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テーマ:ニュース(99628)
カテゴリ:つれづれ
東南アジアで発生した津波について何度も日記を書こうとしましたが、書きかけては消してきました。日記で触れるには重過ぎる、またどのように表現しても偽善というか、被害者に対してできることが少なすぎるという事から逃避していました。今回もどこまで思い切って書くことができるかはわかりませんが・・・
災害時の援助には緊急時の援助、例えば生き埋めになっている人を救うことと長期的な援助、例えば募金やボランティアに参加し食料や安全な物資の供給をすることです。 私たちができる援助は距離がある国ですから、そのほとんどが後者、特に募金にかたよります。また後者の援助が前者以上に重要である、多くの人を助けられる事は明白です。できるかぎりの募金はすべきだという考えに疑いはありません。ただ今回は募金という方法がどこまで有効なのでしょうか。被害者は神戸のときの20倍にもふくらみ、家屋の損傷が大きく、最大の問題はエリアが広すぎます。ここは募金では効果が薄く、政府の助けを借りるしか方法は無いと考えます。 イラクにも困っている人がたくさんいる事は知っています。しかし政治的な意味合いが強く、自衛隊員にも危険が伴います。また国内でもイラク派遣に反対している人がおり、報われない仕事です。この自衛隊員を全員被害地に移動させることはできないのでしょうか。一時的でもかまわないと思いますし、津波の状況を知っているイラクの人も判ってくれるはずです。地震や津波の知識を持つ日本の自衛隊は、戦争のプロフェッショナルであるアメリカなどの軍隊より大活躍できるはずです。このような話題が何故日本で盛り上がらないのか不思議です。 いくつか気になるニュースもありました。津波の写真を販売している地元の人に「不謹慎である」との意見を述べたニュースを見ました。もちろん不謹慎ですが、生きていくための精一杯の努力をしている人たちに、何もしていない、高々わずかな募金活動をしただけの私たちがそんな意見を述べていいのでしょうか。私は反対とも賛成とも言いたくないし、そんなことを発言する権利も無いでしょう。 もう一つ、科学的な見地から。今回の地震で地球の自転速度が計測できないほどではありますが早くなったそうです。スケートのスピンを例に上げ説明していたニュースはわかりやすいもので、今回の地震の大きさを実感させてくれるニュースです。 最後に、忘れてはいけないこととして、地震はどこにでも起こるということです。私も地震は環太平洋でしか発生しないと思っていました。地震のない国は建築物の構造が自由で、防波堤の無い海岸線が美しく羨ましいと思ったものです。しかし今回の津波はそんな場所から多くの人の命を奪っていきました。もちろん確立は低いのでしょうが、海外に出かけたときに少なくとも危険を知らせるアナウンスは理解したいものです。津波の場合は情報さえ手に入れば、かなりの確立で逃げることができるのですから。 長くなったついでに、今回初めてTidal Wave と Tsunamiの違いを理解しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 11, 2005 09:28:07 PM
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