カテゴリ:良き時代の?救急関係
いつも星の数ほどある、ブログからお選び、ご訪問頂きありがとうございます。おはようございます。今回は本当にあった、T司令の感動・流涙したお話です。
消防職員は誰でも?一度は救急現場を経験します。住民の命の最前線に接することは、非常に大切なことだと思います。T司令も昔、救急隊長として、幾多の生命を救ったでしょうか。その中に、やはり忘れられない出来事はあるようですが、時間と共に記憶は遠のいて行きます。 ある高校生が、職場体験授業で5日間体験入所しました。消防は、厳しい所なので希望者は少ないのです(今年は1人ですが…)が、みなさん真面目に、日課をこなして行きました。 最後のお別れの時に、一人の少年がT司令に向かって、恥ずかしそうに「私を覚えていますか?」って、聞いてきました。もしかして、隠し子か?冗談を言っている場合じゃあ、ありませんね。 「実は、赤ちゃんだった時に、アメ玉を喉に詰め仮死状態だったところを、貴方に助けられたと、両親から聞かされていたので、お礼を言いたかったのです。」って涙ながらに…。 それを聞いたT司令は、記憶が蘇って来たのか、涙を流し、抱擁まではしませんでしたが、握手して「よかった、よかった。」と感慨にふけっていました。我々も何か、熱くなるものを感じました。しばらくは、この美談で所内の活力が戻って来ました。 いいですね、人助けが出来ると言う事は…。今もご丁寧な方は「お陰様で良くなりました。」と言うお礼を頂きます。いつも仕事ですから、って言っていますが、それは事務的で失礼な言い方なのだと感じました。 救命講習の普及やAEDの普及などにより、みなさんもこんな人助けが、出来るかもしれませんよ。現在の救急は、患者さんの生命はもとより、完全な社会復帰を目指し、現場に臨んでいますが、患者さんのすぐ近くにいる人の協力なくしては、救命さえ出来ません。 今後とも、救急・消防に対しての一層のご協力・ご理解を頂きたいと思います。ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月18日 04時53分43秒
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