リニアモーターカーといってレトロな印象を持つのは私だけでしょうか。私が子供のころの夢の列車ですが、40年以上たってもいまだに夢の列車の立場から変化はなく、今の子供たちの知名度は低いかもしれません。新幹線が十分に早くなった今、私も今のリニアモーターカーのテスト車種についてはほとんど知らず、どちらかというと昔のテスト車両の印象が強いです。
私が生きている間に実現するかどうかわからない経済性には思い切り疑問を感じる列車、リニアモーターカー。そのリニアモーターカーと同じ時期に誕生し、そしてすでに引退したのが夢の超特急が0系新幹線です。蒸気機関車と並走していたのですから、いかに当時技術の粋を集めて作られた列車かわかります。
その設計の良さは驚くほどで、平成の後半まで生き延びてきたわけです。500系がすでに引退しようとしているのに、0系はつい先日まで走っていたのですからその存在の凄さがわかりますね。子供の頃に乗ってみたかった新幹線は今では私にとっては仕事の道具の一つになってしまいました…JR嫌いの私は飛行機派ですが。
0系、さすがに先日まで走っていたので懐かしさはあまり感じません。リニアモーターカーの方が懐かしく感じます。個人的意見ですが、新幹線を開発したのが英断ならば、リニアモーターカーの開発をやめるもの英断だと感じています。