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カテゴリ:危険物取扱者
乙種2類も、危険物の種類が比較的少ないので、受験しやすい資格だと思います。
それでは、一緒に勉強していきましょう! 『乙種2類の重要ポイント』 【性質】 ・ほとんどが比重1以上で、着火しやすい可燃性固体である。 ・有毒ガスを発生するものが多い。 ・微細状の物は、粉塵爆発を起こす恐れがある。 【火災予防】 ・酸化剤との接触は厳禁。 ・加熱・火気、湿気は避ける。 ・金属粉とマグネシウムは、水・酸との接触を避ける。(自然発火、可燃性ガス発生) 【消火方法】 ・水・泡・砂で消火する。 ・金属粉とマグネシウムは砂がベスト。 ・自然発火する黄リンは水がベスト。 乙種2類で重要なのは、比較的低温で着火しやすいこと(酸化剤との接触厳禁)、空気中で 自然発火もしくは水と作用し発火するものがある、有毒ガスを発生するという3点です。 それらを踏まえて、それぞれの危険物の性質を覚えていきます。 【3硫化リン】 黄色結晶 硫化リンの中で1番軽い 水に溶ける 100℃で自然発火 砂で消火 【5硫化リン】 淡黄色結晶 水、2硫化炭素に溶ける 水で有毒な2硫化水素を発生 砂で消火 【7硫化リン】 淡黄色結晶 水、2硫化炭素に溶ける 水で有毒な2硫化水素を発生 砂で消火 【赤リン】 赤褐色粉末 水、2硫化炭素に溶けない 粉塵爆発する 水で消火 【硫黄】 黄色固体 2硫化炭素に溶ける 207℃で発火 有毒ガス 静電気 水・砂で消火 【鉄粉】 灰白色粉末 比重7.8 酸で水素を発生 油のしみた切屑、水で自然発火 砂で消火 【アルミニウム粉】 銀白色粉末 比重2.7 酸で水素を発生 水で自然発火 砂で消火 【亜鉛粉】 青白色粉末 比重7.1 水で自然発火 砂で消火 【マグネシウム】 銀色固体 比重1.7(金属で一番軽い) 酸で水素 水で発火 砂で消火 【引火性固体】 ・固形アルコール 乳白色 40℃未満で可燃性蒸気を発生 窒息消火(泡、二酸化炭素、粉末) ・ラッカーパテ ペースト状 常温以下で引火性蒸気を発生 窒息消火 ・ゴムのり のり状 常温以下で引火性蒸気を発生 吸入するとめまい・貧血 窒息消火 低温で着火、自然発火しやすく、水でも発火するものもあり、危険物によって消火方法が 違うと覚えるといいと思います。 次回は、乙種3類のポイントを紹介したいと思います。 では。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.15 06:53:55
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