テーマ:道徳。(180)
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誰もまだ自殺者自身の心理をありのままに書いたものはない……
僕は君に送る最後の手紙の中に、はっきりこの心理を伝えたいと思っている。 (中略) 君は新聞の三面記事などに生活難とか、病苦とか、或は又精神的苦痛とか、 いろいろの自殺の動機を発見するであろう。 しかし僕の経験によれば、それは動機の全部ではない。 のみならず大抵は動機に至る道程を示しているだけである。 (中略) 少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。 何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である。 ぼんやりかぁ。 あまりにも早く回るものは実にゆっくりと見える。 夫人の最期にかけた、よかったですねの一言は、 瞬間的にその回転に巻き込まれる程生々しい。 身につまされるが故、解らないのではなく、 解りたくないと拒否反応が俺には芽生えてしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.04.17 14:26:09
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