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カテゴリ:京都
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出張に行っていて日記を書く時間が無く、在庫(書き溜め分)が減ってきました。久しぶりのピンチです。 猿沢の池を後にして、いよいよ本丸東大寺に向かいます。ここからは少し距離があります。興福寺ではまばらだった修学旅行生や遠足の子供たちも、東大寺の南大門に近づくと急に湧いてきます(バス停が近いからですが)。東大寺、つまり「奈良の大仏さん」がいかに有名人かわかります。 専門家の方に聞くと全く違った意見でしょうが、素人の歴史好きにしてみれば日本の仏教には大きな局面が2回あるように感じます。 一回目が奈良時代。純粋な仏教として経済性を無視した信仰の時代。また貴族のための宗教的な要素を強く感じます。 二回目が時期は明確でないのですが、戦国時代を前後した民衆のための仏教になった時代。しかしここで仏教は新興宗教となり、タイなどに残る純粋な仏教とは異なり「お布施」という商業化した、いや失礼、日本の文化に合わせた仏教に生まれ変わりました。 江戸末期から明治初期のばたばたは政治的な面が強く、上記の2回に比べればたいした事はありません。 一回目の仏教はとにかく金がかかっています。特に仏像、彫像に力が入っています。いわゆる仏陀と神々を具象化しようとした時代です。その代表格は日本では誰もが知る奈良の大仏。 大仏に行く前に、南大門にある阿吽の像を見落とさないでください。門の中に埋め込む形で設置されており金網に覆われているので門をくぐらない限り見つけることができません。特に南大門を迂回してしまう人は気が着きませんので注意が必要です。少々上り下りが面倒かもしれませんが、そこは我慢して南大門をくぐってください。 この阿形、吽形の像、小学生のような感想で申し訳ないのですが「でかい」。「鼻の彫がまったりとしていて、そこはかとなく美麗」など芸術家のような感想を述べたいところですが、そんなことを思う余裕は無く「何でこんなにでかい彫刻を?」と腕組みして悩んでしまいます。考え込むのが好きなんです。 ここで薀蓄(うんちく)を述べたいところですが全くわかりません。何でこんなに大きくしたのでしょうか。 しかしこんな貴重な彫刻なのに金網張りは見えづらい。痛みが激しいような気もします。せめてガラス張りにしてもらえないですかね。 南大門 お出かけお勧め度 子供連れ ★★★★★ カップル ★★★★☆ 歴史好き ★★★★★ でかいというのはわかりやすくてよいですね。料金も無料ですし、公園に出かけたついでに見ておくのもいいでしょう。カップルの場合、ここで「阿吽」について能書きをたれる男性をたくさん見かけましたが、そんなことは誰でも知っているので語らないほうがいいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 10, 2005 01:09:24 PM
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