ICDとは
ICDとは、植込み型心臓除細動器を意味し、正常より早い脈拍(頻脈)を治療する医療機器です。ペースメーカと同様に小さな金属製のケースに電気回路と電池が内蔵されたICD本体と、そのICD本体から送り出す電気刺激を心臓に伝えるリードと呼ばれる導線から構成されています。頻脈治療にはエネルギーの大きい電気ショックパルスが用いられます。
概要
ICDは突然心臓が、異常に早く拍動し血液を送るポンプとしての役割を十分に果たせなくなったときにその以上拍動を止め、心臓に正常な拍動を取り戻す働きをします。また、脈が遅くなった(徐脈)にはペースメーカと同様の働きをします。
適応
【ICDが必要な疾患】
不整脈の中には脈の遅くなるもの(徐脈)、早くなるものなどがありますが、ICDが必要となるものは、頻脈でも非常に重篤なものに限られます。
こういった不整脈ではめまいやふらつき、失神発作、ひいては心臓突然死を引き起こすこともあります。具体的には心室頻拍や心室細動が適応になります。
禁否
担当の医師の方にお尋ねになって下さい。
詳細は、JADIA一般社団法人日本不整脈デバイス工業会
https://www.jadia.or.jp/citizens/pacemaker.html
に詳しく書かれています。
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Last updated
2021.04.07 16:16:11
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