウム:カリウム:カルシウム;マグネシウム:リン:鉄
1mg; 420mg; 23mg; 40mg; 70mg; 0.8mg
五訂日本食品標準成分表より