自分で書いておいておかしいのですが、レトロとはretrospectiveの略で懐古主義、懐古趣味のことを指します。つまりレトロを「古い」という言葉に置き換えモダンをつけて「古い製品を現代へ」という言い方はおかしいのです。この場合はレトロだけでいいのですが、タイトルとして短いのでレトロモダンという表現にしました。ちなみにレトロをretrofitの略とよく間違えますが(私が)、それは古い装置の改造を意味します。
京都は今でこそ古きよき町の印象がありますが、かつては日本連合国の首長国、かつ首都であり最も新しいものを取り入れてきた街です。中国からの文化が色濃く残っているのは、当時の中国という最新鋭の技術大国から技術を積極的に取り込んできたからに過ぎません。
残念ながら京都は東の京都(東京都)に主役を渡してしまい、歴史を資産とした観光都市として復活しました。それだけに古いものを捨てることは出来ません。それでも新しいものを取り入れたいという気持ちに変わりなく、古いものに新しい味を添えるという抵抗を感じることが出来ます。それを勝手に私がレトロモダンといっているわけです。
しかし実は必ずしも正しくない、京都は懐古主義ではないのです。つまりレトロという表現は正しくありません。最後まで変な英語教室のようになってしまいました(笑)