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最近の本を読むと、「ポジティブシンキングや
プラス思考だけじゃうまく行かない」といった 反プラス思考的記述がよく目に付きます。 でも、ポジティブシンキングとかプラス思考って どのようにしたらいいのかわからない人のほうが 多いから、そう感じるのかもしれません。 昨日日本メンタルヘルス協会の講座を受けてきました。 その中で、論理療法というものを紹介してくれました。 これはアルバート・エリスという人が開発した心理療法なのですが、 ABC理論とも呼ばれています。 Aは「Activating Event」 Bは「Belief」 Cは「consequence」 の頭文字です。 簡単にいうと、 A(事実)B(受け止め方・思い込み・固定観念)C(感情) 物事が感情を直接影響するのではなくて、 その間の「受け止め方、思い込み、固定観念」が感情に影響を及ぼすと言うものです。 そして僕がもっとすごいなって思ったのは、 「真のプラス思考というものは、マイナスの面もちゃんと認めつつ、 客観的にプラスの面をチョイスすること」 だから、ただの楽天主義とは全く異なるのです! 理屈はわかった・・・、でやり方は? もし何かに悩んでいるときに、まず自分に問いかけることは、 「これは事実か?推測か?」と検証します。 具体的な例を出すと、 ・パソコンが壊れてショック・・・どうしよう。絶望だ~。 これを論理療法で解釈すると、 (マイナスの受け止め方) ・今までのデータが消えちゃった・・・ ・20万円もしたのに、また買わなくちゃならない ・すぐにインターネットに接続できない そしてへこみます。 人間はマイナス思考があったから、今まで進化してこれたので(一種の防衛反応)、 マイナスに考えて当然です。 しかしあえて「固定観念」を打ち破ると、 まず「事実」と「推測」を客観的に見ます。 ・「絶望」と言うのは事実か推測か?パソコンが壊れたことは事実だが、絶望は推測だろう。 その後・・・ (プラスの受け止め方) ・WINDOWSの新しいOSが近々出るらしいので、買い替えの時期だったのかも。 ・今度は5万円で買える方法を考えよう。 ・必要なデータはきっとすぐまた得られる。今までいらないデータまでもいっぱいあったし、 過去のいらないデータは忘れよう。 (人それぞれもっといいアイデアがあると思います) このように、自分の身に起こった「事実」だけに対してプラスの受け止め方を客観的に 作っていきます。その上で、どちらをチョイスするかは本人の自由。 悩みの多い人は、「とらわれ」や「固定観念」が多いのですが、 その「固定観念」に囚われていることにも気づいていません、僕のように(笑) 価値観と固定観念は違います。男は働くべきだ・・・価値観です。 宗教同士仲良くすべきだ・・・価値観です。 ネットのモラルは守るべきだ・・・価値観です。 固定観念は自分で気づけないものです。 だから、悩んだときが固定観念をはずすチャンスだと思って、 どんどん「プラス思考」をくっつけてみてはどうでしょうか。 きっと柔らかい頭になると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.25 00:06:13
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